ヒーリングタイムさんのマイ★ベストレストラン 2010

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ヒーリングタイムの外食日記

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ヒーリングタイム (70代以上・男性・東京都) 認証済

マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

コメント

今年も、振り返ってみると色々なお店を一人で食べ歩きました。
基本的に、味オンチな私なので、味だけのランキングでは、ありません。
歴史的建造物を利用していたりするお店には、興味が強く、惹かれる傾向があるようです。
料理の味は、どこも、美味しい。
私にとって、食べ歩きとは、ありきたりの日常から夢の世界へ誘ってくれる事です。
数奇な歴史に彩られた建物に纏わるロマン。その中で、美味しく非日常の世界に連れて行ってくれる料理。
それを提供してくださるお店に惹かれます。
私が、レストランに求めるのは、非日常性。
そういった意味で、ホテル内のレストランでありながら、一歩足を踏み入れると、クラッシックな夢の世界に連れて行ってくれる「トゥールダルジャン」は、時代遅れと言われようと、好きなお店なのです。
一人での食べ歩きを受け入れてくれるお店が、もっと増える事を希望します。
一人で食事をして楽しいかと、よく尋ねられます。
楽しいです。
一人で、色々な想像や妄想に耽って非日常の世界に遊ぶ。
楽しいです。
今年4月18日から「食ベログ」を始めました。1年目。
これからも、よろしく、お付き合いをお願いしたいと思います。

マイ★ベストレストラン

1位

トゥールダルジャン 東京 (赤坂見附、麹町、四ツ谷 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥15,000~¥19,999

2010/01訪問 2011/01/31

日本一の非日常性レストラン

一人で、ランチをグランメゾン・フレンチ「トゥールダルジャン」でいただいた。
赤坂「ホテルニューオオタニ」の「ザ・メイン」ロビー階にある。こちらは、ディナー中心で、ランチは、月に2日間しかやっていない。たまたま、休日が、当たったので、3年振りにお邪魔した。
こちらのダイニングは、ゴージャスで、好きだ。昼より、夜の方が、もっと、素敵だろう。
メニューは、アミューズ、前菜、魚、肉料理、サラダ、デザート、飲み物と小菓子。これで、16000円。前回は、ランチしか出していない、グラスワインをいただいたが、今回は、おとなしく、ミネラルウォーター800円也で、我慢。
お客様は、23名。一人客は、私と、男性がもう一人。
前菜は「冬トリュフのブーダン・ブラン、白いヴェールの誘惑」。最初から、濃厚なクラシックな味で、堪能。確かに「非日常感は、日本一」の名に恥じない素敵なお店。
店内のサービス係の方は、大勢いらっしゃる。どの方も、きびきびしていて、それでいて、フレンドリーで気持ちがよい。まるで、ダンスを踊るかのように動かれ、店内の装飾と共に、非日常の世界に導かれ、楽しい。
魚料理は「天然クジのロースト、京人参のムースリーヌと冬の菜園」そして、肉料理は、「幼鴨と黒スグリの饗宴、美食に捧げるブーケと共に」。前菜と肉料理は、2種類から選べるが、肉料理は、やはり「トゥールダルジャン」なので、鴨料理を選んだ。魚料理の「クジ」が、とても、美味しかった。勿論、鴨料理も甘口のソースで、美味しかった。
食べ歩きをするのは、ストレス発散と現実逃避の面がある私にとっては、この非日常感は、嬉しい。今回も、食事中、一人で、妙に楽しかった。
メインの後は、「新芽を摘んだ季節のサラダ」そしてデザート「アーモンドシロップに包まれたショコラの微笑み、香り燃え立つグリオットのジュレ添え」。デザートも2種類から選べる。最後は、飲み物と小菓子。オプションで、チーズも選べるが、今回は、パス。
今回のランチのテーマは「テロワール・ドゥ・フランス」。「ザガットサーベイ」にも「まさに贅沢の極み」と書かれているが、おっしゃるとおり。
こちらのお店は、ホテル・ニューオータニ「ザ・メイン」ロビー階にあるのだが、入り口から有名人のサインが飾ってある暗い廊下を通っていくと、お出迎えの方が、待っている。
その先の「エントランスホール」には、絵画や調度品が、飾られ、隣接する「バールーム」には、肖像画が、掛けられている。さらに壁面に様々な食器などが飾られている回廊を進むと「ダイニングルーム」。
個室は、「エントランスホール」に隣接している。残念ながら、「ダイニングルーム」は、撮影禁止なので、写真は、撮れなかった。確か、店内の造りは、こんな感じだったと思う。なんといっても、内装も含め雰囲気が最高。出来れば、何度でも、行きたいレストランだ。


