2013/12/31(火)
うちの実家では、大晦日に「野菜の煮物」と「焼きいわし」を食べるのが習慣になっています。
愛知県全般に見られる風習、というわけではないと思います。
おそらく、野菜をたっぷり使った煮物は、農家にとって最高級のご馳走であり、
イワシについては、魔除け的な意味があったのかもしれません(節分イワシのように)。
車庫裏の畑でとれた大根を切り、
蓮根・ごぼう・里芋・水煮たけのこ・人参・水煮大豆・絹さや・ちくわ・油揚げ・麩・昆布とともに、
大鍋でたっぷり煮ます。
ほかにも、黒豆を煮るのはおばあちゃんの仕事、
紅白なますを作るのは、父の仕事。
母は家事全般、
私は煮物の野菜カットと、取材担当(笑)
「ゆく年くる年」を見ながら、年越しそばを食べたら、
地元の神社に、初詣に出かけます。
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2014/1/1(祝)
皆さま、明けましておめでとうございます。
地域の風習というわけではありませんが、私の実家では、
元旦に、お汁粉を食べる習慣があります。
かつて、砂糖を使うお汁粉は、雑煮よりもご馳走だったということでしょう。
うちのおせち料理は、ここ数年ずっと「
八百彦本店」から取り寄せています。
彩りが華やかで、上品さを保ちつつ、名古屋人が好むはっきりした味付けです。
通販で取り寄せた蒲鉾も、このとき開封します。
小田原・
鈴廣のものが一番美味しいと感じますが、今年は私が仙台へ行ったご縁で
笹かまで有名な「鐘崎」のものを取り寄せました。
黒豆は丸一日ストーブで煮て、味をたっぷり含ませます。
昭和40年代の「きょうの料理」を見てつくる、おばあちゃんの自信作です。
柔らかく艶があるのと、硬く皺が寄ったの、二種類作ります。
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2014/1/2(木)
正月2日目の朝は、お雑煮です。
これが、日本全国見渡しても、最も質素シンプルなお雑煮。
餅菜(小松菜のようなもの)と、鰹節しか入っていません。
これ以外のものを入れてしまうと、名古屋トラディショナルではなくなってしまいます。
餅は焼かずに投入するので、だらだらな感じになります。
汁は醤油ベース。角餅を使います。
よい子家では、この日に少しだけ遠出して、二度目の初詣に向かいます。
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そんなこんなで、今年も正月が無事に過ぎていきます。
家族全員の健康に感謝。
私は 4日の夜に東京泊、バーで新年のご挨拶をし、
5日に仙台へ戻ります。
2014年も引き続き・・・ 自分の好奇心に正直に、
今までに未経験なことを、一日にひとつでもふたつでも多く、貪欲に体験していけるように。
その過程での、ひとりひとりとの対話を大切にして、自分の引き出しをもっと広げられるように。
幸い、昨年10月から新天地・仙台での生活というチャンスをいただき、
東北の方々との、嬉しい出会いに恵まれている今日この頃です。
今年もしっかり計画して、思い切って行動して、
皆さんとのご縁を大切に、人生の幅を広げていきたいと、思いを新たにしております。
どうぞよろしくお願いします。