2回
2020/10 訪問
地物中心の握りを自分のペースで堪能、初めて食べた「八角」も美味。大将の会話力にも唸らされる…
小樽・OSAワイナリー「tabi」(グラス¥1320)。地元のワインだけに、寿司と合わせることを念頭に設計された味わい
冷酒「二世古」純米吟醸(¥770)。明日ニセコへ行くので選んでみた、お店のラインナップの中で最も辛口とのこと
お通しは岩海苔佃煮と、ヤリイカの酢味噌和え
おたる盛り(¥1320)。シャコ・タコの桜煮・アワビやわらか煮の三点盛り
サクラマスの三升漬。麹・醤油・青南蛮で漬け込んだ一品、とろりと秀逸な酒肴
真つぶの肝。少量のツメと山わさびで、磯香る酒のつまみに
焼きししゃも(一皿¥946)。これぞ本ししゃも、ほわっと柔らかな口当たり
八角西京焼き(¥1100)。硬い外皮を外して食べる。脂の乗った白身、これは美味しい!
小樽・いか(¥495)。軽く振った塩と、柑橘の風味でさっぱりと
日高・松皮がれい(¥495)。淡泊そうに見えるが、しっかりと旨味がある
襟裳・真つぶ(¥605)。肉厚でパリッと甘い!
根室・ほたて(¥495)。久米島の塩を振り掛けて、素材の甘みを引き出す
苫小牧・北寄貝(¥495)。なまめかしい彩り! 軽くツメを塗って
苫小牧・北寄ひも(¥242)。安いのに美味しい、偉い子
小樽・しゃこ(¥715)。重ねてあるから甘みも二倍!
小樽・水だこ(¥374)。たっぷり塗ったツメと山わさびで。すごい迫力!
にしん。北海道に来たら外せない一品、みょうがなどの薬味を少量乗せて
九州・さば漬け(¥495)。マグロの漬けはよく見るが、サバは珍しいと思う
厚岸・煮牡蠣(¥605)。ねっとり~ まろやか、不思議と淡泊な美味しさ
積丹・たらこ(¥495)。回転寿司でたまに見るが、本格寿司店では初めていただいた
積丹・たち(¥495)。白子の地方名。ぷっくりとして口の中で弾ける!
海老殻で出汁を取った味噌汁。身体の芯に染み込む味わい
お土産・いか塩辛(¥1458)。寿司屋の塩辛なんて、いかにも美味しそう
上品な甘さと、熟成の旨味が感じられ、日本酒との相性は格別
2年ぶりに訪れる伊勢鮨。旅先では基本的に、新しい店を開拓する私だが、たまには再訪も良いね
ネタの多くは道産素材だが、サバ・コハダ・穴子・赤貝は九州、金目鯛は千葉、みる貝は青森など使い分ける
焼魚や煮魚など、生とは違う形で北海道の魚介を味わうのも良い
2020/12/12 更新
2018/06 訪問
3つの海を感じる握り。高級店にして抜群のコスパ、自信を持って推薦できる一軒!
[北海道小樽市]
2018/6/8(金)
JR小樽駅の北東(稲穂3)にある寿司店。
創業1967年、ミシュランガイド北海道2017にて星獲得。
食べログスコア★3.90/ 266件。
場所は… JR小樽駅を出て正面に進み、国道5号に出たら左折。
しばらく進み、左手にセブンイレブンが見えたら小道を右折。
細い道を2ブロックとちょっと進み、左側。
JR小樽駅から徒歩6分。すぐ近くに専用駐車場(8台)あり。
水曜定休、ほかに休日があるので公式サイトでご確認あれ。
昼は11:30/ 13:30スタート、夜は17:00/ 19:00スタートの二部制。
2ヶ月前から、電話予約を受け付けている。
今回は両親と3人であったが、運良くカウンターが取れてラッキーだった。
父は「おまかせ」が性に合わず、一貫ずつ注文したい人なので…
三角市場で買い物をし、予約時間の10分前に現地到着。
すっきりと上品で、清潔感あふれる門構え… これは期待して良さそうだ!
