よい子さんが投稿した茶房 菊泉(北海道/十字街)の口コミ詳細

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茶房 菊泉末広町(函館)、大町、十字街/甘味処、カフェ、郷土料理

1

  • 昼の点数:3.7

    • ~¥999 / 1人
      • 料理・味 3.7
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.7
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2012/12 訪問

  • 昼の点数:3.7

    • [ 料理・味3.7
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.7
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-
    ~¥999
    / 1人

古建築のぬくもり、街を見下ろせるロケーション。函館の正月料理・くじら汁は、心も身体も温まる一杯!

[北海道函館市]
2012/12/9(日)
元町地区の甘味処・和カフェ。
古い酒屋の木造建築を転用した、リノベーションカフェである。

八幡坂のてっぺんから望む函館港は、この地を代表する景色のひとつ。
その坂を登りきり、右手に進んだところにある。

ふと店頭の貼紙が目に入り、「鯨汁」というのに興味を引かれた。
港町では、昔から鯨食が盛んであるはずだが、こと汁物というのは目新しい。
吹き付ける寒風から逃れるように、さっそく入店。

かつて「菊泉」という酒を商っていた旧家。
家なので、靴を脱いでお邪魔する。

入って左手には掘りごたつのように座る、変形のカウンター席。
右手の戸を開ければ、掘りごたつのある座敷席と、港を見下ろせるテーブル席(こちらは全席禁煙)。

このロケーションと、店内の雰囲気だけでも、☆4確定の素晴らしさである。
下調べリストには無かったが、これは嬉しい出会い。
どちらかといえば、カップルや家族向けだが、一人でも特に臆することはない。

メニューは和カフェ的で、甘味からパフェ、喫茶店的な軽食まで幅広く揃う。
主なメニューは以下の通り。

 ・抹茶  ・スイートポテト  ・ゴマアイス
 ・とうふ白玉ぜんざい  ・フルーツぜんざい  ・おしるこ
 ・冬のパフェ(スイートポテト・ぜんざい入り)  ・黒蜜パフェ
 ・野菜ナンサンド  ・小倉トースト
 ・デミグラオムライス  ・ブラックオムライス(いかすみ使用)
 ・ナポリタン  ・いかすみパスタ
 ・くじら汁と赤飯、おにぎりのセット

私は、くじら汁を単品でお願いした。

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■くじら汁(¥500)
薄切りにされた鯨肉と、たっぷりの野菜・山菜。
海の幸と山の幸がお椀の中で出会う、郷土料理だ。

味付けはシンプルな塩味(やや強め)。
以下の通り、具だくさん。
大根、人参、白こんにゃく、姫たけのこ、ふき、(おそらく)芋の地下茎。
特に、ふきの香りが際立つ。

くじらは極薄切りで、かつ少量である。
皮のすぐ下の脂身を、塩漬けにして使用。
単独で口に入れると、プルプルした食感が感じられる。
特に癖はない。このくじらが、汁全体にコクをプラスしているように感じられる。

函館では、正月に家族みんなで集まり、くじら汁を食べる習慣があるのだという。
甘納豆で炊いた赤飯とともに、北海道ならではの、ハレの食卓と言えるだろう。
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最後に、酒屋の半纏をまとったお店の方と、少し話をさせてもらった。
菊泉という酒は今はなく、松竹梅か(何か)に吸収合併されてしまったそうだ。
かつての当主は二科展に入選する実力派の画家でもあり、その作品は今でも店内で見ることができる。
建物は100年来の歴史があるそうだ。

旅人の心も身体もあたためてくれる、くじら汁。
八幡坂を登る機会があれば、ぜひ一度この店ものぞいてみてほしい。

  • 鯨汁(¥500)。山菜がたっぷり入って具沢山!心も身体も温まります

  • 中央にある縦長のびろーんとした物体が、鯨さんです

  • 旧函館区公会堂の近くにある和カフェ「菊泉」。「鯨汁」の貼紙に興味をひかれて入店

  • 店内には囲炉裏があり、おばあちゃんの家にお邪魔したかのよう。懐かしい雰囲気だ

  • 昭和前期を思わせる内装。のらくろ二等兵とか飾ってます

  • 酒屋だった頃の記憶をうっすらと残す店内

  • 窓側のテーブル席からは、函館の街並みが見渡せるロケーション

  • 鯨汁は、鯨の皮のすぐ下の脂身の塩漬けを使用。甘納豆で炊いた赤飯にも興味あり

  • 和カフェなので、ぜんざい・おしるこ・パフェ類はお手のもの

  • 函館名産、がごめ昆布の美味しい食べ方も指南してくれる

  • (おまけ) 雪の八幡坂から函館港を望む。今日は晴天に恵まれ、すがすがしい風景です

2020/08/22 更新

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