3回
2018/04 訪問
単純に純粋に美味しい料理を食べたい!そんな欲求を満たしてくれる使い勝手の良いお店
メニュー
アミューズ3種盛り合わせ シラスと枝豆のキッシュ・北海蛸とズッキーニのピンチョス・鴨胸肉のスモークと無花果
沖縄県産トウモロコシのポタージュ アスパラガスと赤海老を添えて
愛媛県産本マグロの炙りサラダ ニース風仕立て
筍と貝のマリニエール(白ワイン蒸し) アオサ海苔の香り
山口県産甘鯛のポワレ ブール・ブランソースとホタルイカのピューレ
愛知県半田産豚肩ロース肉の低温ロースト 西洋山葵のマデラソースと熟成にんにくのピュレ
オーストラリア産仔羊のロースト タイム香るジュ・ダニョー
生ローリエ香るパンナコッタ 宮崎産メロンのスープ仕立て ホワイトサングリアのジュレ
苺のパブロヴァ 愛知県産苺”あきひめ”焼きメレンゲのケーキとソルベ
コーヒー
2020/09/08 更新
2017/07 訪問
勝負の二度目も難無くクリア お気に入りへ確実な一歩
この日は会社をお休みして、妻とお昼を食べて来ました。
行って来たのは、フレンチレストラン「ビストロ ダイア」。
「食べログ」の名古屋グルメランキングで上位の人気店。
2度目の入店になります。
今回は7月の初旬に電話して予約を取りました。
本当は7日が希望だったのですが、そこは満席。
止む無く21日の予約となった次第です。
前回はお昼のコースでも一番安いMenu Leger。
今回はちょっと高めのMenu Diaにしました。
一度食べて美味しいお店と言うのは、まま有ると思います。
でも、二度目、三度目と変わらぬ感動を与えてくれるお店は希少なんです。
「通い詰めなければ、この味は解らない」と言うお店も有るのかも知れません。
しかし、私にはそんな一期一会を大切に出来ないお店は不要です。
そんな訳で、今回が勝負の「ビストロ ダイア」となりました。
妻と私を唸らせて、「我が家のお気に入り」への道を一歩進められるか。
それとも、「この店は、もう行かなくて良いね」の烙印を押されるか。
果たして…。
店内は相変わらず、明るくてお洒落で清潔感が有ります。
案内された席には、メニューが印刷されて置かれていました。
このメニュー、持ち帰りOKなんです。
注文したMenu Diaは、季節の食材を組み込んだコース料理。
前菜前のお楽しみアミューズが二つ、前菜と温前菜、
魚料理、肉料理、デザートと続く内容です。
魚料理、肉料理、デザートは複数のメニューからの選択式。
魚料理は妻も私も千葉県産金目鯛のポワレとハマグリを、
肉料理は妻はエゾジカの背ロースのロースト、私は鴨のロースト選択。
デザートは二人ともクレーム・ダンジュ ルパーブのコンポートとマスカルポーネアイスです。
因みに、客の好みで、苦手な食材を別のものに替えて貰う事も可能。
更に、前回の来店日時、料理を伝えれば、違う料理を用意して貰えるんだとか。
サービス面は実に行き届いていますね。
最初は、アミューズ1【3番目の画像】。
愛知県産トウモロコシ”ピュアホワイト”のムース北海道産ホタテの炙りと生雲丹です。
「ビストロ ダイア」が特に力を入れていると言うアミューズ。
洒落た器に様々な食材を使っての凝った盛り付け。
見た目にも美しく、食べても美味しいものを目指しているようです。
余り生雲丹は好まない妻と私ですが、少しも嫌ではなかったですね。
「先ずは静かな立ち上がり」と言ったところでしょうか。
続いて、アミューズ2【4番目の画像】。
じゃがいもの冷製スープ ヴィシソワーズ 鳥取県境港産ズワイガニ。
具の入った皿がテーブルにセットされ、そこにスープを注いで仕上げてくれました。
冷たいじゃがいものスープにコンソメのジュレ、
そこにズワイガニが加わり、その調和が楽しいです。
でも、ちょっと塩味が強かったですね。
本日の前菜は、ノルウエーサーモンの瞬間燻製 彩り野菜のガルグイユ仕立て【5番目の画像】。
ガルグイユとは、一端加熱した材料を自然にさました冷製料理。
主に野菜を使うんだそうです。
彩り鮮やかなソースと様々な種類の野菜。
アクセント的に添えられたサーモンの燻製が美味しかったです。
一皿で色々な味が楽しめる面白さが良いですね。