  • アミューズ・ブーシェ
  • 冬トリュフのブーダン・ブラン、白いヴェールの誘惑
  • 幼鴨と黒スグリの饗宴、美食に捧げるブーケと共に

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2位

レ セゾン (日比谷、内幸町、有楽町 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2010/01訪問 2010/04/26

名門ホテルのメインダイニング

ランチを日比谷のフレンチ「レ・セゾン」でいただいた。帝国ホテル本館、中2階にあるメインダイニング。
以前、友人から、非常に良いレストランだと紹介され、一度、行ってみたかった。事前にインターネットで予約。おかげで、10%割引の特典付き。もともとが、それなりのお値段なので、10%引きも、ばかにならない。
12時に行ってみると、店内は、お客様が1組ほど。それが、食事を終わる頃には、ほぼ満席。さすがだ。
6800円のコースからあるが、8000円のコースをいただいた。アミューズ、前菜、魚、肉、デザート、小菓子、飲み物などのコース。勿論、アラカルトも頼める。飲み物は、「エビアン」1050円。お昼から、お酒を飲んじゃいけません。
ダイニングルームに行く前にトイレへ。紳士用のドアノブの留め金が外れていた。ちょっと、がっかり。しかし、帰るときに、もう一度、利用したら、ちゃんと、直されていた。さすがだ。
お食事の前に、フランス人シェフのティエリー・ヴォワザン氏が、ご挨拶の来られた。見ていると、各席、お客様が来られると、必ず、ご挨拶に来られた。こういったサービスは、嬉しい。
まず、胡麻に刺さったチップスが出てきた。「インカの目覚めチップス」とか仰られていた。続いて、「アミューズブーシェ」。さすがに上品な味で、美味しい。
前菜は「 鶏肉とたらばがにのバロティーヌ ほんのりエピスをきかせたビーツのジュレ、ハーブのヴィネグレットとトリュフオイル」、魚料理が「天然帆立貝のドレ、 生姜風味のクルート、大葉のクリーム、 コンソメコンディマンテと共に 」。いずれも、2種類から選べる。
それにしても、フレンチの料理の名前は、覚えられない。勿論、美味しかった。味は、比較的、あっさりしている。帆立貝のボリュームが素敵だ。
パンは、「ゴマ入りパン」。お客様が増えても大勢のスタッフが、手際良く動くのには、感心した。
肉料理も2種類から選べる。私は「厚切りロニョンのソテブール・ヴィニュロンヌで小さなフォワ・グラのフランとシェリー酒のジュほうれん草を添えて」を選択。どの料理も、美味しかったが、今回、この肉料理が、一番、印象に残っている。
2つ目のパンは、「川海苔を練りこんだパン」。こちらのシェフ、ティエリー・ヴォワザン氏は、最初とお食事が終わる頃の2回、ご挨拶にいらした。まめに各テーブルをご挨拶に回っていらした。こういったサービスも嬉しい。
彼は、10年程前にフランスの有名レストラン「レ・クレイエール(ボワイエ)」でシェフを務めていたとき、ミシュランの3ツ星を2ツ星に落とした方だが、人柄の良さそうな方だ。「レ・セゾン」は、現在、ミシュランの1ッ星。まあ、あまりそんな事に拘る事はなく、十分に美味しく、満足。
「トゥールダルジャン」ほどの仰々しさはないが、やはり、そつがない、もてなしぶりだった。入り口から向かって左側にウェイティングルームが有り、その先にダイニングルームがある。
入り口の右手には、「シガールーム」がある。
デザートは、「コーヒーの温かいタルト、チョコレート 、 クリーミーなキャラメル 」を選択、こちらも3種類のデザートかチーズから選べる。デザートの前に小菓子が来た。共に濃厚な味で楽しめた。
楽しく、素敵なランチをいただけた。感謝。


