『お薦めの1冊「最弱球団 高橋ユニオンズ青春記 長谷川晶一著 彩図社刊」』ヒーリングタイムさんの日記

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ヒーリングタイムの外食日記

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ヒーリングタイム (70代以上・男性・東京都) 認証済

日記詳細

貴方はプロ野球に興味がありますか。

私はON全盛時から江川の引退まで興味があった。現在は、全く興味なし。巨人のレギュラー選手や12球団の監督も知らない。そんな私でも「高橋ユニオンズ」の名前は知っていた。

もっとも私が生まれた1954年から3年間で消滅した個人経営の弱小球団なのでリアルタイムでは知らない。

私の子供の頃、テレビの野球解説者は現役時代、実績のある者でないと、なかなかなれなかった。

そんな中で佐々木信也という若い解説者は年配の解説者になれなれしい口調で話しかけたりしていたのを覚えている。

彼が1970年代から80年代野球のみならず司会者として一世を風靡した佐々木信也氏だ。

彼は、今話題の東大の宮台の母校、神奈川県湘南高校時代夏の甲子園で全国制覇。

慶大時代主将として活躍。高橋ユニオンズで1年目から2塁手として大活躍、オールスター戦やベストナイン2塁手になっている。しかし、1年間で57年ユニオンズが解散。

彼は大映に移り都合4年間でプロ野球生活を終了。プロでの現役時代、大選手でなくても解説者、司会者で大成できる手本となった。

他には伝説の300勝投手ヴィクトル・スタルヒンの2名が高橋ユニオンズでの有名どころか。初代監督の浜崎真二は国鉄の監督だった頃を記憶している。

彼らが織りなす戦後、プロ野球黎明期の古き良き時代、勝率3割強で史上最弱球団と言われた個人経営の素敵な球団を描いたプロ野球青春物語。是非、ご一読されたし。
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