続いて、本日の温前菜【6番目の画像】。
大阪産ハモのルーロー 山椒味噌風味のブールブランソースです。
アオヤギと鱧の擦り身を鱧の長い身で巻いたものです。
緑色の物体は山葵ではなく、ずんだです。
鱧と言えば、今が旬。
しかし、このお料理の肝はソースでした。
山椒味噌風味と言いますが、山椒も味噌も強い主張はありません。
ソースにちょっとしたアクセントを与える程度。
それが只でさえ旨味の有るソースに更なる深みを加えていました。
ハモのルーローだけでは使い切れなかったソース。
残りは全てパンで拭き取って頂きました。
給仕さん曰く「今日の一押し」。
まさに絶品でした。
ここまでで結構お腹も膨れて来ましたが、ここからがメイン。
先ずは、本日の魚料理です。
千葉県産金目鯛のポワレとハマグリ アサリ、バジル、サフランのソース【7番目の画像】。
皮がパリッと焼かれた金目鯛は日の通りが絶妙。
プリップリのハマグリの身にちょっと甘めのソースが良く合います。
そして、本日の肉料理。
私が湧き水と温泉水を飲ませた北海道滝川産スノーホワイトチェリーバレー鴨のロースト
オレンジ風味の赤ワインソース【8番目の画像】。
妻が北海道白糠産エゾシカの背ロースのロースト 黒コショウ風味の赤ワインソース【9番目の画像】。
ちょっとお行儀が悪いですが、お肉は一切れずつ交換です(笑)。
鴨のローストはソースが妙に甘くて今一つでした。
でも、エゾシカ背ロースのローストは臭みも無く美味しかったですね。
ピリッと効いた黒コショウがお料理を引き締めてました。
いよいよ最後のデザート【10番目の画像】。
クレーム・ダンジュ ルパーブのコンポートとマスカルポーネアイスです。
クレーム・ダンジュは軽いレアチーズムース。
ベリーソースが加えられ、甘味と酸味のバランスが絶妙でした。
今回のお料理の中には残念な物も有りましたが、全体的には満足出来る内容。
その実力が確かなものである事を証明してくれました。
「ビストロ ダイア」は、「我が家のお気に入り」として、
確実なを一歩を踏み出したと言えるでしょう。
お品書き(お料理)
お品書き(デザート)
愛知県産トウモロコシ”ピュアホワイト”のムース北海道産ホタテの炙りと生雲丹
じゃがいもの冷製スープ ヴィシソワーズ 鳥取県境港産ズワイガニ
ノルウエーサーモンの瞬間燻製 彩り野菜のガルグイユ仕立て
大阪産ハモのルーロー 山椒味噌風味のブールブランソース
千葉県産金目鯛のポワレとハマグリ アサリ、バジル、サフランのソース
湧き水と温泉水を飲ませた北海道滝川産スノーホワイトチェリーバレー鴨のロースト オレンジ風味の赤ワインソース
北海道白糠産エゾシカの背ロースのロースト 黒コショウ風味の赤ワインソース
クレーム・ダンジュ ルパーブのコンポートとマスカルポーネアイス
2021/03/01 更新
2017/02 訪問
全体的に美味しく、量も結構多い そしてお値打ち!
この日は会社をお休みして、妻とお昼を食べて来ました。
行って来たのは、フレンチレストラン「ビストロ ダイア」。
「食べログ」の「名古屋グルメランキング」で上位のお店です。
今まで妻と一緒のお昼の候補店として何度も候補に上がりましたが、
予約を取れずに断念していたお店でもあります。
それでも、直前予約では難しいだけで、
予約困難と言う程では無い様ですね。
2、3週間前なら十分予約可能だと思います。
そんな訳で、念願の初「ビストロ ダイア」となりました。
開店時間に店の前に行くと、店員さんがお出迎え。
名前を告げると、店内に案内してくれました。
明るくお洒落で清潔感の有るオープンキッチンスタイルの店内。
席数は40も有るそうです。
キッチンには4人の料理人、給仕も4人。
これ程の陣容ならば、サービスが行き届かない訳は有りませんね。
メニューは電話で予め決めておきました。
先ずはお試しと言う事で、一番リーズナブルなコースです。
席にはお品書きが置かれていました。
メインのお肉料理のみ鶏、豚、仔羊から選びます。
鶏好きの私は鶏に惹かれましたが、
思い切って妻と同じ仔羊を選択しました。
先ずは、ポタージュ。
「スープ」ではなく、お品書きには「ポタージュ」って書いてありました。
