よい子さんが投稿したあら浜 亘理店(宮城/亘理)の口コミ詳細

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あら浜 亘理店亘理/日本料理、海鮮

1

  • 昼の点数:3.5

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 3.7
      • |サービス 3.2
      • |雰囲気 3.7
      • |CP 3.2
      • |酒・ドリンク -
1回目

2016/10 訪問

  • 昼の点数:3.5

    • [ 料理・味3.7
    • | サービス3.2
    • | 雰囲気3.7
    • | CP3.2
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

5年の歳月を経て、ふるさと亘理に戻った「あら浜」。1時間20分の行列に耐えて頂く、至福のはらこめし♪

[宮城県亘理町]
2016/10/23(日)
荒浜にある和食店。
宮城を代表する秋の味「はらこめし」目当てで訪れた。

場所は、常磐道・鳥の海スマートICから海側へ進み、荒浜中学校の手前へ。
鳥の海SICから車で5分(2km)、JR亘理駅からタクシーで12分(5km)。

今回は仙台でレンタカーを借りて、片道1時間弱のドライブを楽しんだ。
仙台と福島県境のほぼ中間、阿武隈川の河口に位置する亘理町(わたりちょう)。
春にはいちご栽培が盛んで、秋になれば鮭といくらの炊き込みご飯「はらこめし」が食卓を賑わせる豊かな土地柄。

鳥の海からわずか700mに位置する「あら浜 本店」。
津波で全壊、やむなく仮店舗を仙台市中心街に移し、営業を再開。
震災から5年を経た 2016年8月10日、ついに故郷・亘理に本店を再建。
以前と全く同じ場所に、ようやく里帰りを果たしたのである。

津波に耐え、唯一破壊されず残った店の看板は、再び本来の役目を果たすようになった。
なお仙台本町店は一時的にお休みとなっているが(食べログでは掲載保留になってしまったが…)
落ち着き次第、2店舗体制で営業継続となるようだ。

日曜の12:30、到着すると20組待ちの大入り満員(´▽`)
いまが旬のはらこめし、かつ5年ぶりの故郷凱旋、この人気ぶりにも納得できる。
15台くらい停められるゆったりした駐車場は当然満車、その隣の第3駐車場は辛うじて空きがあった。

名前を書き、車内にて食べログをやりつつ待機。
12:20から 1時間20分待ちでご案内。
ちなみにランチ営業は14時までで、そこから中休みに入る。

カウンター8卓、4人掛けテーブル×8卓程度、ほかに個室あり。
全席禁煙。BGMはクラシックピアノ。

店員さんのTシャツには、大きく潔く「感謝」の二文字。
ものすごく忙しそうだが、その接客には丁寧さが感じられる。
出来立てホヤホヤの建物は美しく、お手洗いも最新型で清潔そのもの。
バリアフリーにも対応している。

ランチメニューは…
〔四季飯〕はらこ飯(9~11月)、かき飯(冬)、ほっき飯(12~4月)、しゃこ飯(5~6月)、あなご飯(7~8月)
〔セット〕三昧小丼(はらこ飯・天丼・うどん)、はらこ飯&天ぷらセット、はらこ飯&刺身セット、はらこ飯&握りセット
〔定食〕 あら浜御膳(煮魚 or 焼魚)、刺身定食、天ぷら定食、お任せ握り
〔海鮮丼〕漁師丼、仙台漬け丼、三色丼、いくら丼、鉄火三昧丼、なめろう丼
〔天丼〕 浜っ子天丼、びっくり海老天丼

はらこ飯は、一人前とハーフがある。
また、ご飯大盛りだけでなく、はらこ(いくら)の大盛も可能。
店頭にはお土産のはらこ飯が並んでおり、行列を待てない場合は、これを買って帰るという手もありそうだ。

ちなみに、はらこ飯だけでなく、漁師丼の盛り付けも見事なもの(´▽`)
これも一度は食べてみたい。
箸は柿色の漆が塗られたもので、その美しさが目を引く。

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■はらこ飯(一人前¥1620)
鮭といくら(腹子)の炊き込みご飯「はらこめし」。
宮城の秋を代表する郷土料理である。
サラダ・あら汁・小鉢(きのこと菜のお浸し)・漬物付き。

一般的な鮭ごはんと異なるところは、鮭の煮汁を使って米を炊くことである。
この調理法により、脂の乗った鮭の風味が余すところなく引き出される。

ごはんの上で宝石のようにきらめくいくら。
このプチプチ感、天然のほのかな塩気がたまらない。
褐色に炊かれたご飯には香りがある。
調味料に頼りすぎず、あくまでもあっさり味。出汁を味わう料理といえる。

サラダはにんにくを効かせたドレッシング、
漬物は沢庵と柴漬、いずれもカリカリと食感が良く、吟味されている。

あら汁にも、鮭のアラが使われている。驚いたのは、白子が入っていたこと!
旬の鮭を、骨まで余すところなく楽しめる一膳に仕上がっている。
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1時間20分の行列もなんのその、
秋の宮城を一膳に凝縮したような、納得の旨さであった。

阿武隈川の堤防強化、かさ上げ道路の建設など、震災からの復興は確実に進んでいる印象だ。
穏やかな鳥の海、涼やかな秋風。
なんだかほっとする風景が、ここにある。

  • はらこ飯(一人前¥1620)。柿色の漆箸も美しい

  • 「鮭の出汁で炊かれた」ご飯… これこそがはらこめしの特徴

  • 亘理の宝石、はらこ(いくら)がたっぷり! 全国で一般的な醤油漬とは違い、出汁に通してある

  • あら汁。鮭のアラに加え白子まで入り、旬の鮭を余すところなく楽しめる

  • 震災から5年。故郷にて新築なった「あら浜本店」!

  • 亘理あら浜本店に到着。はらこめしの時期だけに、予想以上の人・人・人!

  • この看板だけが津波を耐え抜き、5年の留守を守った。なお仙台店も営業続行です

  • 駐車場は十分に広いが、完全満車。今回は、この奥にある第三駐車場を利用した

  • 旬の季節、絶対に食べたいのが「はらこ飯」。右上の「漁師丼」もすごい迫力だ

  • 煮魚か焼魚を選べる「あら浜御膳」、天ぷらや握り寿司のメニューもある

  • 10~11月の2ヶ月間は、亘理町内で「はらこめしスタンプラリー」が開催される。これは毎年の恒例行事

  • 遠くに蔵王連峰を望む。空き地にはセイタカアワダチソウが生い茂る

  • (おまけ)休日は釣りスポットとしても賑わう鳥の海。阿武隈川の旧河口にあたり、大平洋につながる汽水湖である

  • (おまけ)周囲ではかさ上げ道路の建設や、阿武隈川堤防の強化が進行中

2016/10/29 更新

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