よい子さんが投稿した沸騰漁府(東京/新橋)の口コミ詳細

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掲載保留沸騰漁府新橋、内幸町、虎ノ門/中華料理、四川料理、餃子

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥3,000~¥3,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 3.2
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2017/12 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.2
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク3.5
    ¥3,000~¥3,999
    / 1人

激辛が苦手だからこそ、この店に好評価を付けたい。口は辛くないのに、汗が止まらない不思議体験!

[東京都港区]
2017/12/13(水)
JR新橋駅西口にある、四川料理店「ふっとうりょうふ」。

場所は… 新橋駅の烏森口を出て、ニュー新橋ビルを右手に見つつ、真っすぐ進む。
日比谷通りの手前、"新橋しのだ寿司" を越えてすぐ左手。
新橋駅から徒歩5分。都営三田線・内幸町駅(A1出口)から徒歩3分。年中無休。

店名の通り "唐辛子をふんだんに利用した激辛料理" がウリ。
中国語では、活気あふれる様子も "沸騰" と表現するようだから、活気のある港町という感じだろうか。
店舗の外装からして真っ赤で、すでに辛そう(^-^;)

驚くことに店内奥にエレベーターがあり、1~4階まで客席になっている。
4~6人掛けテーブル席を中心に、全130席と広い店内。
全席喫煙アリ。お客さんの喧噪がBGMみたいな感じ。

忘年会シーズンということもあり、広い店内はほぼ満席。大変な人気ぶりだ。
お客さんには中華系の方も多く、さぞ本場の味なのだろうと期待が持てる。

メニューの一部を紹介すると…
沸騰魚(魚の激辛旨煮)、重慶烤魚(フライドフィッシュの麻辣スープ煮)
辣子鶏(激辛唐揚げ)、回鍋肉、揚げ茄子山椒掛け
火鍋、干鍋、鍋巴(お焦げ)
春雨と肉とろみ炒め、キムチチャーハン

魚香茄子、宮保鶏丁、青椒肉絲、棒棒鶏、麻婆豆腐、乾焼蝦仁、紅油餃子
口水鶏、辣子鶏、夫妻肺片、毛血旺、蒜泥白肉(ニンニク茹で豚)

この店が得意とする、四川料理を中心に注文するのが良さそう。
スープなしの鍋料理(干鍋)は、いま現地で流行しているという。
羊や鴨の血・カエル・ウサギを使った料理など、日本では一般的でない食材もちらほら。

お客が多くて、注文を取る店員さんもてんやわんや。
料理が出るまでには少し時間が掛かるので、
何皿か一度に注文しておいた方が良いだろう。

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■白酒「赤星 二鍋頭」 アーコウトウ(¥450)
コウリャンや麦を原料として造る、アルコール度数56度のスピリッツ。
四川料理にはコレ! 飾り気もなくストンと、なぜかマッコリのグラスで出てくる(^-^)

飲み方は、ちびりちびりとストレートで。
ウォッカに似た味だと思い込んでいたが、意外と乳酸系のまろやかな甘酸っぱさがある。
だからアルコールの強さが、そこまで気にならない。
激辛料理をつつみ込むような、不思議な包容力をもつお酒。
これ一杯で十分酔えるので、安上がりという特典も(笑)

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■沸騰魚 フェイトーユィ(¥1880)
四川料理の基本調味「麻辣」を堪能できる看板料理。ステンレスの鍋で登場!
たっぷり入った唐辛子、真っ赤なスープの色に戦慄を覚える(^-^;)
よく見れば、黒いゴツゴツの花椒もスープの上面に、びっしりと浮かんでいる。

おそるおそる口に運んでみると、おや、意外と激辛ではない?
確かに「後味に」ピリッと刺激は来るが、辛すぎて食べられないものでは決してない。
普通にいけるぞ?

ほどよい塩気で、意外にも箸が進む。
スープのように見えるのは透明な油で、それに唐辛子や花椒の香り、
ニンニクの旨味が見事に溶け込んでいる。
花椒の痺れる辛さだけでなく、「苦味」がはっきりと感じられる。

結局、揚げた魚を熱した香味油に漬けた料理であり、四川風アヒージョと言えるかも?
魚の下に隠れたもやしにも、香味油がたっぷり絡んで旨い。
ときどき花椒が「ガリッ」と来るのも、これまた乙である。

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■水煮牛肉 シュイグオニュウロウ(¥1280)
"水煮" と聞くと、日本の感覚では辛さと無縁であるが、そこは四川料理である。
唐辛子と花椒(麻辣)がたっぷりと使われている。
先ほどの沸騰魚と似た調理法だが、唐辛子の種を取り出してある分、辛さがグレードアップ!

