よい子さんが投稿した仙人小屋(山梨/小淵沢)の口コミ詳細

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閉店仙人小屋甲斐大泉、甲斐小泉/郷土料理、オーガニック、肉料理

1

  • 昼の点数:4.0

    • ¥2,000~¥2,999 / 1人
      • 料理・味 3.7
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2018/05 訪問

  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味3.7
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥2,000~¥2,999
    / 1人

五感で受け止める山の幸! ジビエもすごいが、山菜料理も驚きが止まらない!

[山梨県北杜市]
2018/5/28(月)
八ヶ岳高原ラインの途中にある、自然派食堂。
山菜やジビエをふんだんに使った、個性的なメニューを提供。
食べログスコア★3.65/ 133件の人気店。

八ヶ岳の南麓、中央道・小淵沢ICと清里を結ぶ、八ヶ岳高原ライン(県道11号)。
道の両脇に茂る新緑の木々は、いまが盛りとキラキラ輝いている。
標高にして400~500mを駆け上る山岳道路であるが、道幅は十分に確保されている。
ときおりコーナリングが入るので退屈せず、緑の美しさとあいまって、絶好のドライブコースと言っていい(´▽`)

小淵沢から清里へ向かう中間、少し清里寄りのところに、仙人小屋がある。
小淵沢ICから13km(車で20分)、JR清里駅から9km(車で15分)。
基本的には水曜定休、秋冬には定休日が増える(水木、水木金)。

"小屋" の外壁には熊の毛皮が何枚も貼られ、訪問者を出迎える。
並ぶ薪は、調理に使うのか、冬場の暖房に使うものか。

店内に入ると、すぐにお品書きが貼られている。
〔山菜系〕 春の山菜定食、山菜盛合定食、タラノメ天丼、こし油天丼、山うど天ぷら
      色々天プラ定食、焼タケノコ定食、タケノコ刺身、破竹の天ぷら、深山オニクスープ
      天然きのこカレー、百茸スープ、山菜天ざる、天然ワサビそば、とろろそば
〔ジビエ系〕熊&鹿焼肉定食、熊肉丼、熊のスペアリブ、熊の手の平スープ、熊カレー
      イノシシの顔面燻製、鹿のレアロースト定食、鹿しゃぶしゃぶ定食、鹿の心臓焼き
〔川魚系〕 ニジマスのノドチンコ、イワナ塩焼定食、ニジマス塩焼、ワカサギ天ぷら、新子天ぷら
〔その他〕 ハチノコ丼、ハチノコのつくだ煮

なんともインパクトの強いメニューたち(´▽`)
天然素材を使うため、季節によってメニューが大きく異なる。

注文をしてから、好きな席に座る。
客席はカウンター5席、4~6人掛け丸太テーブル×4卓、小上がり2~4席×3卓。
全席禁煙。BGMはクラシック。

「仙人」というから、気難しい親父さんでも出てくるかと思いきや、
穏やかな感じの女性だったのでまずは安心(笑)

その「普通さ」とうらはらに、レジでは、大熊の毛皮(40万円)を販売中。
それは買えないという貴方、熊の手のひら¥3000~ の購入を検討なさっては。
ほかにも熊の骨(オブジェ用)、熊の脂、狩猟用ライフルの薬莢など、
一歩以上突き抜けた品揃えだ。

店内には複数の石油ストーブが並んでおり、その上にやかんが多数置かれている。
(夏なので、火は焚かれていない)
やかんには、一つずつ異なる薬草茶が入っており、これらは全て(無料で)飲み放題だ。
いわば薬草ドリンクバー。

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■カラマツ茶(無料)
すごい香り! 何これ?
何とも表現しにくいが、どこかアルコールのジン(ジュニパーベリー・杜松の実などで
香り付けする)を連想させるような…
甘さはなく、特異な香りを楽しむドリンク。

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■ニッキ茶(無料)
すごい香り! そのまんまシナモンジュース!
こちらは甘味が含まれており、まさに "ニッキ水"。
昭和中期に育った方にとっては、懐かしい風味なのでは。

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■ノンアルコールビール(¥450)
銘柄は、キリン「零ICHI」。
自転車愛好家を除けば、クルマでしか到達できない場所のため、ノンアルの需要は高そうだ。

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■色々天プラ定食(¥2000)
これは凄い(´▽`)
見たら、もう笑うしかないボリューム!
もちろん全て揚げたて。きのこ汁・小鉢・お新香・ごはん付き。

わらび、こしあぶら、タケノコ、しめじ、舞茸、エリンギ、でかいキノコ、
ズッキーニ、ピーマン、茄子、いんげん、れんこん、さつまいも、かぼちゃ、カニカマ
…カニカマが入っているのが微笑ましい♪

見た目にも、また実際に食べてみても、とんでもない量…
同行者はさっそく戦意喪失し(笑)私が後を引き継ぐことに。
天ぷらはどれも美味しく、気合を入れて食べ進む。なんとか完食!

