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ソフトクリーム(¥180)。これぞ花巻名物、甘すぎず適度なミルキー感、いける味です!
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長く伸びたテール部分も、ここでしか見られない造形美。すごい重量感だ
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箸を使って整形! これで空気に面する面積が減り、溶けにくくなる(はずだ)!
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ある程度食べ進むと、なんと中空構造! このため何とか完食できた~
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ナポリかつ(¥660)。ナポリタン&とんかつという、爆発的ボリュームの一皿だ!
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まろやかケチャップ味、麺はナポリタンとしてはやや細め。タバスコ掛けてGo!
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トンカツソースが個性的。赤ワインであろうか、焦げ感のある大人風味
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ポットからは温かいお茶が出る。割り箸ケースも年代もので、雰囲気抜群
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このコーンスタンドも、レトロで嬉しいよね。エスプレッソが飲めそうな形(^-^)
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ナポリかつとソフト。両方ともかなりの量と聞いているが、レビュアとして、挑戦しないわけにはいかない!
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700人を収容可能な巨大食堂。ほぼ全てのテーブルにお客さんが座る人気ぶり
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あいにくの雨空だが… 晴れていれば、素晴らしい青空とともに食事を楽しめそうだ
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有名メニューは、ソフト・ナポリかつ・ワッフルだが、それを知らない方が迷えて楽しいかも…
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プリンアラモードにフルーツパフェ… デパート食堂に欠かせないデザートの数々
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(洋食店+喫茶店+居酒屋+寿司屋+そば屋+中華料理店)÷6 した感じ
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エレベーター側入口の、ステンドグラスに存在感あり!
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階段から上がると、この扉が入口。エンジェルのイラストも趣深い
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エレベーターで一気に行くのもいいが、他のフロアの様子も是非見てみよう
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目指すは 6F「展望大食堂」。でも、ほかのフロアが頑張っているから「デパートの食堂」であり続けられるのです
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商店街の駐車場側から、マルカンデパートの雄姿を見る。みんなで利用し、良き昭和を後世に残そう!
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花巻が誇る、マルカンデパート。6階にある大きな窓が、展望大食堂です
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[岩手県花巻市]
2015/4/1(水)
花巻市街地にある、デパート上層階の大食堂。
デパート食堂ならではのノスタルジーと、巨大ソフトクリームが人気の店。
宮沢賢治が暮らし、愛した町・花巻。
その片隅に、いまも食べロガーにとってのイーハトーブ(理想郷)が現存しているのだ。
場所は JR在来線の花巻駅(東口)から、南東へ徒歩15分。
車の場合は、デパートの駐車場があるほか、近くの市営駐車場(30分¥100)を利用可能。
ランドセルや子ども向け衣料が並ぶ 1階から、エレベーターで目指すは 6階。
扉が開くと、左右いっぱいに広がるサンプルケースと、飴色のステンドグラスに迎えられる。
まさに「大食堂」の名に恥じない、6階フロア全体を使った展望食堂。
700人を収容可能だという。
そして、その店内を「埋め尽くす」といっても過言ではないほどの客、客、お客さま。
元気なお年寄りたち、若い女性のお一人様、お子さま連れの家族連れなど、属性は多種多様。
水曜日のランチタイム、観光客はおそらく少ないだろう。
人口10万弱の都市とは思えないほどの賑わい、まさに花巻市民の胃袋を満たす、という表現がぴったりだ。
さて、この食堂の使い方であるが…
(1)エレベーター側にあるサンプルケースを見て、食べたい料理を選ぶ
(2)レジで食券を購入
(3)席を決めて座る
(4)通路を行き交うウェイトレスさんに食券を手渡す
どれだけ種類があるか、分からないほどのメニュー数…
洋食、寿司、ラーメン、そば、トンカツ、丼、定食、デザート、何でもあり!
この中から、何を食べようか迷うのが、大食堂の醍醐味だ。
忙しく動き回る女性店員さんは、今でいうメイドさんルック。
セルフサービスではないので、片付けは店員さんに任せて良い。
(昭和の時代、セルフの店なんて無かったなぁ)
窓側は満席だったので、そこから一つ内側の席につく。
レトロな形の割り箸入れ、熱いお茶が出てくる魔法瓶、すべてが微笑ましい。
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■ソフトクリーム(¥180)
全長20センチはあるだろうか?
