よい子さんが投稿したバー オープンドア B2(大阪/北新地)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

広い日本を楽しもう! 酒好きよい子の、旅するグルメガイド

メッセージを送る

この口コミは、よい子さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

閉店バー オープンドア B2北新地、西梅田、大阪梅田(阪神)/バー

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥5,000~¥5,999 / 1人
      • 料理・味 3.2
      • |サービス 4.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク 4.5
1回目

2013/02 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味3.2
    • | サービス4.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク4.5
    ¥5,000~¥5,999
    / 1人

驚くべき研究心と向上心。女性マスターが生み出す渾身のカクテルを、ぜひ体験して。

[大阪市] [来訪回数:9回]
2013/2/26(火)
西梅田、大阪駅前第1ビルの地下2階にあるオーセンティックバー。

最初に訪れたのは 2011/6/4のことだった。
変幻自在に繰り出されるカクテルと、キレのある会話。
梅田に近いアクセスの良さもあり、大阪における私的メインバーのひとつになっている。

地下飲食街は非常に迷いやすいが、案内図はあるので、なんとかたどり着いてほしい。
店内はカウンターが10席程度。奥に小さなテーブル席もある。
一人でも二人でも、落ち着いた楽しい時間を過ごせる店だ。

スタッフは 2名とも女性。
店長はさっぱりした感じの京都っ子で、話しやすさが魅力。
バーテンダーたるもの、お酒に詳しいのは当たり前だが、
この方は本当に、自他ともに認めるカクテルマニア!

スタンダードカクテルに対する深い造詣とリスペクトを持ちつつ、
常に新しい可能性に挑戦する、その研究心と向上心には目を見張る。
まあ、単に勉強家というだけでなく、心からお酒が好きなのだろう (^-^)

特に、こだわりの野菜を使ったカクテル。他店では、なかなかお目にかかれない。
「グリーントマトのカクテル」「すだちと大葉のカクテル」…いずれも絶品であった。

フルーツに対する目利きも相当なもので、全国からこれぞという果物を仕入れ、カクテルに仕立てる。
本人が「漬物」と呼ぶ、フルーツ漬のスピリッツにも、まるで妥協はない。
常に最高の味わいを目指す、それが彼女にとって当たり前のスタンスだ。

今までに頂いたカクテル・フードを、いくつか紹介させていただく。
------------------------------------------------
■アイリッシュコーヒー
特別に選んだコーヒー豆をハンドミルで挽き、アイリッシュウイスキーを注いで火をつける。
青白い炎が立ってフランベ状態。
このとき、コーヒーの香味(オイル分)がアルコールに溶け、深く抽出される。

そのまま金属製フィルターでコーヒー豆を漉し、お湯を注ぎ足す。
グラスに注ぎ入れ、ホイップクリームをトッピング。
最後にマシュマロを串に刺し、コーヒーリキュールとシナモンを散らし、バーナーで炙って出来上がり!

コーヒーはフレンチローストと言おうか、渋みあふれる大人の味。
そこへマシュマロの甘さがぴったりはまる。
鼻先にシナモンが来るので、スパイシーな香りも存分に味わえる。

「甘い飲み物が苦手で、ブラックコーヒーと甘い食べ物の組合せを再現しようと思って。」
最後にマシュマロを持ってきたのは、某保険会社・アフ○ックのCMにマシュマロが出てくるのを見て、思い付いたそうだ(笑)

「自分でも気に入っているんですけど、もうちょっとコーヒーの酸味を出したいですよね…」
いや、十分美味しいですから。 (^-^)

------------------------------------------------
■テキーラと黒ビールのカクテル 「ジプシークイーン」
テキーラとブラックベリーのリキュール、黒ビールをビルドアップしたオリジナルカクテル。
オレンジとローズマリー、ローズフラワーで見た目にも鮮やかに。

甘さ控えめで、さっぱりいただける一杯。
カサノブレ(テキーラ)本来の甘みを引き出すため、あえてそれ以外の甘い素材を控えたのだという。
ソーダやトニックウォーターで割ったロングカクテルは一般的だが、
ビールを割材に使うところが、店長らしいひとひねり。
命名に隠されたストーリーは… 長くなるので、お店で直接聞いてみて(笑)

※命名はブラック・クイーンだったかもしれない。別途確認します…

------------------------------------------------
■林檎と柚子のマティーニ
佐渡島の「サンふじりんご」を使った、ある日のオススメカクテル。
林檎のマティーニというだけでなく、旬が重なる柚子を持ってくるところにセンスを感じる。
すりおろしりんごの柔らかな甘さと、軽やかに香る柚子。
冬の恵みを感じる一杯だ。

