よい子さんが投稿した民宿 青岬(高知/土佐清水市その他)の口コミ詳細

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民宿 青岬土佐清水市その他/海鮮、料理旅館

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥10,000~¥14,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.2
      • |雰囲気 3.2
      • |CP 4.2
      • |酒・ドリンク 3.0
  • 昼の点数:3.5

      • 料理・味 3.5
      • |サービス 3.2
      • |雰囲気 3.2
      • |CP 3.5
      • |酒・ドリンク -
1回目

2015/11 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.2
    • | 雰囲気3.2
    • | CP4.2
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥10,000~¥14,999
    / 1人
  • 昼の点数:3.5

    • [ 料理・味3.5
    • | サービス3.2
    • | 雰囲気3.2
    • | CP3.5
    • | 酒・ドリンク-

遠く黒潮の海を見やる、足摺岬の民宿。幻の美味・清水サバのしゃぶしゃぶは、感動を呼ぶ本物の味!

[高知県土佐清水市]
2015/11/1(日)
足摺岬の民宿。特産品「清水サバ」を使った料理が圧巻。

高知市から南西へ、車で4時間…
四国最南端・足摺岬を一目見ようと、160km離れた土佐清水市へ。

岬までは、半島中央の県道348号(足摺スカイライン)を使うのが最も安全。
眺望は楽しめず、急カーブが続き、かなりの高低差を超える必要はあるが、
全区間 2車線が確保されているので安心できる。

宿の場所は、足摺岬展望台から西へ6km。
途中、短い区間ではあるが、すれ違い不能の山間道路があるので要注意。
街灯もない隘路なので、ぜひ日暮れ前の到着を目指したい。

建物前に車を停めて玄関を入ると、
ちょうど「笑点」の軽妙な音楽が迎えてくれた。

土佐のいごっそうな親父さんと、はちきんな女将さん、二人で切り盛りする宿。
この日の宿泊客は、私とほかに1組のファミリーだけ。良きかな。
静寂が心地良い。

以下 ¥11,340の宿泊プラン(1名1室1泊)についてご紹介。

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■施設
鉄筋コンクリート2階建て、全10室の宿。

お風呂は共同。シャンプー類・ドライヤー完備。
清潔で、十分な広さを持つ浴槽である。
お湯がぴったり満タンまで張られているのが、一つのおもてなしなのだろうと感じる。
温泉ではなく普通のお湯だが、心地よく寛ぐことが出来た。

トイレ・洗面所は共同。
清潔で、ウォシュレット完備なので文句なし。

廊下には共用の冷蔵庫、給水器、マンガ本の詰まった本棚がある。
あちこちに、宿のご主人または女将が書かれた標語(?)が張られており、味わい深い。

屋上には、屋根つきの展望所が設けられており、ほぼ360°の眺望が確保されている。
台風上陸で有名な場所だけあって、この日も強風が吹き抜けていた。
あいにくの天候だったが、太平洋を見渡せば気分は爽快だ(^-^)

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■客室
8畳のタタミ部屋。一人で泊まるには十分すぎる広さ。
エアコン・テレビ・ポット・ドレッサー(鏡台)装備。

夕食の間に、布団は敷いて下さる。
窓からは、(少し距離はあるが)南方に広がる太平洋が眺められる。

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■夕食
朝夕ともに食堂にて。
時間は柔軟に決められる。今回は入浴後、18:30でお願いした。

食堂には、4人掛けテーブルが並ぶ。
全席禁煙で、BGMとしてFM放送が流れている。

ビール・日本酒のほか、焼酎や梅酒などの用意あり。

◎土佐佐川の地酒「司牡丹」(¥540)
 最初の1合は常温で。
 私は飲むとすぐ赤くなるのだが、
 食堂の照明は蛍光灯なので、赤さが目立ってちと恥ずかしい(笑)

 次の1合は熱燗で。お銚子が持てないほどの飛切燗だが、
 ゆっくり食べ進むうちに丁度良い温度になる。

◎姿造り
 今回の目玉。清水サバ、カンパチ、メバチマグロ!
 これ全部自分のですか? という感じの豪勢な盛り!
 バックには、足摺岬のシンボルである椿の枝葉が飾られる。