普通の食堂であれば、ゆうに2人分以上の量がある。
これで2000円とは、恐れ入る。

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■山菜盛合定食(¥2000)
おひたし・白和え・醤油漬けなど、全8品が整列する。
見た目には地味だが、これこそ山の幸、山の滋味の決定版!
ちなみに各山菜の説明はなく、以下には私が食べながら推測した内容を含む。

◎行者ニンニクの醤油漬け
 ビリビリビリ、涙が出るほどの辛さ!
 青い葉の部分はそうでもないが、白い茎の部分に辛味が集中している。
 醤油の旨味とあいまって、白飯が進む味。
 残り香はニンニクより強いので、要注意(ニヤリ)

◎シュンラン梅肉あえ
 ピンク色で可愛い外見。
 若いタケノコかなと思ったが、メニューを見るとシュンラン(春蘭)とある。
 Wikipediaによれば、花を酢の物にして食べるとあるが、これは花なのだろうか。
 興味深い…

◎ハコベのキャビア和え
 あっさりと淡い味付けのおひたしに、ぷちぷちとした食感。
 魚卵だろうか… と思ったが、メニューを見るとキャビアのようだ。

◎野セリの白和え
 セリというと香りが強いイメージだが、こちらは豆腐を加えてあっさりと。
 山菜は見ただけでは正体不明、メニューを見なければ判別困難~

◎ふきのとうのおひたし
 これは一口食べて判別できる。すごい香りと苦み!
 これぞ大人の食べ物(^-^)

◎ゆりねの甘煮
 おせち料理でお馴染み、それ以外ではめったに見かけない百合根。
 ほんのり甘く、クセなく仕上げてある。

◎きのこ汁
 これ、単なる吸物のレベルを超越している。
 凄い大きさのシメジ!
 ヒラタケ・舞茸・えのき茸・生きくらげ。シャキシャキ、シャキシャキ…
 驚いたのは、甘さ強めの甘辛い味付けで、かつ片栗粉のようなとろみがあること。
 なるほど、キノコにはこんな味付けも合うんだ…と、目からウロコ。

◎小鉢
 ふきのとうの酢漬。天然の苦味と、酸味が交錯する。
 ふきのとうといえば、天ぷらか味噌に混ぜるかというイメージなので、
 ピクルス風に仕上げてあるだけで驚きがある。

◎ごはん
 白いごはんに、桜の塩漬けがトッピングされる。
 桜特有の香りに加え、ほど良い塩気が加わる。
 桜の塩漬け、お湯に入れるイメージしかなかったが、意外と白飯にも合うものだ。
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インパクト満点のジビエ料理もいいが、一見おとなしそうなイメージの山菜料理にも
"仙人小屋" ならではの驚きが詰まっている。

冬眠前のクマみたいに、満腹になったお腹を引きずるようにして(笑)
のろのろと帰途についた。

  • ノンアルコールビール(¥450)。クルマでないと来られない場所、酒がなくても山菜で酔える

  • 色々天プラ定食(¥2000)。きのこ汁もすごい、小鉢もすごい、笑うしかない!

  • 全15種類? 目の前にすると、写真以上の迫力があります。同行者は見ただけでノックアウト状態(笑)

  • わらび・こしあぶら・タケノコ・しめじ・舞茸・エリンギ・ズッキーニ・ピーマン・茄子・いんげん・れんこん・さつまいも・かぼちゃ・カニカマ

  • でっかいキノコ! オオヤマドリ…かな?

  • 山菜盛合定食(¥2000)。8種類の山菜が勢ぞろい、これぞ山の滋味の決定版!

  • 左上:アマドコロおひたし、右上:ふきのとうおひたし、左下:野セリ白和え、右下:ハコベのキャビア和え

  • 左上:行者にんにく醤油漬、右上:ゆりね甘煮、左下:シュンラン梅酢、右下:ニホンタンポポおひたし

  • 甘辛い味付けのキノコ汁は、もう一つの主役。ヒラタケ・舞茸・えのき茸・生きくらげ…

  • 凄い大きさのシメジ! シャキシャキ、シャキシャキ… 甘辛い味付けもたまりません

  • 手前、ふきのとうの酢漬は珍しい一品。ピクルス風で、酸味と苦味が交錯する

  • 白飯には、桜の塩漬けがトッピングされる。これ、意外とごはんに合うね!

  • 左:ニッキ茶(甘いシナモンジュース!)、右はカラマツ茶(ジュニパー、松ヤニを思わせる不思議な香り)

  • ヤカンごとに味の異なる「お茶」が入っており、無料で飲み放題。クセがあるのが面白い

  • カウンターもあるので、一人でふらっと訪れても大丈夫♪

  • 広い一軒家、カウンター・テーブル・座敷席を備える

  • ツキノワグマ、迫力満点のお出迎え!

  • 紫の暖簾をかき分けて、いよいよ仙人世界に突入です!

  • 本物のジビエ、本物の山菜料理に出会いたいなら、遠くても訪ねる価値がある

  • 八ヶ岳高原ラインの中間、清里寄りに位置する「仙人小屋」。大量の薪と、クマの毛皮が迎えてくれる

  • 熊&鹿焼き肉、熊肉丼、焼タケノコ定食、タラノメ天丼、天然ワサビそば、…はちのこ丼!

  • 猪の顔面、鹿の心臓、熊のスペアリブ、ハチの子、ニジマスのノドチンコ…

  • わらびがにょっきり生えてる! このメニューもすごいな(笑)

  • 昨年秋の情報だが、70種類を超えるきのこが発見されたようだ

  • 文明と云う名の怪物に毒されず、自然にあそび、自然にまなぶ ~1980春~ 偶然にも、私の生まれた年である

  • 満足したなら、また来いよ♪

2018/07/10 更新

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