酒呑みを誘うように、杉玉が吊られる。
客席はカウンター6+6席、4人掛けテーブル×4卓。全席禁煙。
クレジットカード利用OK。
客席はカウンター6席×2、4人掛けテーブル×3卓。全席禁煙。
料理の撮影は問題ないが、撮影時以外はカメラをテーブルの下に置いて下さいとのこと。
お品書きを紹介すると…
旬(握り16貫セット)¥6300
舞(握り9貫、巻1本)¥5200
醍(握り12貫)¥3900
ちなみにこの店では、テーブル席でセットを注文しても、
3回に分けて(4~5貫ずつ)運ばれてくるので、新鮮な状態で口に運ぶことができる。
握りは、いずれのネタも煮切りで調味されているので、
醤油を付ける必要はなく、そのまま口へ運べば良い。
さて、旨い寿司には銘酒を合わせたいもの。
北海道の地酒は、利酒師のセレクトで淡麗から芳醇まで、分かりやすく整理されている。
ワインの品揃えも充実しており、しかも全品が「道産ワイン」というから、
旅人的には、飲まずに帰るわけにはいかなくなってしまう(^-^)
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■上川大雪酒造「緑丘蔵」純米(90ml¥650)、お通し
旭川の近く、上川町に最近出来たばかりという、新進気鋭の蔵。
フレッシュな味わいが、グラスから立ち上る。
これは美味しい、明日 蔵まで訪問してみようかと思ったほど(^-^)
お通しは 2種盛り。
一つはクラゲの岩海苔和えで、コリコリとした食感が楽しい一品。
もう一つは、ホタテ "卵" の塩茹で。
見慣れた部位だが、白いのが精巣、オレンジ色のが卵巣だそうだ。
帆立にもオスメスがあるんだね~。
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■小樽・OSAワイナリー「tabi」白(グラス¥1200)
地元産の白ワインと聞き、食指が動いた。
北海道産の旅路という葡萄品種が使われており、香り華やか。
シャープな酸味が、寿司飯の酸味に呼応する。
甘くない白ワインと寿司の相性、もっと試してみたくなる。
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■おたる盛り(¥1200)、ホヤ塩辛(¥550)
盛り付けの美しさに、初っ端から顔がほころんでしまう(^-^)
アワビやわらか煮、タコの桜煮、シャコの三種盛り。
3種とも、地元・小樽産というから付加価値を感じる。
ホヤの塩辛は全く臭みがなく、複雑な旨味で日本酒が進む。
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■クリームチーズ西京味噌漬(¥430)
まったりと濃厚な味わい。仕上げのブラックペッパーも効果的。
塩気とクリーミー感がワインのアテにぴったり!
そして味噌が使われているから、日本酒でもいけちゃう両刀使い。
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■握り(おこのみ)
◎小樽のソイ
やや柔らかく、クセのない綺麗な白身。
関東や中部ではあまり見ないが、仙台在住時にはよく見掛けた。
そんな記憶から、北国に来ると食べたくなるネタ。
かなり大きくなる魚で、"北海道の鯛" と称されることもあるそうだ。
◎大トロ
舌が飽和していないうちに味わいたい一貫。
まるで、A5ランクの和牛が出てきたみたい!
ボーダー柄を描くかの如く、何本も真っ直ぐに包丁が入れられている。
トロに脂が乗っているのは当たり前で、口に入れたとき、舌の上でスムーズに
脂がとろけるかどうかが重要。そのために、この包丁が威力を発揮するのだと思う。
ちょっと多めに乗せられたワサビは、トロの脂と交じりあうことで
不思議なほどツン辛が抜け、甘さを感じさせる薬味になる。これまさにツンデレ感。
◎赤身漬け
見事な肉厚、濃い牡丹色が食欲をそそる。
その場で軽く漬けるだけの店もあるが、やはり長時間漬けられたものの方が、
ヅケならではの醍醐味を味わえる。
山ワサビの風味が添えられるのも、北海道な気分。
個人的には、大トロ以上の満足感を覚えた一貫(^-^)
◎襟裳の真ツブ
いかにも北海生まれという、貫禄あふれる一貫。
パリパリコリコリと、磯の風味が口の中に消えてゆく。
◎小樽のイカ
軽く振った塩で、シンプルにいただく。
ストレートに美味しい! この味は、説明不要だろう。
◎日高のいくら
ぷちぷちと同時に、口の中でとろける。穏やかな塩気に酒が進む。
◎根室の氷下魚子
北海道東部で獲れる、タラの仲間 "コマイ" の魚卵。
通常のタラコより粒が細かく、口の中で細かく弾ける食感が快感。
◎ニシン
シャープな身姿、ミョウガと胡麻の香りをほんのり効かせて。
◎〆サバの巻物
特製の薬味でいただく一貫。
青魚の旨味に、大葉や生姜の香りが重なる。
◎オオスケ
別名キングサーモン・マスノスケ。
もっちりと柔らかい身に、味覚まで包み込まれてしまいそう!