  • 入り口
  • ダイニングルーム
  • インカの目覚めチップス

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3位

つきじ治作 (築地、勝どき、月島 / 日本料理、水炊き、すき焼き)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2010/03訪問 2010/04/25

築地一の老舗料亭

築地の老舗料亭「つきじ治作」のランチに初めてお邪魔した。こちらは、ランチは、土日祝日以外、やっていないし、名物の水炊き会席は、12600円から。普通の会席も10500円。
それが、「東京水辺ライン」の企画で、隅田川クルージングと、お琴演奏を加えて11000円。お得感たっぷり。早速、申し込んで、行った。
「つきじ治作」は、創業、昭和6年。前身の岩崎弥太郎邸が、建てられたのが明治32年。まさに、老舗だ。蔦の絡まった立派な巨木の門を入ると、玄関の前には、名物の「吃驚土瓶(びっくりどびん)」。初めは、入り口脇の大きな方が、それかと思ったが、もう一つの入り口に対面する側の物が「吃驚土瓶(びっくりどびん)」だそうだ。まさ吃驚。
こちらは、なんといっても「水たき」が名物。今回は、東京水辺ラインの企画で、クルージングとお琴演奏付きで、11000円。通常の「水たきランチ」は、12600円。共に内容は、前菜、造里、焼物、水たき、雑炊、香の物、水菓子の7品。
勿論、内容は、若干、変わるのは、やむを得ないが、なかなか一人では、行きにくいので、ありがたいツアーだ。
今回は、当初、畳のお部屋で、お膳のお料理とのことだったが、疲れるだろうとのことで、テーブル席に変更。2階の隅田川を見下ろせる「つき」の間になった。隅田川を見下ろせるのは、この部屋だけとか。日本料理は、見た目が、鮮やか。造里は、「桜鯛筍巻、本鮪細造里」、焼物は「鰆豆腐巻織焼」。どれも、美味しいが、お刺身が、特に美味しかった。飲み物は、別料金で、500円のミネラルウォーターから、1450円の冷酒まで。グラスワイン、ビールは、いずれも、1200円。外観は、雰囲気のある昔ながらの木造建築だが、内部は、ほとんど、手を入れてあり、昔のままなのは、1階の応接間だけらしい。ここも、後ほど、見せていただけた。こちらで、結婚式をされる方との打ち合わせの時に、使われているそうだ。
焼物の後は、いよいよ名物「鶏水炊き」。岡山県の桃太郎地鶏を使った、こちらの代表的料理。
4人ぐらいで、1つの鍋をつつくのかと思ったが、そこは、割安メニュー。隅の方で、お姉さん方が、3つの鍋で水炊きを作り、お皿に盛って出してくださる。約30人で、3つの鍋なので、1つの鍋で10人分か。水炊きのスープは、その後、別の器でいただいた。そして、その後、水たきの雑炊を香の物といただく。雑炊は、お代り自由。私も、しっかり、お代わりをいただいた。正直、生姜入りポンズで、いただいた鶏肉は、さほど、美味しいとは、思わなかったが、スープと雑炊は、上品な味で美味しかった。さすがに老舗。
姉妹店の「銀座治作」は、以前、夜、ご招待で、1回行った事がある。そちらとは、違って、こちらは木造建築に素敵なお庭のレトロな造り。
食後、林副支配人のご案内で、館内巡り。百畳の大宴会場を拝見。こちらの床の間は、百日紅の百年の古木で作られているという見事な物。さすがに老舗。
築地の料亭「つきじ治作」は、昭和6年創業だから、今年で79年。
もともと三菱の岩崎弥太郎が明治32年に建てた邸宅を手に入れ、使っている。とはいっても、外観は、レトロな木造のままだが、内部は、だいぶ手を入れているとの事。館内は、百日紅の古木の大黒柱がある、百畳の大広間を初め、色々と素敵なお部屋や調度品がある。又、広い池を中心としたお庭も素敵だ。
昔の岩崎邸のまま残っているのが、1階お帳場裏の応接間。ここは、こちらで結婚式をあげる方との打ち合わせに使われているそうだ。現在は、使われていない暖炉や窓などは、当時のままだそうで、現在は、なかなか造れない。こういった施設も、ガイドさんが、副支配人の方に交渉して、拝見する事が出来た。こちらから、積極的に交渉しないと、なかなか拝見する事は、出来ない。そういった意味でも、こういったツアーを利用する価値がある。