 清水サバは、土佐清水港の特産品であり、
「目の前(足摺岬に近い海域)で獲れる」もの。
 その日水揚げされたばかりの新鮮なサバを、プロが確認して捌くから、
 安心して刺身で食べられる。
 都会ではなかなか食べられない、産地ならではの贅沢である。

 食べてみると、ザクザクとした筋肉質で、旨味のノリが違う!
 甘みが強い地元の醤油が、これにぴったり合う。
 今まで食べてきたサバの「脂っこい」イメージを完全に覆す味。
 数切れはペロリといただける。

 刺身にするサバは保存が利かないので、食べられるかどうかはその日の天候・運次第。
 時期的には今頃(10月前後)が旬と言えるそうだが、
 今年はサメが多く、サバが逃げているのか、水揚げの無い日が多いと聞いた。
 そんな中、飽きるほど食べられるのはラッキー&幸せ!

 このサバ、塩焼きや味噌煮にしても美味しいんだろうな。
 いろいろな調理法で食べてみたい。

◎清水サバのしゃぶしゃぶ
 今回の目玉、第二弾。
 薄切りにした清水サバを、熱湯にさっとくぐらせて、
 表面がほんのり桜色、淡い霜降りになったところをいただく。

 数秒ほど熱することで、サバの食感が劇的に変わる。
 ポン酢と大根おろし、そして仏手柑を搾ったフルーティーなタレを
「たっぷり包んで」いただく。
 ただでさえ美味な刺身を超える、素晴らしい美味しさ(´▽`)

 宿の方も「この食べ方が一番美味しい」と自信作の様子。
 間違いありません!

◎りゅうきゅう
 ハス芋(田芋)の茎。ずいきの一種。
 その名の通り沖縄から伝えられたもので、
 洗ってぬめりを取ったり、下ごしらえが大変なのだそうだ。

 この小鉢は、りゅうきゅうをアジの身とともに酢漬けにしてある。
 ザクッザクッという、芋の茎ならではの食感を満喫できる。
 酢の効いた尖った味なので、刺身を食べる中での箸休めとして効果的。

◎イカの姿煮
 この宿の名物料理だという。
 丸のままのイカを柔らかく煮てあり、箸で簡単に切り分けることができる。

 中にはイカのワタがたっぷり入っており、旨味十分。
 味付けは醤油+砂糖。酒を誘う味だし、ごはんにも合う。

◎サバのバッテラ
 土佐清水名産のサバを、鮨でも味わえる。
 こちらはきっちり酢を効かせた、お馴染みのシメサバ。

◎カツオのたたき
 たっぷりの玉ねぎとともに、さっぱりとマリネ風で。
 柑橘の爽やかさに、すり胡麻の香ばしさも加わる。

◎かぼちゃのそぼろ煮
 挽肉入りのあんを掛けたかぼちゃ。期待以上に甘くて美味しい。
 今回の旅で、高知野菜の美味しさを何度も感じることができた。

◎グラタン
 海老・茄子・椎茸入りのグラタン。味濃いめで、これはビールに合いそう。
 和風御膳の中に洋風料理が一品入ることで、楽しい変化を付けてくれる。

これ以外にも写真に撮った通りの料理が出て、
満腹度125%、もう入りません!

量だけでなく、質にもこだわった海の宿の料理。
なお、2月頃に来ると「ブリしゃぶ」が味わえるという。
そちらにも興味があるな~。

食後は特にすることもないので、食べログの下書きだけささっと書いて(笑)
早めに消灯することにした。
強風とともに、雨が窓ガラスに叩きつける音を聞きながら、シャットダウン。

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2015/11/2(月)
目が覚めると、窓の外はあいにくの曇り空。
大雨でないだけ、ラッキーと考えよう。

■朝食
最終スタートが 7:30ということで、その時間でお願いした。

サバの一夜干し、玉子焼、ひじき煮、昆布佃煮、梅干し、椎茸の味噌汁、
ウインナー、野菜サラダ、ブルーベリーヨーグルト。
和洋半々、充実した内容だ。

メインは、卓上コンロで焼き上げるサバの一夜干し。
玉子焼はほんのり甘くて、おかずにもなる味付け。
なかなか美味しく焼けている。

味噌汁に椎茸が入っているのは珍しい。

サラダにはたっぷりで、野菜好きな私としては嬉しい。
醤油と胡麻、2種類のドレッシングが用意される。
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部屋の布団は、チェックアウトまで片付けされないので、
休日の醍醐味(?)二度寝も楽しめる。