◎サクラマス軍艦
マスが軍艦で出てくる、この意外性。
柚子胡椒と白胡麻の風味でいただく一貫。
こういう鮭の楽しみ方もあるのか…
◎羅臼のウニ食べ比べ
鮮やかなオレンジ色のバフンウニと、淡いクリーム色のムラサキウニ。
一般に前者の方が珍重されるが、正直なところ、今日はムラサキウニに軍配を上げたい。
口の中で広がる旨味、独特な風味…
強く印象に残ったのはムラサキウニの方だった。
ちなみにウニって、200年生きることもあるらしい。すごい生物だね(^-^)
◎岩海苔の吸物
蟹の甲羅で出汁を取っているから、旨味に加えて甘みまで感じられる。
◎トロたく
トロと沢庵の巻物。
私はこれが好きで、シメとしてかなりの頻度で注文してしまう(^-^)
目の前で沢庵を刻んで、巻いていただく。
トロの質が良いのはもちろん、沢庵のカリカリ食感も素晴らしい♪
「トロたくは札幌・寿司善というお店の発祥なんですよ」と大将。
恥ずかしながら、私は東京発祥だと思っていた(諸説あり)
図らずも、北海道発祥のトロたくで締めることができ大満足!
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このほか煮ガキも食べてみたかったが、あいにく品切れで残念。
3人でたらふく食べて飲んで、お代は¥34,610。クレジットカード利用OK。
都内や札幌市内に比べれば、驚くべきコストパフォーマンスだと感じる。
母が「美味しい寿司、何月頃に来たらベストですか」と酔っ払って尋ねたところ
大将「何を食べたいかによりますね、例えばウニなら7月ですね。
北海道には3つの海があるので、いつ来ても、ほとんどのネタは食べられます」とのこと。
3つの海(オホーツク海・太平洋・日本海)という考え方は、私にはちょっと斬新だった。
ちなみに小樽駅の構内にも、立ち食いの店があるので
電車での行き帰り、こちらで気軽に摘んでいくのも良さそう。
両親を含め、3人ともみな納得、3人とも満足。
また小樽を訪れるときには、この扉を開くことになりそうだ。
お通しは、クラゲの岩海苔和え、ホタテ「卵」の塩茹で
おたる盛り(¥1200)。ホヤ塩辛(¥550)は、複雑な旨味で酒が進む
アワビ(左上)タコの桜煮(右上)シャコ。3種とも小樽産なんです。盛り付けも美しい!
クリームチーズ西京味噌漬(¥430)。まったり濃厚、塩気とクリーミー感がワインのアテにぴったり!
ウニの冷製茶わん蒸し。これまた気の利いた一品、ウニの粒々感をご覧ください♪
小樽のソイ。やや柔らかくあっさりとした白身で、北海道の鯛とも称される
大トロ。A5ランク和牛のよう(笑)、綺麗な包丁、わさびの甘さと相乗効果
赤身漬け。この肉厚感、マグロ本来の旨味があふれる。山ワサビの風味が北海道らしい
襟裳の真ツブ。見事なまでに肉厚で、いかにも北海のネタという貫禄がある
小樽のイカ。軽く振った塩でシンプルにいただく。この美味しさは説明不要!