  • 川からの外観
  • 門
  • 門

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4位

シェ松尾・松濤レストラン (神泉、駒場東大前、渋谷 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2010/01訪問 2010/04/26

松濤の老舗1軒屋フレンチ

「シェ・松尾」は、以前、青山サロンで一人ランチをした事があるが、本店のこちらは、初めて。前に一度、ふらっと、お昼時、この辺りを散策した時に、訪れてみたが、結婚披露宴で、貸切だとかで、駄目だった。今回は、52名参加のランチ。
3室を使い、貸切で行なわれた。私は、16席の「ガーデンアネックス」でいただいた。
前菜、スープ、魚、肉料理、デザート、珈琲と小菓子、間にお口直しのシャーベットが入り、飲み物1杯サービス付き。私は、白のグラスワインをいただいた。これで、12500円。
こちらは、オープンして30年。皇太子ご夫妻のご利用が、有名で、館内にもお写真が、飾られていた。私の席の「ガーデンアネックス」は、以前、藤棚だったところに20年以上前に増築したお部屋だそうだ。
シェフのご挨拶があり、お食事が始まった。オーナーの松尾氏は、今は、経営に専念されているようで、内装などの衣替えは、彼のアイディアだそうだ。
前菜が「雉、フォアグラ、原木椎茸、菊芋の温製サラダ仕立てクルミオイルと長期熟成シェリーヴィネガー風味」。これが、美味しかった。特に雉が、美味しかった。続いてスープが「大根のスープ・スタンダール風」。変わった器でそこの方が熱い感じのスープ。
日本人は、大根は、白いというイメージだが、フランスでは、黒い物というイメージだとかで、もう一つの中が赤い大根と黒大根を見せていただく。黒大根も、勿論、中は、白い。なるほど、これで、赤と黒のスタンダール風なのかと納得。
魚料理は「黒ムツの蒸気蒸し、じゃが芋のエスプーマ九条葱添え、水前寺海苔のソース」。勿論、これも、美味しかった。それにしても、料理の名前が、長ったらしく、覚えられない。これも、いただいた、メニューを見ながら、書いている。
魚料理の後は、「お口直しのシャーベット」。卵入れのような器の中には、氷が入っていて、シャーベットを冷やしている。その後が、肉料理。「イベリコ豚ロースのソテー、フルーツコンフィと八街産生落花生のトルテッリ肉桂風味」。これが、甘い味付けで非常に美味しかった。
そして、「デザート」。どなたかが、綺麗なデザインのお皿と勘違いされていたが、綺麗に盛り付けられた、ソースだった。多少のお酒入り。大人数のランチの割には、料理の出具合も悪くなく、サービス係の方の色々な説明も楽しめた。
料理の前のシェフのご挨拶は、私の目の前だったので、さすがに写真は、撮れなかった。ちょっと残念。
皇太子様達がいらっしゃった時などに使われる2階の「インペリアルルーム」をはじめ館内も見学させていただけた。
お聞きしたところ、現在、「シェ・松尾」のお店は、国内に20店舗、海外に1店舗とのこと。私は、こちらと、青山サロン、東急本店、池袋東武のお店に行った事がある。「青山サロン」は、こちらとは、雰囲気が違うが、高級感があって、私のような、貧乏人が、憧れるタイプの店構え。
ともあれ、気持ちの良いランチを楽しめた。

  • 外観
  • ガーデンアネックス
  • ガーデンコート

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5位

ロアラブッシュ (表参道 / フレンチ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥10,000~¥14,999

