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国民温泉・酸ヶ湯に到着! 旅館だけでなく、自炊で暮らす湯治棟もあるのが特徴。強酸性硫黄泉で、千人風呂が有名
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酸ヶ湯温泉旅館
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大変に歴史のありそうな建物。廊下や階段の造りは趣深い。トイレは共同ながらウォシュレット完備
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こけももゼリーとお茶で一服。たまには旅館も良いものです
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酸ヶ湯温泉の浴衣
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一人宿で部屋食というのも贅沢でいいな。山菜中心、山の幸
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千人風呂を堪能して夕食。山菜中心の懐石。一度に全部運ばれてきて、自分のペースでいただけるのが良い
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懐石をつまみながらの麒麟麦酒。ひとり旅館もなかなか快適だ
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焼き物は、鶏肉と山菜の朴葉焼き。白いこんにゃくは青森市内でも出てきた。こちらではよく食べるのだろうか
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最初に全部運ばれてくるから、味噌汁だけは温かくいただけるように、という配慮が嬉しい
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温かい味噌汁には、黒いなめこ(?)がふんだんに入っており、食べ応えがあった
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滋味あふれる夕食をいただいて、あとは温泉に入ることと、寝ることだけ。これは極楽だ
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酸ヶ湯の朝食!電話で起こしてもらった(笑)雑穀米におばあちゃんの粕漬、いかにもロハスな感じが温泉に合ってる!
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2011/7/24(日)
青森旅行の大きな目的であった、酸ヶ湯温泉旅館にたどり着く。
十和田から酸ヶ湯までの間は、まさに森林・高原ドライブ。
久しぶりに車を運転したのだが、免許を持っていて良かった!と思わせる快適なドライブだった。
東京とは空気の心地よさが全く違う!
酸ヶ湯温泉には湯治棟もあり、食事がつかない前提で安価に宿泊することもできるが、
1泊だけだし、せっかくならゆっくりのんびりしたいと、旅館棟を選択。
1人1室、朝夕2食付きで \11,700というのは、温泉の価値も含めて考えれば、随分リーズナブルだと言えるだろう。
中に入れば、さすがに歴史のありそうな建物。廊下や階段の造りは趣深い。
トイレは共同ながらウォシュレット完備と、宿泊者の利便を図っている点も評価できる。
部屋に通され、こけももゼリーを頂きながら、お茶で一服。
はぁ、いいところへ来たなあ、と感慨もひとしお。
浴衣に着替え、名物の千人風呂へ。
もとは混浴で有名だったが、今では実質別浴になっているといって良いだろう。
女性専用の時間帯が設けられ、ほとんどの女性はその時間に入浴するからである。
昔の風情が失われたと嘆く声も多いが、車の普及と道路整備で、これだけ一般的な観光地になってしまっては、
やむを得ない点もあるのかな、と思う。
お湯の酸性度は相当なものだそうで、いかにも温泉らしい温泉、と五感で感じられる。
私は食前に1度、食後に2度、朝に1度。合計4度も湯に浸かってしまった。
そういう意味で、温泉の質と風情には非常に満足。
さて、夕食というわけだが、
一人で旅館に泊まるとなると、やはり気になるのが「部屋食かどうか」ということ。
おひとり様には慣れているので、大広間での会食でも臆することはないが、
やはり一人客は少なく、周囲の視線も気になるところ。
できれば、ゆっくりのんびり、自分のペースで食べられる部屋食であるに越したことはない。
正直、\11,700という値段では、大広間での夕食が当たり前だと思っていたが、
ここ酸ヶ湯温泉では、夕食が部屋食となっている。これは驚きだった。
食事は一膳で、最初に全て運ばれてくる。
これも、従業員の方の労力を最小限にし、コストダウンを図る工夫のひとつだろう。
利用者からしても、完全に自分のペースで料理を味わうことができるので、かえって良いように思う。
味噌汁は温かく食べられるように、とカセットコンロ付きで出てくるのも、嬉しい配慮だ。
御膳は山菜を主体としており、派手さはないが、しみじみと旨さを感じるものばかりである。
中でも、筍の大きさには目を見張る。
色とりどりの肴をあてに、一人でキリンビールを飲み干す、このじんわりとした幸せ感は
今までに味わったことのない風味だった。
特筆すべきは味噌汁。黒い茸がとにかくたっぷり入っており、これだけで美味しくご飯がいただける。
あぁ幸せ。
そして、あとはお風呂に入って、寝るだけで良い。
なるほど、極楽とはこのことか… と30代にして開眼してしまいそうになる(笑)
1点注文を付けるとすれば、酒類の高さ。
ここで利益を上げたい気持ちも分かるが、これだと自販機でビールや酒を買ってきた方が随分安い計算になる。
もう少し抑え目にした方が、顧客の心象も良くなり、かえって売上増につながるかもしれない。
歴史ある木造建築であり、上の階で走り回るお子様の足音がうるさい… というのも
またご愛嬌。夏休みだもの、子供は元気で良いではないか。
* * *
晩遅くまで、六花酒造「じょっぱり」片手にふらふらしていたので、朝はお寝坊。
従業員の方に起こして頂き、あわてて朝食会場へ(笑)
朝食は、和食を中心としたビュッフェスタイル。
雑穀米におばあちゃんの粕漬、いかにもロハスな感じが温泉に合ってる!
短い時間だったが、温泉パワーをさらに増幅してくれるような、大地の力が身体にみなぎるような、
満足のゆく朝食だった。
百年の昔から愛される温泉は、なるほどその価値があるものだ、と感心すると同時に、
名湯の評価におごらず、温故知新の精神で頑張っていらっしゃる従業員さんの努力にも頭が下がる。
家族連れやカップルにはもちろん、ふらっと一人旅を楽しまれる方にも、お勧めしたい宿だ。