------------------------------------------------
■ブルームーン・ラベンダーのアレンジ
ラベンダーシロップを使った何か、というリクエストに応えて。
通常、すみれのリキュールを使うブルームーンを、ラベンダーで作っていただいた。
オリジナルのブルームーンより、さらに儚げな色彩。
意志が強そうな店長の、裏に隠れた(?)繊細さ、優しさを見たような気がした。

------------------------------------------------
■柿とジャックダニエルのカクテル
紫蘇や桜など、ジャパンリキュールの一種、「柿」。どう使うんだろう? と興味を持った。
店長いわく、ウイスキーに合うのだという。ほおー。
丸みを帯びた甘味、その一方で、ベルモット由来(?)のすっきりした飲み口。
なるほど、まとまりを感じる。これは面白い一杯だった。

------------------------------------------------
■オムレツのオープンサンド
ちょっと小腹が空いたとき、こんなバーメシはいかが。
目の前で卵を割り、フライパンで手際よく焼き上げてくれる。
味付けは強すぎず、お酒の邪魔をしない味。

------------------------------------------------
■ふっくらオイルサーディン
店内のオーブンで、香ばしく焼かれたサーディン。
旨みが凝縮されたオイルを、クラッカーに漬けて頂く…
オリーブオイル漬けなので、同じくオリーブを使うマティーニとの相性は抜群だ。

----------------------------------------

店長は上述の通りカクテルマニア、どんなマニアックな話でも展開できる一方で、
バー初心者にも気軽に楽しんでもらいたい、という強い気持ちで仕事をしていらっしゃる。
「Barは、お酒の知識を得てから行くものではないのです。」
…まったく同感。

バーという空間に、少しでも興味をお持ちの方がいたら、まずは扉を開けてみてほしい。
思いっきり真摯にお酒に向かいあっている、チャキチャキの店長が待っているから。

  • テキーラと黒ビールのオリジナルカクテル「ジプシークイーン」(たぶん)

  • グリーントマトをジンと合わせたカクテル。野菜をうまくカクテルに取り入れている

  • すだちと大葉のカクテルはウォッカベース。ライムの代わりにすだち2個が入っている。香りも見事で澄んだ味

  • 使い方が難しいと思われる「柿リキュール」と、ジャックダニエルを使った野心的な一杯

  • 店長オリジナルレシピのアイリッシュコーヒー。焼きマシュマロ付き

  • マシュマロ焦がし中♪

  • 儚げなブルームーンに、ラベンダーの香りを添えて

  • マティーニ。オリーブは、ベルモットを満たした別の器で供される

  • りんごと柚子のマティーニ。皮まですり潰しているから、風味抜群

  • オリジナルカクテル「モーニング・ミスト」。マスカットリキュールをキーに、白州蒸留所を覆う白霧をイメージした一品

  • バーテンダーさんが「ノリで買った」という、ウイスキーペシェと森永牛乳を使った1杯

  • 大阪に来たなら、なんとなく山崎かなぁという気がしてくる

  • 神戸ハイボール。氷を入れずに、ダブルで作るのが神戸流

  • 苦いのを所望したら、ピコンの柑橘ソーダ割りを作って下さった

  • 北ハイランドのスコッチ「オールド・プルトニー」12y。塩味がいい感じ

  • ボトラーズのラフロイグは、大阪限定の商品

  • ラムフェスタ以降、アグリコールラムにはまっている。ラマニー蒸留所のをストレートで

  • ホットワイン。木製のワイングラスが温かい雰囲気

  • 自家製バーボン梅酒、ちょっとだけ飲ませて頂いた。この出来でまだ不満とは、理想高すぎ(笑)

  • コーヒー豆を漬けたウォッカはよく見かけるが、テキーラとは意表を突いてくる。もっと甘みを出したい、とマスター

  • 野菜にこだわるマスターだから、ピクルスは渾身の作品だ。中でも生かぼちゃのピクルスに驚き

  • チーフ自慢のふっくらオイルサーディン。マティーニと好相性の一品だ

  • オムレツのオープンサンド、今夜は軽めにバーメシ気分

  • ソーダにも関西のバーらしいこだわりが。大阪・能勢酒造の製品を使用

  • 温かい雰囲気の店内、チャキチャキ店長と常連さんの掛け合いも楽しい

  • 北新地、大阪駅前第1ビルの地下に佇む隠れ家的バー

2013/02/27 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