2010/02訪問 2010/06/05

青山の洋館フレンチレストラン

表参道の1軒屋フレンチ「ミュージアム1999ロアラブッシュ」。地下鉄表参道駅から徒歩10分。六本木通りに近い、入り組んだ道の中にある。大正時代に資産家が建てた雰囲気のある建物のレストラン。
旧朝香宮邸、つまり東京都庭園美術館と同時代の雰囲気の似た建物。こういった建物は、好きだ。こちらのシェフ、中島寿幸氏は、かつて、テレビ「料理の鉄人」で洋の鉄人「坂井シェフ」を4対0で破った方。今回は、メインダイニングでの料理講習会、ドリンク1杯付きランチで、10000円。
当日のメニューは、アミューズ、前菜、魚料理、肉料理、デザート、パン、小菓子、飲み物。前菜、魚料理は、当日の料理講習会で、教えていただいた「南瓜の温製フラン新鮮な雲丹とタイムを添えて」と「ずわい蟹と菜の花のパートフィロ包み焼き甲殻エキスのクリームソース」。いずれも美味しかったが、私は、特に「南瓜の温製フラン新鮮な雲丹とタイムを添えて」が、濃厚なお味で、気に入った。
こちらは、29年前から会員制クラブとしてスタート。その後、名前を変えてハウスレストランになった。今の、中島シェフは、こちらの、総シェフになって17年。1階のメインダイニングは、以前は、中庭だった所を、増築したとのこと。他に個室と地下1階に「ジャルダンデルテ」というワインバー、2、3階にメンバーズフロアーがある。
大正7年竣工のアールデコのハウスレストラン。大正7年に当時の資産家、千葉直五郎氏が、息子と公爵令嬢との結婚祝いに送った住居用邸宅を使っている1軒屋フレンチ「ミュージアム1999ロアラブッシュ」。そのエピソードからして、いろいろな事を想像させる。昭和26年まで、千葉氏一族が、住んでおられたようで、近くに青学大などが、あったせいか、戦火も逃れた貴重な建物だ。館内は、アールデコの代表的な作家「エルテ」の作品が、ここかしこに飾られている。
肉料理は「伊達鶏バロティーヌと季節の彩り野菜軽やかなジュと粒マスタードのソース」、そしてデザートが「苺のクレーム・ダンジュとシャンパーニュジュレ・ヴァローナ社ショコラ「イヴォワール」のソルベ添え」。このデザートが、美味しかった。飲み物は、紅茶を頼み、小菓子をつまみながら、いただいた。
ホールスタッフは、若い方が多いが、料理の出し方も、テンポがよく、美味しく、いただけた。
2、3階は、メンバーズフロア。普段は、会員以外、立ち入りが、出来ないとか。メンバー入会条件など、お気軽にお尋ねくださいと有ったが、聞いても仕方がないので、聞かなかった。地下1階は、「ジャルダンデルテ」というワインバーになっている。こちらは、もともと、屋内プールだった場所だそうだ。公爵令嬢を息子の嫁に貰った、資産家の千葉さんが、公爵令嬢を屋外のプールで、人目にさらすわけには、いかないと、造った。飛込みが出来るほどの深さの部分があるとかで、プールの床の部分だったところは、現在のバーのさらに下で、ガラス張りのワインセラーになっている。

  • 外観
  • アミューズ・ブーシェ
  • 南瓜の温製フラン新鮮な雲丹とタイムを添えて

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6位

メゾン ポール・ボキューズ (代官山、中目黒、神泉 / フレンチ、イノベーティブ)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2010/07訪問 2010/08/15

