2回
2022/04 訪問
仙台に来たら、旨い海鮮が食べたい… 肉厚なカツオに煮ダコが旨い、妥協なしの海鮮丼!
ランチ海鮮丼(¥1000)。小鉢は、クリームチーズのとろとろ玉子とじ(仮称)
マグロ赤身・カツオ・サヨリ・蒸し海老・煮だこ・釜揚げしらす・とびっこ・玉子焼… 豪華絢爛!
イワシの漬けとろ。半生の塩辛みたいな印象で、思わず日本酒が欲しくなる♪
平日ランチは四季安田へ。カウンターには、青い松川だるまが鎮座
左が「一心加減燗」、右が「四季安田」。どちらも良い店なので、迷ってしまいます~
定禅寺ヒルズの地下に、和食「四季安田」と、同じく和食「一心」グループの3軒が連なる
定禅寺通と国分町通の交差点角、ベローチェの向かいにある「定禅寺ヒルズ」
(おまけ)定禅寺通。ケヤキ並木、青葉の美しい季節!
2022/05/13 更新
2015/01 訪問
穴場感たっぷり、地下に広がる上質な空間。海鮮メインのランチは、抜群の満足度!
[宮城県仙台市][来訪回数:11回]
2013/10/3(木)
仙台中心部・定禅寺通りにある和食の店。
海鮮系を得意としており、落ち着いた雰囲気の中で満足のいく食事が楽しめる。
定禅寺通り・国分町通りの交差点角から、北へ10歩ほど進んだビルの地下1階。
横一線のカウンターが9席、
靴を脱いで上がる畳席(4人掛けのちゃぶ台)が3卓。
カウンターからは、料理人の仕事がよく見える。
雑居ビルの地下にあるので、なかなか気付きもしない立地と思うが、
これは想定外に良い雰囲気。まさに穴場といえる。
カウンターの上には、青い色した仙台の縁起物・松川だるまが鎮座。
その脇には季節のきのこ、ひらたけ、しめじ、なめこが並ぶ。
(再訪したら、ローズソルトの塊に紅葉をあしらったディスプレイになっていた)
また卓上には、京都の一味と黒七味が並ぶ。
ランチメニューは全品¥800。
・海鮮丼 ・刺身定食 ・とんかつ定食 ・かつ丼
・日替わり(ローストポーク定食、シャケハラスのスモークあぶり定食)
------------------------------------------------
■海鮮丼(¥800)
イカ・タコ・マグロ・サーモン・サバ・玉子焼が乗った海鮮丼。
ムール貝の吸物付。
3点ほど、個性的なところのある海鮮丼だ。
1 イカの上に、この店お得意のタレが掛けられている。
刻まれた香味野菜と唐辛子、韓国風のようで和風な、甘辛いタレ。
季節によるのかもしれないが、マグロではなくイカが主役の改正だ。
2 サーモンがルイベ(半冷凍)である。
そのため、最初に食べればルイベとして、あとで食べれば刺身として、異なる食感が楽しめる。
3 まるでラーメンのトッピングのように、海苔が添えられている。
海鮮丼に海苔が入るのは、とても珍しいと思う。
確かに海苔も、海産物の仲間。
海苔が湿るので綺麗に食べるのは難しいが、どう食べようか、考えるのも面白い。
全体のボリュームも適度であり、満足のいく内容。
ただ、吸物は少し塩が強すぎた気がする。
----------------------------------------
■刺身定食(¥800)
魚を得意とする安田さんだけあって、刺身定食も迫力十分である。
マグロ、サーモン、カツオ、蒸し海老、甘海老、帆立に玉子焼。
特製の香味野菜ダレが添えられる。
蒸し海老というのも珍しいし、ヒモを含めて1個丸ごとの帆立、
殻を剥いて 5~6尾にもなる甘海老など、大盤振舞いだ。
特に、甘海老の殻が剥かれているのは、面倒さがなくて親切だ。
黒い網目のような飾り(?)が付いてくるが、これは食べられるのだろうか?
こわごわ口に入れてみると、パリッとして少々ぬめりのある、海藻を干し固めたものだった。
こちらも残さず、いただきたい。
------------------------------------------------
■かつ丼(¥800)
魚メインの和食屋さんだが、がっつり昼時サラリーマンの需要にも応える。
蓋付きのお椀で出てくるので、高級感がある。
とろとろ半熟に仕上げられた、玉子とじが食欲をそそる。
味付けはしっかりめ、ボリュームも十分で、
午後のバイタリティをばっちり補給できる。
吸物も実に上品な味わい。
なめこの大きさも、只者ではない。
------------------------------------------------
■〔日替り〕 シャケハラスのスモークあぶり定食(¥800)
まず結論を言うと、☆4確定の素晴らしい内容。
懐石料理のように美しい三点盛り、
まさかランチで蟹が食べられるとは、思ってもみなかった。
シャケハラスのスモークは、その香りだけでごはんが食べられそうな薫香。
ハラスだけに、脂の乗りも申し分なく、とろけるような味わい。
宗田鰹のたたきは、韓国料理のような、オリジナリティあるピリ辛の味付けで食欲をそそる。
味噌が染み込んだルイベのような赤身は、ごはんのおかずにも最高だ。
これに旨い刺身が付くのだから、文句のつけようがない。
------------------------------------------------
■〔日替り〕 銀タラのかま煮付け・刺身付き(¥800)
魚が得意な安田さんだけに、このメニューには期待が持てる。
カマは脂がのって、しっかりこってりとした味付け。
一緒に煮つけられた梅干が、隠し味。
ごはんはやや固めに炊かれており、個人的な好みに合う。
添えられた刺身は、マグロ2切れ、サーモン、白身。
