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二度つぎ(¥550)。最初に注いだあと、しばらく時間を置き、その上に新しいビールを注ぐ
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三度つぎ(¥550)。注ぐのに、なんと4分掛かる。多めに泡を作り、二度目に注ぎ入れたところで古い泡をカット、それをもう一度繰り返す
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最初は確かにビールの、麦の甘みが出る! 炭酸・苦味・酸味が抑制され、まろやかな味わいに
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泡が豊かに膨らみ、今までに見たことがないほど盛り上がる
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こんな感じの店内。グループ客が多いが、一人でも歓迎される
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昭和時代のビアサーバーの特性を蘇らせた。現在一般の4倍の速さでビールを注ぎ入れる
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一度つぎ、二度つぎ、三度つぎ、シャープつぎ、マイルドつぎ。いずれも「アサヒ樽詰生」だが、注ぎ方で味が変わる妙技
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待つことは待つが、メール呼出機能つきの発券機があるので、どこか近くで時間をつぶせる
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旨いビールを求めて「重富酒店」へ。18時過ぎに訪れると、店舗前には既に行列が出来ているt
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倉庫をのぞいてみると、そのまんま「酒屋さん」でした。ビールはアサヒ一色で揃える
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(おまけ)夕暮れの広島、銀山町(かなやまちょう)電停
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[広島市]
2019/4/18(木)
銀山町(かなやまちょう)にある、酒屋が営むビール販売所。
食べログスコア★3.88/ 124件の人気スポット。
場所は… 銀山町電停を下り、広島駅方面に少し戻り、かに料理店の角を右折。
一方通行の道を、そのまま歩いて左手。銀山町電停から徒歩3分。
営業日については、お店のTwitterを参照のこと。
土曜・日曜はイベント出展のため、休日となる場合あり。
https://twitter.com/namabeer_no1
「重富酒店」の一部。昼間は普通の酒屋さんとして営業。
ビールスタンドとしての営業時間は、17~19時の 2時間のみ。
店頭の自動発券機で、番号の書かれたチケットを受け取る。
発券機に電話番号を入力すると、順番が近付くと電話で教えてくれるサービスあり。
店頭の行列を減らすとともに、利用者にとっては非常に便利なシステムだ。
"20分待ち" と表示されていたが、私が一人客だったこともあり、
予想外に早く呼び出しが掛かる。
店に入ると、真正面にビアサーバーが鎮座。
三ツ矢サイダーと書かれたレトロな木箱(氷で冷やす冷蔵庫)の上に、ビアサーバーが二台。
昭和8年のサーバーを復刻したものと、平成のサーバーである。
サーバーの周囲に木樽が3本、それをテーブル代わりに立ち飲みするスタイル。
全席禁煙。店の裏手から、広島カープの野球中継が聞こえてくる。
キャッシュオンではなく、お会計は飲み終わってからで大丈夫。
メニューは以下の通り。どれでも一杯¥550。
〔表メニュー〕一度つぎ、二度つぎ、三度つぎ、シャープつぎ、マイルドつぎ
〔裏メニュー〕マイルド平成、キリット昭和、マイルド&IPA、灘ビアホール、重三注ぎ
提供は一人2杯まで。つまみの提供はなし、持ち込みもNG。
この店を唯一無二の存在にしているのは、どれも中身は同じビール(アサヒ樽生)で、
注ぎ方だけで差別化している点。
一度つぎは炭酸強めなので、ビールそのものの元気な味をストレートに楽しむ。
提供が速いので、一刻も早く喉を潤したい人にぴったりだ。
三度つぎは泡の割合が多くなるため、ビールの苦味・酸味が抑えられ、まろやかな飲み口に。
提供に時間が掛かるので、どちらかといえば二杯目向きだ。
いずれも大きめの薄張りグラスで提供されるので、飲み口が良い。
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■一度つぎ(¥550)
初めてのお客様は「一度つぎがオススメ」とのこと。
昭和のサーバーで一気に注ぐ! 掛かる時間はたった5秒。
現代のサーバーに比べてパイプが太く、なんと4倍も速く注がれるという。
すぐにグラスから溢れるし、グラスにぴったり収まる量を注ぐには、かなりの熟練が必要。
出来上がりは 3分の1が泡。コンマ数秒狂ったら違うものになる。
注ぎ手の実力がなければ難しそう。
ストレートなビールの魅力、元気な炭酸感が楽しめる一杯。
昔と違い、飲むときの姿勢に関するレクチャーは無いようだ(^-^;)
別に一気に飲み干す必要もない。
じっくりと味わいながら、店員さんの注ぎ技を眺めているのも楽しい時間。
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■二度つぎ(¥550)
最初に注いだあと、しばらく時間を置き、その上に新しいビールを注ぐ。
グラスの内壁を超え、高々と盛り上がった泡を、惜しみなくカットして捨てる。
一口目は苦味がほとんど無い、あとからじわりと穏やかな苦味が来る。
ついつい二杯目に進んでしまう。
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■三度つぎ(¥550)
注ぐのになんと4分掛かる。
一度目はグラスの2/3ほどが泡になる。もし飲み会でやったら「泡多すぎ~」と笑われるやつだ。
二度目はその上にビールを注ぎ、溢れ出た部分(新鮮でない部分)を大胆にカットする。
三度目を同じことを繰り返し、ご提供(^-^)
泡が豊かに膨らみ、今までに見たことがないほど盛り上がる。
実家の両親に見せたら「カエルの卵みたい」という感想だったが、
見た目だけでも普通のビールとは違いがある。
飲んでみると… 確かにビールの、麦の甘みが出る!
炭酸が少し抜け、苦味・酸味も抑制されてまろやかな味わいに。
ベースが同じビールだからこそ、この違いが感じられる。
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今回は飲めなかったが、気になるものが2つ。
◎シャープつぎ(¥550)
平成で注ぎ、昭和の泡を乗せる。
昭和と平成のサーバー、両方があってこそ提供できる、この店オリジナルの注ぎ方。
◎マイルド&IPA(2杯分¥1100)
メニューにいわく「ビールが苦手な方とビールが大好きな方、
二人が一緒に乾杯できるために考案した、世界に例を見ない注ぎ方」
店員さんによるビールの説明もそれほどなく、
一人で静かに飲むこともできるので、どんな使い方でも居心地の良い空間。
空きっ腹だと、後から結構来るので要注意(笑)
メニューはビールだけなのに、不思議とまた来たくなってしまう。
帰るとき「いってらっしゃい!」と送り出されるのも気分が良い。
そのうち "令和注ぎ" が出来るのかな… と想像するのは、私だけではないはず(笑)
次は裏メニューをいただいてみよう。