静岡県産新玉ねぎのポタージュ鳥取県産ズワイガニと共に。
お皿は下手に触ると火傷しそうな程に熱々。
給仕の方は手袋をはめて持って来てくれました。
玉葱の甘味が強いのに茶色くないのは、
時間の掛けてローストして色の変わっていない部分だけを使ったのでしょうか。
最後まで熱々で美味しく頂けました。
続いては、前菜。
旬の食材を使った前菜の盛り合わせ。
左上から右に、何のテリーヌだったか…忘れました(笑)、
蒸し鶏、帆立貝のソテー、左下に移って黒鯛のカルパッチョ、
ワカサギの南蛮漬け、ちょっとスモークしたサーモンです。
見ているだけでも楽しくなって来そうなお皿ですね。
しかも、どのお料理も一手間も二手間も掛けられていました。
特にサーモンが美味しかったですね。
お魚料理は、三河産サワラのポワレ アサリとサフランのクリームソース。
クリームソースが美味しいのですが、サラサラで上手くサワラに絡みません。
途中でテーブルに置いてあったスプーンを使って食べたら美味しく頂けました。
お魚料理の皿と同時にスプーンも下げられました。
この料理の為のスプーンだったようです。
だったら、「スプーンでお召し上がり下さい」って言って欲しかったですね。
そしてメインのお肉料理です。
タスマニア島産仔羊のロースト 北海道産行者ニンニクの赤ワインソース。
先ず、お肉の量に圧倒されます。
メインの前で結構膨れたお腹を抱えて、辛くなる程に量です。
それでも、仔羊のローストは美味しかったですね。
そして、添えられた様々な野菜が良い箸休めになって、
最後まで飽きることなく食べ切れちゃいました。
最後はデザート。
季節のフルーツのマチェドニアとパンナコッタ レモンソルベ添え。
フルーツのマチェドニアとはフルーツポンチの事だそうです。
細かく切ったフルーツの上にパンナコッタ、その上に レモンソルベ、
更にその上に炭酸を含んだ苺のムースか掛けられています。
「スイーツの宝石箱や~」と言いたくなりそうなヴィジュアル。
味は想像を超える程では無かったですけどね。
お料理は全体的に美味しく、量も結構多かったと思います。
正直、お値打ちだと思いました。
妻とお食事に行くお店は、贅沢を目的に行く訳ですから、
なかなか「お値打ち」と言う言葉は出て来ません。
「ビストロ ダイア」、また行っても良い店だと思いました。
メニュー
静岡県産新玉ねぎのポタージュ鳥取県産ズワイガニと共に
旬の食材を使った前菜の盛り合わせ
三河産サワラのポワレ アサリとサフランのクリームソース
タスマニア島産仔羊のロースト 北海道産行者ニンニクの赤ワインソース
季節のフルーツのマチェドニアとパンナコッタ レモンソルベ添え
2020/10/09 更新
昨日は会社をお休みして、妻とお昼を食べて来ました。
最近お気に入りのフレンチのお店「ビストロ ダイア」です。
今月初旬には姉妹店の「グランド ダイア」に行って来ました。
こちらは凝った演出が目を惹く楽しいお料理でした。
でも、単純に純粋に美味しい料理を食べたくなりました。
そんな時にこそ、「ビストロ ダイア」は打って付けのお店なんだと思います。
「The Tabelog Award」で、2017年、2018年と2年連続で「Bronze」を獲得。
味だけでなく、ボリュームとコスパを兼ね萎えたお店だと私は思っています。
先ずは、今回のメニューを紹介します。
選べるメニューでは☆が付いているのが妻、★が私です。
アミューズ3種盛り合わせ
シラスと枝豆のキッシュ・北海蛸とズッキーニのピンチョス・
鴨胸肉のスモークと無花果
沖縄県産トウモロコシのポタージュ アスパラガスと赤海老を添えて
愛媛県産本マグロの炙りサラダ ニース風仕立て
筍と貝のマリニエール(白ワイン蒸し) アオサ海苔の香り
【魚料理をお選び下さい】
山口県産甘鯛のポワレ ブール・ブランソースとホタルイカのピューレ☆★
又
カナダ産活オマール海老のポワレ ビスクソース(+¥1,800)
【肉料理をお選び下さい】
北海道産チェリバレー鴨胸肉のキャラメリゼ 甘酸っぱいガストリックソース
又
オーストラリア産仔羊のロースト タイム香るジュ・ダニョー☆
又
愛知県半田産豚肩ロース肉の低温ロースト