分厚く大きく切られており、冷たくて鮮度も良い感じ。
添え物とは思えない充実度だ。
汁物は、なんとカニ汁。
爪や脚の身を出すのは、ちょっと面倒だが、
そうしなくても殻の上から噛み締めれば、カニの旨みが味わえる。
------------------------------------------------
■〔日替り〕 揚げかま定食(¥800)
笹かまで有名な仙台、かまぼこ食文化が根付いた地域でもある。
揚げかまをメインに据えたランチは初めて見たので、迷わず注文。
前菜的な盛り合わせの中には、
白子ならぬ、たら菊(仙台での白子の呼び名)が含まれている。
前回は蟹だったが、この一品が他店にない贅沢である。
揚げかまは、予想していたしっかり食感のものではなく、
紀文「はんぺん」を揚げたような、ふんわり感のあるもの。もちろん手作りである。
小口切りのねぎとともに、醤油ベースの出汁でさっぱりと。
汁物はあさりの澄まし汁であった。
------------------------------------------------
■〔日替り〕 カニ鍋定食(¥800)
まさかランチで、カニ鍋が食べられるとは思ってもみなかった。
ご馳走だったのは確かだが、カニさんフォークがなかったので…
ちょっと食べにくかったかな(^-^;)
牡蠣もたっぷり入っており、魚介の旨み、白菜の甘みの染み出た
出汁が一番のご馳走だ。
------------------------------------------------
ちなみに夜は、以下のような料理を味わえる。
・秋刀魚のぬたあえ ・まんぼうのホルモン唐揚げ ・スタミナしらす冷や奴
・宗田鰹のたたき ・鱈きくとかきのバター焼き ・かに鍋
・海鮮と肉の寄せしゃぶしゃぶ ・毛蟹 ・わたり蟹
「十四代」を初めとする、東北の銘酒も揃える。
見れば、店主と声を交わす常連客らしい姿もある。
応対もしっかりしており、接待にも十分使えるレベルと感じる。
東京なら¥1000でもおかしくない、かなり満足度の高いランチ。
勾当台公園付近で昼食を食べるなら、自信をもってお勧めできる一軒である。
〔ランチ〕海鮮丼(¥800)。真ん中の旨辛タレ、鮭のルイベ、海苔が個性的
〔ランチ〕刺身定食(¥800)。甘エビのむき身、一個丸ごとの帆立、一味違います!
〔ランチ〕かつ丼(¥800)。見事に半熟の仕上がり、蓋つきのお椀で高級感ばっちり!
〔日替ランチ〕シャケハラスのスモーク定食(¥800)。驚異のコスパです…
三種盛り。¥800のランチでこんな豪華なものが出るとは、全くの想定外!
薫香が食欲をくすぐる、シャケのスモーク。極上のおかずです
〔日替ランチ〕さんま丸干し焼き定食(¥800)。ポン酢との相性が良い!
〔日替ランチ〕カニ鍋定食(¥800)。あんきもと筋子の小鉢付き
かに鍋の身を取るのは、少し骨が折れる。牡蠣も入ってる
〔日替ランチ〕さつま揚げ定食(¥800)。いつ食べても、ここの刺身は外れがない
ふわり、優しい味わいのさつま揚げ
〔日替ランチ〕あげかま定食(¥800)。小鉢には白子(たら菊)の姿が
日替わりのあげかまは、ふんわりとした食感。小口ねぎでさっぱりと
〔日替ランチ〕銀タラのかま煮付け定食(¥800)。カニ汁というのもすごい
〔日替ランチ〕カレイの一夜干し定食(¥800)。大振りナメコの吸物もお見事!
〔日替ランチ〕白身フライの玉子とじ定食(¥700)。少量でも厚切りの刺身が付いてくるのが嬉しい
付け合わせの刺身も、大ぶりなカット。満足度高い
安田さん入口。雑居ビルのB1、まさに穴場的存在だ
定禅寺通りと国分町通りの交差点、ちょっと北側。地下を目指そう
2015/01/22 更新
[宮城県仙台市][来訪回数:12回]
2022/4/28(木)
国分町の北側、定禅寺通にある和食店。
店舗情報は、1回目の「行った」をご参照あれ。
7年前、仙台に住んでいた頃、ランチタイムによく通ったお店。
昔を懐かしんでお邪魔してみた。
客席はカウンター7席、小上がり4人掛け×3卓程度。
全席禁煙。BGM代わりにTVが流れる。
落ち着いた雰囲気で、女性客・年配のお客さんが多い。
ビジネスユース(領収書利用)も多い様子。
よく見ると、器も美しいものがセレクトされている。
--------------------------------------------------
■海鮮丼(¥1000)※税込10%
到着してびっくり「ごはんが見えない」!
ネタは、マグロ赤身・カツオ・サヨリ・蒸し海老・煮だこ・釜揚げしらす・とびっこ・玉子焼。
とびっこキラキラの盛り付け、赤い花びら(エディブルフラワー)も散らされて、豪華絢爛!
皮目をさっと炙ったカツオは豪快な厚切り、もっちりと肉厚で旨味たっぷり。
これが 4切れも入っているのだから、価格設定がおかしく思えてくる(笑)
煮だこも、さりげなく手間を掛けた一品。タコの特産地・志津川産であろうか。
添えられた「イワシの漬けとろ」は、生のイワシをヅケにしたもので、半生の塩辛みたいな印象。
旨味が詰まっていて、思わず日本酒が欲しくなる♪
小鉢は、細かい賽の目に刻んだクリームチーズを、あんかけ玉子とじにしたユニークな一品。
和の海鮮丼に対し、洋の一品を加えることで相乗効果
--------------------------------------------------
たまたまお客さんが重なったこともあり、思いがけず時間が掛かってしまったが、
仙台に来て良かったと思える、リッチな昼食をいただける一軒だ。