「代官山」にある「ミシュラン」1ツ星グランメゾン

2010年7月下旬。
雨の中、久しぶりに「クラブ・ツーリズム」主催のお食事会に参加。
今回は、渋谷区猿楽町のミシュラン1ツ星フレンチ「メゾン・ポール・ボキューズ代官山」。
東急東横線「代官山駅」下車徒歩10分位。
旧山手通り沿いの「代官山フォーラム」地下1階にあり、旧山手通りの斜め向かいに同じ「ひらまつ」グループの「リストランテASO」がある。
螺旋階段を下りて建物に入るとフロントがあるが、今回は、反対側の棟の結婚披露宴などのパーティーを行なう団体客用「サロン」を使用。大きなシャンデリアとティファニー製のステンドグラスが売り物の宴会場。
今回は、42名参加。男性は、7名。1テーブル6名。60代女性の一人参加が、多いようだ。
今回は、館内の案内が、無かったのと、メインダイニング利用では、なかったのが、ちょっと、残念。参加費、8000円。
アミューズ、前菜、魚、肉料理、デザート、コーヒー、小菓子のコース。
アミューズは、「グリンピース」。これが、微かな塩気が、甘さを引き立て、美味しかった。お食事に先立って、マネージャー氏の挨拶が有ったが、日本での「ポール・ボキューズ」ブランドのレストランは、現在6店舗。グランメゾンは、こちらの代官山店だけ。
私は、六本木の「ブラッスリー・ポール・ボキューズ・ミュゼ」だけには、行った事がある。近いうちに、博多でも、オープンするとかで、「ひらまつ」グループの積極路線には、感心する。
前菜は「フォアグラと鶏胸肉のテリーヌ、シェリー酒風味のジュレ添え、クルミとインゲンのサラダと共に」。私は、フォアグラのテリーヌが、好きなだけに、この前菜は、美味しくいただけた。濃厚であっても、しつこくなり過ぎず、良かった。
魚料理は、「活帆立貝のロースト、香草風味のブールブランソース」。こちらも大き目の帆立貝が、存分に楽しめ、図らずも、私の好きなメニューで、楽しめた。
お食事会の始まる前に、トイレに立った時、ダイニングルームをちょっと、拝見。この奥に、もう1つ、HPで、紹介されている、メインダイニングが、あるらしい。次に来る機会があれば、そちらでも、お食事をしてみたい。
肉料理は「柔らかく煮込んだ和牛ほほ肉のブレゼ、色とりどりの季節野菜添え、菜園風」。定番の肉料理だけれど、確かに柔らかに煮込まれ、一味違う、美味しさ。
サロン天井のシャンデリアは、なかなか豪華。
そういえば、こちらは、ネットで、口コミを見ると、ベビーカーの幼児も受け入れているようだ。本当ならば、この種の高級フレンチでは、珍しい。賛否両論あるかもしれないが、私は、賛成だ。
クラブ・ツーリズムのお食事会も今回で6回目位の参加。お値段は、割高になるが、一人客には、なかなか便利。
デザートは、「ピーチメルバ」。桃を丸ごと1ツ使った、このデザートが、美味しかった。アイスクリームなどが、桃と渾然一体となって非常に良かった。
恥ずかしながら、こういった「ピーチメルバ」を食べたのは、初めて。
その後、コーヒーと小菓子が出て、お終い。小菓子も美味しかったが、コーヒーの容器が、湯飲み茶碗のようなデザインの変わったもの。素敵なデザインだが、若干、持ちづらいか。
時々、斬新なデザインの食器に出会うが、実用性に掛ける物が多い。
今回の代官山のミシュラン1ツ星レストラン「メゾン・ポール・ボキューズ代官山」のお料理は、全体的に、無難で、美味しかった。

  • アミューズ
  • パン
  • バター

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7位

アラスカ 日本プレスセンター店 (内幸町、虎ノ門、霞ケ関 / ヨーロッパ料理、フレンチ、洋食)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2010/02訪問 2010/05/16