何といっても、清水サバの美味しさに驚かされた。
レンタカーを借りて、はるばる160km走ってきた価値があった。
今回の旅行まで、名前も聞いたことが無かったので、町を挙げてPRした方が良い。
グルメに興味のある方であれば、是非一食の価値あり。

贅沢な料理、気兼ねなく過ごせる雰囲気、リーズナブルな価格。
海辺の民宿に求められる要素を兼ね備えた、十分お勧めできる宿である。

  • 足摺岬の民宿「青岬」。夜の帳が下りる、ほんの少し前に到着。細くて暗い道、一人で進むのは心細かった(>_<)

  • 今晩の宿はこちらに。お世話になります

  • 今宵の寝床は8畳間。十分な広さで快適です

  • 歓迎菓子は、素朴な煎餅

  • 到着後、客室からの眺め。太平洋が闇に閉ざされていきます

  • 漫画や小説がずらり。時間がゆったりとすぎる、海を望む丘の民宿です

  • 十分に広い浴室。温泉ではないけど、ゆったりと寛げる

  • 起きて半畳、寝て一畳。大きな奴もちいさな人も、みんな女将の夢枕

  • 土佐のいごっそうと、土佐のハチキンが切り盛りする宿。おかげさまで、お家のように寛げました!

  • シンプルで清潔な食堂。蛍光灯なので、酔っぱらって真っ赤になると目立ちます(笑)

  • さあ、夕食の始まりです! 楽しみ楽しみ♪

  • どどん、迫力の活け造り! これ全部、私一人のものでしょうか?

  • 幻の清水サバが、食べきれないほど一杯。なんと贅沢なことでしょう!

  • 手前はカンパチ、奥が清水サバ。甘い醤油がぴったり合います!

  • この輝き、新鮮そのもの!

  • いか丸ごと煮。この民宿の名物メニューとのこと!

  • 柔らかく、箸で簡単に切れます。このワタが美味しい! 日本酒を誘います~

  • かつおのたたき。玉ねぎたっぷり、爽やかなポン酢で。すり胡麻の風味がポイン

  • 清水サバのバッテラ。いろんな形で、特産のサバを味わえるのが嬉しい

  • ほどよい酸味が心地良く、これまた日本酒が進む

  • リュウキュウとアジの酢の物。ザクザクの食感がたまらない!

  • かぼちゃのそぼろ煮。この南瓜、甘さが半端じゃない!

  • 海老と茄子のグラタン。和食膳の中に一品チーズが入ることで、最後まで飽きずに海鮮を味わえる

  • 今度はしゃぶしゃぶで供される清水サバ。これが期待以上の激美味で!

  • 湯鍋にさっとくぐらせて、ほのかに霜降りになるくらいが食べ頃

  • 柑橘風味のポン酢を、たっぷりとくぐらせて♪

  • ごはんもたっぷり! 本当におなかいっぱいです(^-^;)

  • 最後は贅沢に、ヅケにした清水サバと山葵を乗せて、丼風に!

  • りんご、梨、柿。さっぱりフルーツで口直し(^-^)

  • では、おやすみなさい zzz…

  • 起床。晴れてはいないけど、昨晩の激しい雨はやんだ模様

  • 朝食は和洋折衷、ちょうど良い量です。サラダの新鮮さも嬉しい!

  • 厚焼き卵も美味しく焼けて、ウインナーとともに良いおかずに

  • サバの一夜干し。七輪を使って自分で焼く、この一手間が楽しい

  • 鰹節がたっぷり乗った冷奴。そう、高知は鰹節の産地でもあります

  • 美味しいご飯に、椎茸の味噌汁。あったまります

  • 屋上展望台に上ると、地球が丸いことを確信できるとのこと。これは、上がってみないことには

  • 屋上から、足摺岬方面を眺める。秋晴れの空だったら、最高の景色だったろう

  • 岬の上の高台、屋上の展望台からの眺めは爽快です

  • 民宿・青岬さん。お世話になりました!

  • (おまけ)四国最南端、足摺岬に到着です! バックには郷土の英雄、ジョン万次郎の銅像

  • 荒々しい波が、岩場に砕ける。黒潮が最初に接岸するともいわれ、周囲は素晴らしい好漁場に

  • 闇へ落ちようとする足摺岬。いつまでも眺めていたくなります

2015/11/21 更新

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