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むじ汁定食(¥700)。田芋の茎がごろごろと入り、小さいけれど食べ応え十分の逸品!
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上品な甘みのある味噌風味。各種ブレンド味噌と、豚骨・鰹出汁を用いた味の深み!
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田芋(たーんむ)リフト。粘りが強く、紫色した里芋のイメージ
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大根甘酢、ブロッコリーとちくわの胡麻酢、人参ともやしの胡麻和え
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サービスして下さった、へちまのピクルス。中央部分は、想像以上にふにゃーっと柔らかい!
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店内も赤色に染まる。沖縄のめでたい雰囲気が満載です
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聞き慣れないメニュー名に心惹かれまくる。のれんをくぐって中へ!
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沖縄の健康発進! ちなみに「肝しんじ汁」は、レバーと薬草を煎じた薬膳汁
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迷路のような市場の中で、ひときわ異彩を放つ。コーヒーもあるんだねー
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時間的に閉まっている店もあったが、一線で頑張っている現役の生活市場です
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栄町市場の入口。あちらこちら、彷徨ってみるのも楽しい
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[沖縄県那覇市]
2014/9/12(金)
栄町市場の郷土料理店。「まんぷ」と読む。
むじ汁、肝しんじ汁など、沖縄ならではの珍しい汁物をいただける。
場所は、ゆいレール安里駅から北東方面へ徒歩3分。
戦後の空気感を残す、これぞ沖縄という社交街を通り抜けて、
その奥にある栄町市場へと迷い込んでゆく。
市場は何本もの小道が通り、通り抜けるだけでも楽しい空間。
こちら「万富」さんは赤一色の派手な外観で、すぐに見つかることだろう。
暖簾がはらりと掛かっているだけの、常に開け放たれたドア。
沖縄らしく、鮮やかな紅色のカウンターは全9席。
テーブル席は無し、全席禁煙。
BGMは、AMラジオが流れる。
カウンターの中には、上品な感じの琉球婦人がひとり。
沖縄県が定める「地産地消おきなわ食材の店」に認定されている。
メニューは 4品。
・むじ汁 ・肝しんじ汁 ・てびち汁 ・今帰仁産の牛汁
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■むじ汁定食(¥700)
田芋の茎=むじをふんだんに使った、味噌仕立ての汁。
お惣菜三点(大根甘酢、ブロッコリーとちくわの胡麻酢、にんじんともやしの胡麻和え)に
加え、古代米ご飯が付く。
お盆にまとめて、コンパクトに供される。
沖縄食堂の大盛上等な感覚に慣れると、この量はかなり控えめに思える。
しかしこれ、実際には食べ応え十分なのだ。
汁の中には、「ぎっしり」と言っていいほどむじが入る。
さらに田芋(子芋)そのものや、大きめカットの島豆腐も入り、非常に具沢山の汁物に仕上がっている。
田芋というのは粘りの強いタロイモ系で、本土の里芋に近い存在。
里芋が畑で育つのに対し、田芋は水田で育つ点が異なる(主に金武町・宜野湾で栽培される)。
その茎であるから、本土でいえば「ずいき」にあたる。
低カロリーかつ、食物繊維豊富な食材。
一番の魅力は、なんといっても むじのザクザクという快い食感だろう。
ザクザク、ザクザク…
噛むたびに、茎の中から味噌汁の旨味が染み出てくる。
汁はほのかに甘みがあり、明らかに白味噌と思い伺ったら
「信州味噌と数種類の味噌をブレンドしたものに、豚骨やカツオのダシを加えています」とのこと。
なるほど…言われてみれば、味噌だけでは出せない旨味に富んでいる。
「昔は茎に加えて芋まで、完全にどろどろになるまで煮込む料理だったんですが、
今の時代に合わせて、食感を残すようにしています」
茎のえぐみを除きつつ、食感を強める独自の調理法についても伺うことができた。
「田芋には子芋がたくさん出来るので、子孫繁栄に通じるおめでたい料理として
お祝いごとに使われるんです。
お店に鍋を持ち込んで、20人分という注文も受けてます」
沖縄のお祝いには肉が付き物、むじ汁にも本来は豚三枚肉が入るというが、
この店では、脂分をカットするためあえて入れていない。
慶事向けには、「別に肉屋さんで買って入れて下さいね」と言うそうだ。
まわりは市場だから、確かにそれが一番良さそうだ(^-^)
さらに、試しに作ってみたという「へちまのピクルス」をサービスしていただいた。
へちまの味噌炒めは、沖縄家庭料理のスタンダードであるが、ピクルスにしたのは初めて見る。
果肉は柔らかく、尖った酸味のないまろやかな味が、店主の穏やかな性格を映したもののように思えた。
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ちなみに肝しんじ汁の方は、豚レバーを煎じ、ハンダマ(紫色の菜っぱ)やニガナを入れた薬膳スープ。
牛汁というのは、親戚が営む今帰仁産の牛肉を内臓ごと煮込み、
1日置いて浮かんでくる牛脂を完全に取り除き、あっさり味に仕上げたものらしい。
いずれも非常に興味深い。
食後のゆんたく(おしゃべり)も非常に充実していたし、これは再訪確実な店。
旅行初日にして、次回の沖縄旅行が楽しみになってきた(笑)