エスカルゴと巨大ドームが素敵な、大阪北浜、老舗洋食店の内幸町の支店

2月初旬、午後から、内幸町のマッサージ店「オアシス」で、マッサージ治療。
その後、隣接する日本プレスセンタービル10階のレストラン「アラスカ・日本プレスセンター店」で、夕食。窓際の席で、一人で、ウーロン茶を飲みながら、6825円のセレクトディナーコースをいただいた。
前菜、スープ、メイン、サラダ、デザート、飲み物、パンのコース。
前菜は、「エスカルゴ・アラスカ風」、スープは、「オニオングラタンスープ」、メインは「牛フィレ肉のステーキ」を選択。
なんといっても、こちらは、「エスカルゴ」が美味しい。特に特製ソースが、絶品。
窓からの夜景が綺麗。
それにいつ来ても、高さ15メートルの巨大ドーム型空間は、開放感があり、生ピアノ演奏も素敵だ。一度は、お薦めのレストラン。
こちらへ初めて来たのは2007年9月中旬。
夕食を一人で摂った。
日比谷公園の緑やビル街の夜景が楽しめる窓際の席が空いたので、そちらへ案内される。
「セレクトディナーコース」6825円と「エスカルゴ」1365円を注文。
「エスカルゴ」、特にオリジナルソースが美味しかった。
コースの方は、「冷たいクリームポテトスープ」が美味しい。1時間半程、夜景を見ながら食事をして、帰宅。
昭和三年大阪、北浜で創業の老舗洋食店

  • エスカルゴ・アラスカ風
  • エスカルゴ・アラスカ風
  • 牛フィレ肉のステーキ

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8位

キュイジーヌ[s] ミッシェル・トロワグロ (都庁前、西新宿、西新宿五丁目 / フレンチ、レストラン)

1回

  • 昼の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥8,000~¥9,999

2010/07訪問 2010/08/11

西新宿「ハイアットリージェンシー東京」1階のミシュラン2ツ星フレンチ

2010年7月下旬。
新宿で、研修。その後、有休を取り、新宿の街をブラブラ。
急に思い立ち「ハイアット・リージェンシー東京」1階のフレンチ「キュイジーヌ『s』ミッシェル・トロワグロ」で、1人ランチ。
入り口で、「予約無しの1人だけれど、大丈夫ですか」と、お聞きしたところ、大丈夫だとのことで、初訪問。こちらは、ミシュランの2ツ星。オープンして、もうすぐ、満4年。
入り口のウェイティングルームで、少し、待った後、奥の窓際の席に通された。大きな柱と梁が印象に残る。私の前後の席に男性と女性の一人客有り。
なんとなく、お酒は、飲みたい気分ではなかったので、ノンアルコールのフルーツカクテルをお願いした。なかなか飲みやすい。1300円。
コースは、3種類の内、一番安い5300円のコースにする。
大雑把に言うと、アミューズ2品、前菜、サプライズ1品、メイン、デザートと小菓子が合わせて3品、それにコーヒーか紅茶のコース。メインは、肉か魚料理の選択。私は、肉料理を選んだ。
ミネラルウォーターも頼み、総額8250円。久しぶりに、贅沢ランチとなった。
アミューズは、「貝」。貝の剥き身がゼリーと相まって、ほんのりと甘く美味しかった。前菜は、「パプリカをまとったヒイカのポワレ 、蟹とキュウリのクロカン、 パセリ ツナ・ヨーグルトのソース」。綺麗で可愛い盛り付けだ。
フランス人サービス係の方が流暢な日本語で説明してくださるのだが、どうも、お料理の名前は、長くやっかいなので、よく覚えられない。これも、メニューを見ながら、書いている。勿論、味は、美味しい。
そういえば、ウェイティングルームから厨房が見通せる造りになっていた。この種のレストランで、こういった造りのお店は、私には、初めて。
バター入れのデザインも斬新なのだが、ちょっと、バターを取りづらい。なかなか、素敵なデザインと実用性が、両立するものは、少ない。
前菜の後、出てきたのが、サプライズのお料理。「豆腐のラヴィオリ」というのだろうか。味オンチの私としては、豆腐より、チーズの味を強く感じた。
途中で、近くの席のお客さんが、メインのお料理の最中に中座した。暫く、戻らないとみると、食べかけのお料理をさげて、お客さんが、戻ってきた直後に、新しいお料理を持ってきた。こういった光景は、初めて見た。さすがだなと思った一幕。
メインは、肉料理を選択。肉料理は「プラチナポークのクルスティアン、カルダモン風味のジュ、 チェリーと紫キャベツ」。お皿の盛り付けは、どの料理も芸術作品のように綺麗。味の方だが、岩手県産のプラチナポークが正直言って、かなり、脂っこい。特製ソースを掛けると、ある程度、緩和されるのだが、それでも、脂っこい。私は、もともと、脂っこい料理が好きだが、それでも、ちょっと、厳しかった。量的には、さほど、多くは、ないのだが、ちょうど、良い感じだ。途中、フランス人サービス係の方が、隣のテーブルの食器を直しているいる時、お洒落なデザインのグラスを割ってしまった。慌てずに、手際よく、テーブル上の、食器などを総取替えしたのは、見事だった。
デザートは、まず、カクテルグラスに入ったシャーベット、続いて「ショコラ・バジルの“ビロード” 赤い果実のソルベ」という名前のやはり絵画のような、綺麗な盛り付けのもの。
最後に紅茶と小菓子。デザートは、どれも、非常に美味しかった。料理も、もちろん、美味しかったが、盛り付けの見事さとデザートの美味しさが、非常に印象に残った今回のランチだった。