日高のいくら。ぷちぷちと同時に、口の中でとろける
根室の氷下魚子(こまいこ)。たらこより粒が細かく、細かく弾ける食感が快感
ニシン。シャープな身姿、ミョウガと胡麻の香りをほんのり効かせて
〆サバの巻物。これは珍しい組合せ、大葉の香りがキーポイント
オオスケ(キングサーモン)。もっちりと柔らかい身、味覚まで包み込まれるよう
サクラマス軍艦。柚子胡椒と白胡麻の風味で、こういう鮭の楽しみ方もあるのか
羅臼のウニ、贅沢な食べ比べ! 左がバフンウニ、右がムラサキウニ。今回は後者に軍配を上げたい!
大好きな「トロたく」でシメ! 切りたての沢庵がコリコリで美味。札幌発祥との説もある
お椀(味噌汁)は、蟹の甲羅で出汁を取っているから、濃厚な旨さがある
美しく整頓されたカウンター。昆布を被せ、ネタを乾燥から守る。マグロ断面の美しさにも注目
外洋のマグロ、九州の青魚や穴子を除き、かなりの部分を北海道のネタでカバー!
酒肴もいいのが揃ってます! ソイの煮付け、カキの酒蒸し、美味しいんだろうな~
利酒師のいる店だけに、地酒の味わいもマトリクスで一目瞭然。見知らぬ酒との出会いが期待できる
ワインは全て北海道産! こういうのが旅人には嬉しい。地元・小樽市のオサワイナリー「旅路」、寿司に合いました
JR小樽駅から徒歩6分。清潔感あふれる門構えの「伊勢鮨」
力強く彫り込められた「伊勢鮨」の三文字。創業1967年、ミシュラン2つ星の実力店
2020/10/20 更新
[北海道小樽市][来訪回数:2回]
2020/10/24(土)
JR小樽駅の北東(稲穂3)にある寿司店。
店舗情報は、1回目の "行った" をご参照あれ。
2018年6月の訪問ですっかり気に入ってしまい、2年ぶりに機会を得て再訪。
決して "高級" とは言えない価格で、高級店を上回る満足感を与えてくれる店。
おまかせだけでなく、アラカルトで注文できるのも、この店の良いところ。
今回の同行者は、苦手なネタが多いので、なおさらである。
今回も2ヶ月前に予約を入れ、首尾よくカウンターに陣取ることが出来た。
カウンター6席×2、ほか4人掛けテーブル×4卓。車椅子利用可。
BGMはオルゴール。
寿司屋でクラシックを流す店は見かけるが、オルゴールとは珍しいですねと尋ねたら、
「小樽なので、それらしいイメージで」とご回答。なるほどと納得しまくり!
カウンターの雰囲気は静かで落ち着いているが、決してピリピリした雰囲気ではなく、
大将がいろいろ話し掛けて楽しませてくれる。
それにしても、すごい会話力!
どんなお客さんが来ても、話を合わせられるんだろうな、引き出しの多いこと!
同行者には音楽の話題が振られ、意外な方向に盛り上がりを見せていた(^-^)
握りは、いずれのネタも煮切り醤油で調味してあるので、
醤油をつける必要はなく、そのまま口へ運べば良い。
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■お酒
◎小樽・OSAワイナリー「tabi」(グラス¥1320)、お通し(¥605)※税込10%
前回いただいて、非常に印象の良かった白ワイン。
小樽運河の近くにある醸造所、地元の酒であればこそ "魚介・寿司との相性" が最初から考慮されている。
すっきりと辛口、かといって酸味が尖らず、まろみがあって美味。
お通しは岩海苔佃煮と、ヤリイカの酢味噌和え
◎冷酒・二世古酒造「二世古」純米吟醸(¥770)
翌日ニセコへ行く予定があり、それにちなんで注文。
この店が扱う日本酒の中で、最も辛口な銘柄だという。
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■つまみ
◎おたる盛り(¥1320)
アワビやわらか煮、タコの桜煮、シャコの三種盛り。
素材の香りを大事にした仕上がり。特にシャコの甘さが印象的。
◎サクラマスの三升漬
サーモンを米麹・醤油・唐辛子で漬け込んだ一品。
日本酒と相性バッチリ、気の利いた酒肴。
◎真つぶの肝(サービス品)
ネタケースに入っており、軍艦にでもするのかと思ったら、そのまま供するとのこと。
少量のツメ(甘ダレ)とあわせ、磯を感じる酒肴に。
◎焼きししゃも(¥946)
北海道に来たら、真ししゃもを食べたなきゃ!
