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焼き餅を食べるための、専用の器具。二又フォークが上下二段になったような…厚さもぴったり、餅とのフィット感はさすがです
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錦竜水で立てられた、香り高い抹茶! アイスなので飲み方に気を使う必要もなく、気軽に楽しめます
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挟み付けるように焼くことで、ぺったんこになる焼餅。プレーン、抹茶、胡麻の三色です。菊の焼印がいいですね
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冷抹茶と焼き餅のセット(3個¥700)。抹茶はちゃんと目の前で立てたものを、氷で冷やしてくれます
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カウンターからの眺め。鯉が遊ぶ池、細く流れ落ちる滝を見ながらの一服。なんと風流なことでしょう!
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滝のやき餅、和田乃屋。お寺に囲まれ、風情豊かなロケーションです
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聖観音堂より、緑を透かして見る和田乃屋。いやー実に素晴らしかった。店員さんも美しかったし…
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眉山の名水・錦竜水が流れ落ちる小滝。傍らには聖観音堂
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伝統ある店ですが、珈琲やミルクフロートなど、カフェ風の品揃えも忘れていません。古さと新しさのバランスがいいですね
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和田乃屋の由来。阿波おどり興隆の立役者でもある、殿様・蜂須賀氏が錦竜水の利用を許可したことから生まれた名物
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[徳島市]
2012/6/2(土)
眉山の麓、お寺と神社に囲まれて佇む甘味処。
「滝の焼餅」と、錦竜水で立てた抹茶で知られる名店。
徳島の象徴である眉山(びざん)。
どの方向から見ても、眉のようななだらかな曲線を描いて見えるから、というのが
その名の由来だという。
その山麓から流れ出す、錦竜水(きんりゅうすい)。
阿波おどり隆盛の立役者でもある、阿波の殿様・蜂須賀公が
天正13年(1585)、名水の使用を許したことで生まれた名物が「滝の焼き餅」。
変わらぬ味を今に受け継ぐのが、ここ 和田乃屋である。
入口からして、日常世界から隔絶された空間。
滝薬師と春日神社のあいだ、その石段を登ってゆくと、
和田乃屋の看板が見つかる。
店頭では、女性店員さんが餅を焼きながら、「いらっしゃいませ」。
さっそく店内に入ると、カウンターのみ 5席という、こじんまりとした空間(※)
いちばん窓側に座ることができた。
※あとで調べたら、奥に座敷もあるようだ。
このロケーション、期待をはるかに上回る素晴らしさ。
滝の流れ、池に遊ぶ鯉を見やる、特等席だ。
カウンターの向こうには、鉄器でぐらぐらと湧かされるお湯。
静かに流れるBGM… 尋常ならざる、雰囲気の良さである。
ここは是非、抹茶をいただきたい。
それも、気軽にいただける冷抹茶。
冷抹茶と焼き餅3枚のセット(¥700)をお願いする。
カウンターの向こうで、店員さんが抹茶を立てて下さる。
シャカシャカシャカ…
こんな音を聞くのも、いつ以来だろうか?
氷で一気に冷やして、出来上がり。
「錦竜水で立てた抹茶でございます…」
水の違いが分かるほど、繊細な味覚は持っていないが、
霊水と聞けば、おのずと気分が高まるというもの。
それに口をつける間もなく、ふわりと、香ばしさが立ち昇った。
焼きたてのお餅である。
餅は薄く焼き伸ばされており、ほど良くついた焦げ目の、パリパリ感がいい。
菊紋の押し型が、焼き付けられている。
独特な形の4つ又フォークは、餅をぴったりホールドできる。
中には粒あん。
餅そのものが薄いから、あんの量は少なく、自然と甘さも控えめになる。
滝の流れを眺めつつ、実にゆったりとした気分で過ごすことができた。
笑顔の美しい店員さんも、かなりの好印象。
ごちそうさまのあと、店内から見上げた景色を確かめてみようと、
脇の石段を少しだけ登る。
錦竜水が流れ落ちる小滝、その傍らには聖観音堂。
旅の幸運を願い、お参りした。
この風情、私が食べログを始めて以来、甘味処としては最高である。
縁結びの場所としても、知られているそうだが…さもありなん。
阿波おどり会館やJR徳島駅ビルでも同じものは食べられるが、
もう断然、こちらの本店がお勧め。
徳島を訪れる際には、是非とも足を運んでいただきたい名店である。