  • フルーツカクテル
  • アペリテェフ
  • アミューズ

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9位

東家 (荻窪 / うなぎ)

1回

  • 夜の点数: 4.0

    • [ 料理・味 4.0
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.5
    • | 酒・ドリンク 3.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥4,000~¥4,999 -

2010/06訪問 2010/09/07

「荻窪駅」南口にある鰻の老舗名店

昨日、2010年6月4日、夕飯を、荻窪駅南口徒歩5分の老舗鰻屋「うなぎ東家」で摂った。
通りに面した、小さなビルの1階。
店内は、上がり座敷とテーブル席で20席ほどの、こじんまりした造り。
荻窪にある鰻屋の老舗。
北口にある同名の「東家」は、親戚のお店だとか。その他、阿佐ヶ谷にある中央線の電車の窓から見える「阿づ満や」や九段下にある「阿づ満や」も、もともとは、関係があったらしい。
上がり座敷で、「キリンビール・小瓶」500円を飲みながら、待つ。おつまみに「柿ピー」が出る。
20分ほど待ち、「しら焼き・松」2400円が、登場。適度な大きさで、しつこくなく、上品な味だ。
その後、10分位経って「うな重・梅」1500円が登場。お新香付き。200円の「きも吸い」を別に注文。
「うな重・梅」は、しつこくなく、上品な味で、美味しかった。
合計4600円。
メニューは、「うな重」「かば焼き」「しら焼き」に「きも吸い」と飲み物だけで、いわゆる、鰻を待つ間のおつまみ的なものは、ない。
ご主人といい、女将さんといい、いかにも、気持ちの良い、職人さんといった感じの素敵な方。お店にも、そのさっぱりした気持ちの良さが、出ているお店。

  • しら焼き・松
  • うな重・梅
  • うな重・梅

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10位

明神下 神田川 本店 (末広町、御茶ノ水、新御茶ノ水 / うなぎ)

1回

  • 昼の点数: 3.5

    • [ 料理・味 3.5
    • | サービス 3.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 3.0
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - ¥4,000~¥4,999

2010/08訪問 2010/08/18

「神田明神下」交差点そばにある素敵な木造家屋の老舗鰻屋さん

2010年8月上旬。
お昼から、友人の誕生祝でランチ。
今回は、JR「御茶ノ水駅」から徒歩10分位の神田明神下交差点そばの老舗鰻屋「明神下・神田川本店」。
創業文化2年。現在の木造の建物も昭和27年に建てられた物。レトロな良い味を出している。
玄関で2階の「月の間」に案内される。畳の香りが心地よい和室。
「うな重」を注文。税サービス料込みで、1人4590円程。鰻は、評判通り、甘くない味付け。量も一見、少なく感じるが、ちょうど良い量。
肝吸いは、なく、肝焼きも売り切れ。若い女性のサービス係の方が、白いモンペにカラフルな上着という装いで、担当してくださる。
午後1時過ぎに入ったのだが、30分程して、「うな重」登場。私は、こちらの味付けは、好きだ。お値段は、安くは、ないが、一度、訪問する価値のある鰻屋さん。

  • うな重
  • うな重
  • 外観

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