しっとりと水分を含み、中までほわっと柔らかく焼き上げてある。
カリカリに干したような安物のししゃもとは、全くの別物。
◎八角西京焼き(¥1100)
今まで一度も食べたことのなかった魚「八角」。あえていえば冬が旬。
鎧のように硬い鱗に覆われ、グロテスクな姿だが、味は絶品と聞いて以前から気になっていた。
西京焼きにされた八角、皮は硬いので外すことになるが、ペロンと簡単に剥ける。
食べてみると、白身とは思えない脂のノリで、これは美味しい!
ちなみにオスだけが八角と呼ばれるそうだ。一般名は「トクビレ」。
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■握り
◎小樽・いか(¥495)
一貫目は地物のいかを選択。
柑橘と塩を振り掛け、さっぱりとしたスターター。
◎日高・松皮がれい(¥495)
淡泊な白身に見えるが、食べてみると意外に旨味がある。
◎襟裳・真つぶ(¥605)
分厚さがすごい! パリッと甘く、いかにも北の海の恵みという感じがする。
小樽を訪れた喜びが高まる一貫。
◎根室・ほたて(¥495)
久米塩をパラリと振り掛けて、素材の甘みを増幅♪
◎苫小牧・北寄貝(¥495)
なまめかしい外見、グレーがかった桜色も美しい。
貝類特有の甘みと旨味。外さない一貫。
◎苫小牧・北寄ひも(¥242)
安いのに食感が良く、甘くて旨味もある偉い子!
◎小樽・しゃこ(¥715)
昔から好きなネタで、見掛けるとつい注文してしまう。結構高級な価格帯。
ツメが、シャコそのものの甘み・旨味と呼応する。
◎小樽・水だこ(¥374)
ネタに重量感というか、迫力がある!
弾力を楽しむ一貫だが、噛み締めると奥から旨味がぎゅっ。
◎にしん
北海道に来たら外せないネタ。
かつては山のように獲れて食べきれず、綿花を育てる肥料にされたというが、それも今は昔。
みょうがなどの薬味を少量トッピング。ほどよく脂の乗った感じが、酢飯にぴったり合う。
◎九州・さば漬け(¥495)
マグロの漬けは定番だが、サバというのは珍しいと思い、九州のネタだけど注文(^-^)
もともと脂の乗ったサバ、漬けにすると過剰な脂が抜け、その分が旨味に置き換わるイメージかな?
◎厚岸・煮牡蠣(¥605)
ねっとり~まろやか!
決して濃い味ではなく、むしろ淡泊な味わいに感じさせるのが意外。
◎積丹・たらこ(¥495)
回転寿司ではたまに見掛けるが、本格的なカウンター寿司では初めて注文。
まさに「粒揃い」、ほど良い塩気、パリッと焼き海苔の香り。
◎積丹・たち(¥495)
タラの白子、宮城では「たらきく」と呼んだが、北海道では「たち」である。
見るからにミルキーな存在感、口に入れるとぷちんと弾ける!
期待以上の美味しさ。
◎味噌汁
海老の頭で出汁を取った、旨味の詰まった一杯。
あったまる~(^o^)
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■〔お土産〕いか塩辛(¥1458)※テイクアウト税込8%
実家でお留守番の、両親向けに購入。
寿司屋の塩辛と聞けば、いかにも美味しそうではないか。
結局 私も、実家に帰って一緒に食べる流れになったが(笑)
塩辛さは控えめで、上品な甘さとコクが際立つ逸品であった。
日本酒が進んで危険な代物でもある♪
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2名でお会計¥23,139、クレジットカード利用OK。
大将との会話もまったりと楽しめ、充実した時間を過ごせた。
後から写真を見ると、食べた量がちょっと少なかったように思うが、
カウンター4名のうち3名が女性という環境に、知らず知らず影響されたか。
寿司は生もの、寿司カウンターも生もの。
そのときの環境いかんで、食べたいネタやその量も異なってくるものだ。
写真映え的に、マグロも一貫くらい食べておけば良かったな…と、今になって思う(笑)