唐辛子の刺激もありつつ、塩味により全体バランスが取れているから、やっぱり箸が進む。
牛肉ともやしを食べ終わると、絶品の香味油があとに残る。
ピリピリするが、なんとなく箸が進む。

激辛には弱い私、辛い物を食べると口の中がヒリヒリヒーヒー、
味わうどころではなくなるのが常だが、この店の料理は何故だかそうならない。

口はまだまだ大丈夫なのに、やたらと汗が出てくる(^-^;)
身体の中から熱くなる、これは想像以上!
まさに驚きの薬膳効果を体感。

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■衣白肉(¥780)
物干しに洗濯物を掛けたような、面白いルックス。
茹でた薄切り豚バラ肉とスライスキュウリが、交互に盛り付けられている。
料理名の「白肉」も、おそらくそういう意味だろう。

例によって、唐辛子がたっぷり入ったつけダレが付いてくる。
これ、そんなに辛くない。むしろどっぷり付けるのが美味しい。
さらに言えば、先ほどの「水煮牛肉」をつけ汁にして食べるのがオススメ♪

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■酸菜炒粉(¥880)
箸休めに、辛くなさそうなメニューを注文。
「酸菜」とは、文字通り酸っぱい白菜、つまりは漬物である。
乳酸発酵の酸味がかなり強めで、これまた癖になる味わい。
春雨が極細なのも印象的。

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■西紅炒蛋(¥780)
トマト入り玉子炒め。中国家庭料理の代表料理。
砂糖が多めに使われており、予想外に甘酸っぱい味付け。

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■本格回鍋肉(¥1280)
ニンニクの芽が入っているのが最大の特徴。
回鍋肉にキャベツを使うのは、日本流のアレンジレシピだという。
唐辛子は使われているが、それほど辛くない。
むしろ、ニンニクの芽のシャキシャキ感と甘さが印象的。

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■桂花糯米藕(¥880)
レンコンの穴にもち米を詰め、はちみつを掛けたスイーツ。
レンコンもっちり、甘さ控えめで日本人の口にも合います!

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■杏仁ジュース
杏仁豆腐味の甘いジュースを想像したが、意外と甘くないし、くどくない。
ほどよくミルキーなので、激辛をカバーする効果がありそう。
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隣のテーブルは、中国人と日本人の混合グループ。
中国の方が「これが四川の本当の味なんです」と日本語でお話されていたが、
なるほど、故郷の味として誇りたくなるのも分かる気がした。

4人で飲んで食べて¥14,000。リーズナブル!
大皿料理が基本なだけに、大人数でいろいろ頼むのが楽しいお店。
激辛好きじゃなくても、いや、激辛好きでない方にこそお勧めしたい、
四川料理の名店だと思う。

  • 白酒「赤星二鍋頭」(¥450)。56度のスピリッツ、甘酸っぱい風味があり、意外とすんなり飲めちゃう

  • 杏仁ジュース。思ったほど甘くない、口の中がヒートアップしたら、これをどうぞ

  • 沸騰魚(¥1880)。唐辛子・花椒の風味を溶け込ませた油で、白身魚を熱した料理

  • 香菜(パクチー)・唐辛子・白身魚のトリコロール。口にも目にも鮮やかなコントラスト

  • 機雷のように浮かぶ、たっぷりの花椒。でも「ピリ辛で食べられないほど」ではないのです!

  • 試しに皿に取ってみると、そんなに凶悪な顔じゃない(笑)。うん、これは美味しい!

  • 水煮牛肉(¥1280)。沸騰魚と似た系統だが、こちらは唐辛子の種を取り出してあるから、辛味が一段階アップ!

  • 衣白肉(¥780)。料理名の通り、まるで洗濯物を干したみたい! 遊び心を感じる一品

  • 酸菜炒粉(¥880)。乳酸発酵させた白菜の漬物、酸っぱ旨い味が極細の春雨に絡む

  • 本格回鍋肉(¥1280)。本場のホイコーローは、キャベツじゃなくてニンニクの芽を使うみたい!

  • 西紅炒蛋(¥780)。中国家庭料理の代表的一品、砂糖が多く使われ甘酸っぱい

  • 韭菜炒猪肝(ニラレバ)。基本の調味が上手だから、どのメニューもハズレなし

  • 桂花糯米藕(¥880)。レンコンにもち米を詰め、はちみつを掛けたスイーツ。甘さ控えめで日本人の口にも合います!

  • メニューが圧倒的に赤い!(笑) 辛いのを連続で選ぶか、口休めを交えるか

  • ホルモンの旨辛炒め「夫妻肺片」も四川名物のひとつ。カシューナッツ炒めまで辛そう!

  • ウシガエルさんもいます。本場の麻婆豆腐を試してみるのも良いだろう

  • ビルの1階から4階まで店舗になっており、店内奥のエレベーターで行き来する構造

  • 四川・東北料理「沸騰漁府」。看板からして辛そう!?

  • ネオンきらめく新橋烏森通り。駅からしばらく歩くと、左手に赤い看板が見えてきます

2018/01/06 更新

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