西洋山葵のマデラソースと熟成にんにくのピュレ★
又
北海道産牛フィレ肉 ハンガリー産鴨フォアグラのポワレと
イタリア産サマートリュフ マデラ酒のソース(+¥2,800)
【デセールをお選び下さい】
苺のパブロヴァ 愛知県産苺”あきひめ”焼きメレンゲのケーキとソルベ☆
又
生ローリエ香るパンナコッタ 宮崎産メロンのスープ仕立て
ホワイトサングリアのジュレ★
又
宮崎マンゴーのパルフェ ココナッツプリンとソルベを添えて(+¥500)
それではお料理の感想です。
アミューズ3種盛り合わせ【2番目の画像】
シラスと枝豆のキッシュはシラスが効いて良いお味でした。
シラスが効き過ぎて、枝豆の存在感ゼロって感じが唯一の難点です。
食感に枝豆感が僅かに有った程度でしょうか。
北海蛸とズッキーニのピンチョスはソースが良かったです。
でも、何の味なのかは判別が付かなかったですね。
北海蛸はプリプリで噛めば噛む程味が有りました。
鴨胸肉のスモークと無花果も美味しかったです。
添えられたリコッタチーズと蜂蜜が絶妙のアクセントでした。
沖縄県産トウモロコシのポタージュ アスパラガスと赤海老を添えて【3番目の画像】
トウモロコシのポタージュは甘味と旨味のハーモニー。
濃厚なものを想像していましたが、思いの外あっさりサラサラ。
その分、スープの中に潜ませたアスパラガスと赤海老の存在感が増します。
愛媛県産本マグロの炙りサラダ ニース風仕立て【4番目の画像】
軽く炙った本マグロとニース周辺で取れる食材で彩られた一品。
上に載った丸いものは鶉卵。
バジルのソースが効いていました。
筍と貝のマリニエール(白ワイン蒸し) アオサ海苔の香り【5番目の画像】
アオサ海苔の爽やかな香りが印象的ですね。
プリプリの貝は噛みしめると旨味がジュッと染み出します。
筍は軽く炙ってあり、雑味の無い甘さが絶妙。
カリカリに揚げられた桜エビも良い感じで味に変化を加えます。
山口県産甘鯛のポワレ ブール・ブランソースとホタルイカのピューレ【6番目の画像】
甘鯛は鱗付きです。
その鱗はパリパリに焼かれて、カツの衣のような感じ。
「鯛は鱗まで美味しい」と言うのを初めて実感しました。
ブール・ブランソースは魚料理との相性が良いソース。
フランス語でブールはバター、ブランは白の意味です。
ここにホタルイカのピューレが入って旨味もアップ。
「ビストロ ダイア」の魚料理は、なかなか侮れません。
オーストラリア産仔羊のロースト タイム香るジュ・ダニョー【8番目の画像】
ジュ・ダニョーとは、仔羊の出し汁ソース。
仔羊のローストとの相性は抜群です。
レアに焼かれた仔羊は噛み応えが有り、噛む程に味が有ります。
愛知県半田産豚肩ロース肉の低温ロースト
西洋山葵のマデラソースと熟成にんにくのピュレ【7番目の画像】
「低温ロースト」と言う割には、しっかり火が通っているように見えました。
それでも、お肉はしっとりとしてパサ付きは全く有りません。
赤ワインを煮詰めて作るマデラソースが良いですね。
濃い甘味と酸味が肉の味を引き立てます。
熟成にんにくのピュレは味の変化を楽しめますが、
無くても良いかな…って感じです。
苺のパブロヴァ 愛知県産苺”あきひめ”焼きメレンゲのケーキとソルベ【10番目の画像】
苺のソルベは甘みと酸味のバランスが良く、絶品です。
焼きメレンゲのケーキは私にはちょっと甘過ぎました。
生ローリエ香るパンナコッタ 宮崎産メロンのスープ仕立て
ホワイトサングリアのジュレ【9番目の画像】
もう少しパンナコッタの存在感の有るデザートを期待してました。
どちらかと言うと宮崎産メロンが主役ですね。
パンナコッタ自体にはほとんと甘味が無く、
メロンのスープで食べると言う趣向。
メロンが余り好きではない私には、猫に小判、豚に真珠。
宮崎マンゴーのパルフェにすべきでした。
デザートはちょっと残念でしたが、それ以外は概ね満足の行く内容でした。
「グランド ダイア」では、暖かい料理が少なかった事がちょっと不満。
でも、今回の「ビストロ ダイア」は暖かい料理が多くを占めました。
料理には冷やして美味しいものも有るかと思いますが、
暖かい料理は、味以上にお腹の収まりも良いように感じました。
今回も御馳走様でした!