ぐるぐる、ぐるぐる、ぐるぐる… いったい何巻きあるのか分からない。
マルカンデパート、いや花巻の伝説的存在。
土日の場合、提供に50分掛かることさえあるらしい(今回は水曜のため、5~6分で出てきた)
ソフトクリーム巻き職人の技量が試される商品ともいえよう。
この勇姿を前に、写真を撮らずに我慢できる人は少ないだろう。
先行レビュアさんが「ピサの斜塔」と表現されているが、まさにその通り。
底にある支持容器の加減で傾きが変わるので、まずは可能な限り水平を保つことが大事。
口に入れる前に、少し考えた。
溶けきる前に完食するのが、私に与えられたミッション。
気付けば、私の右手は割り箸を握っていた。
ソフトクリームの命である、表面の凹凸(くねくね)を、割り箸で平らにならしつつ食べ進む。
見た目が、ジェラートのようになってゆく。
こうすることで空気に触れる面積を減らし、溶けてゆくスピードを遅らせようと考えたのである。
味は濃厚でもあっさりでもない、ちょうど良いミルキー感。
甘すぎないので、続けて食べても飽きはこない。
半分以上食べ進むと、中心部分に空洞が現れ、ほっとする(笑)
先ほどの作戦が功を奏し、表面が平らになったソフトクリームはほとんど溶けることなく、
最後まで美味しくいただくことができた。
最後、ふにゃふにゃになったコーンも、ご愛嬌(笑)
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■ナポリかつ(¥660)
B級グルメの女王・ナポリタンと、パワーランチの代表格・とんかつのコラボレーション。
この食堂で、ソフトクリームに次ぐ名物商品と聞けば、チャレンジしない訳にはいかない。
大きめの皿にどっさり盛られたナポリタン、その上に寝そべるトンカツ、脇を固める生野菜(レタス&大根)。
ボリュームは200点満点。
パルメザンチーズとタバスコが添えられる。
実際の提供タイミングとしては、ソフトクリームと交戦中であったため、
二手に分かれた敵をどう対処するか…手に汗握る攻防が始まった!
スパゲティは、ナポリタンとしてはやや細目、
もちろん柔らかい麺だが、ふにゃふにゃとまではいかない。
懐かしのケチャップ味に、油がまろやかさをプラスする。
具はハム・豚肉・玉ねぎ・マッシュルーム。
バランスが取れていて、なかなか美味しいナポリタンだ。
食べても食べても減らないように見えるが… 気のせいか…
前半はそのまま、後半はチーズ&タバスコでパンチを効かせて戦うのが定石だろう。
トンカツにも箸を伸ばそう。
肉は厚すぎず、薄すぎず、これもまた良し。
これだけでちょっとしたトンカツ定食が出来そうな… 決してミニサイズではないのだ。
最初からソースが掛けられているが、これが普通のウスターソースではない。
赤ワインを効かせてあるのか、少し焦げ感があるというのか、
ほろ苦みのある、大人っぽい味のソースなのである。
生野菜の方には、白くて酸味のあるフレンチドレッシングが掛けられている。
戦闘終盤は、この野菜が本当にありがたく思えてくる(笑)
野菜と一緒に、カツを攻略してゆく!
最後の方は、ナポリタンに掛けるべきパルメザンチーズを、ソフトクリームに掛けそうになるほど錯乱しかけたが(笑)
なんとか、なんとか完食!
なんという充実感であろうか!
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私が食べている間も、お客さんは全く減らず、むしろ賑わいは増すばかり。
作られた昭和レトロの世界ではなく、今まさに「生きている」現役のデパート食堂。
デパートは 1959年創業、半世紀を過ぎて老朽化も進んでおり、この形であと何年営業できるか。
「伝説」になってしまう前に、花巻まで足を運ぶ価値は十分にある。
※2016/3/8 追記
新聞報道によれば、2016年6月7日をもって百貨店の閉店が決まったとのこと。
ビル老朽化により耐震基準を満たせず、補修・建替に多額の費用が掛かることから、営業継続を断念したという。
上記レビューでの私の懸念が、思いのほか早く、現実のものになってしまった。
せめて、このソフトクリームだけでも、市内のお店で引き取ることは出来ないか。
地方都市とは思えない賑わいを見せていた、花巻を代表する名店だけに、
このまま伝説として消え去るのは非常に惜しい。
多くの方が働いていただけに、地域雇用の問題も気になる。
復刻版として、花巻駅の近くに小規模なレストランを構え、マルカンの名を引き継いでも良いのではないか。
ともあれ、まずは現状の姿を目に焼き付けておきたい。
残された時間は、あと3ヶ月。
週末やゴールデンウィークなども利用し、食べロガーの皆さんには是非とも一度、
花巻まで足を伸ばし、この空間を味わってみて頂きたい。