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三國ブレンド（￥650）。漆黒のウェッジウッド、苦味はほぼ皆無で、やや酸味を前へ出した浅煎りタイプ
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お替わりブレンド（￥300）。こちらも苦味抑えめ、酸味メインのまろやかな味わい
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薔薇のレリーフが浮かぶミルクポットも、優雅な印象
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カフェ・オ・レ（￥650）。カフェオレボウルでたっぷりと… 珈琲の苦味と旨みを感じる、大人のカフェオレ
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フルーツティー（1人用￥1200）。大型のティーポットで提供、果樹園をイメージさせる香り！
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フルーツの量が尋常じゃない！ りんご・オレンジを主軸に、いちご・ブルーベリー・クランベリー・マスカットなど
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いちごはコンポート状に柔らかくして入れてある。一つひとつ、手が込んでいる
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デミタスカップに収まらない、輪切りのオレンジ（笑）。フルーツの量がすごくて、まさに「食べるドリンク」
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お洒落な卓上コンロ。このおかげで、最後まで温かい紅茶をいただけます
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キャラメリゼのケーキ（￥450）。焦がし砂糖のほろ苦さも感じられて、オトナの味です
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かぼちゃのタルト（￥450）。とろりとしたかぼちゃピューレ、甘みは控えめでコーヒーに寄り添う味わい
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ピザトースト（￥500）。厚切りパンがふんわり♪ クセのないチーズに、旨味たっぷりの厚切りサラミ
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店内には白い壁があり、ゆるやかな「おこもり感」を演出
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ワイヤーで作られたアートも飾られる
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窓から見える樹木は、ブナ・イロハモミジ・カエデです
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喫茶店とも言えるし、カフェとも言える雰囲気。男子一人でも入りやすい
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沼津駅から沼津港へ向かう途中、静かな住宅地に佇む「カフェブラン」
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ハンドドリップ仕立て珈琲の家
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駐車場は（写真右手を含め）5台程度。広いので入りやすそう
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ブレンドは5種類から選べる。産地ごとのストレートや、アイスを乗せた「グラッセ」も選べる
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軽食はトースト・ピザトースト・ホットサンドの3種類。お菓子系のシナモントーストもある
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［静岡県沼津市］［来訪回数：3回］
2022/2/19（土）
沼津駅から港へ向かう “さんさん通り” 沿い、下河原にある喫茶店。
場所は… 沼津駅南口から、さんさん通りを沼津港方面へ南下。
右手に広い駐車場のあるファミマが見えたら、その次の信号を越えて右手。
5台ほどの停めやすい駐車場あり。
駅からバス利用で10分（2km弱）、港から徒歩7分。月1回の不定休。
晩年を沼津で過ごした俳優・三國連太郎が通った店としても知られる。
客席はカウンター4席、2人掛けテーブル×6卓、4人掛け×1卓。
全席禁煙。ごく小さな音でBGMが流れる。
ケーキの品揃えは、入ってすぐ右手の黒板に書かれており、卓上では分からないので、
予め黒板を見てから席に着くのがスマートだ(^-^)
カウンターでは、ハンチング姿の寡黙な店主がコーヒーを淹れる。
そのサイフォン？の音がBGMの一つになっている。
各客席は、砂漠の民家を思わせる白い壁によってゆるく隔てられ、
オープンな感じと、ほど良いプライベート感がブレンド。
店名「ブラン」は白の意味、それを白壁に込めているのかもしれない。
積み上げられたハードカバー、深い褐色のイーゼル、アールヌーヴォーのランプが大人な雰囲気を醸す。
お客さんがいても「ひっそり」とした静けさ。実に大人びた雰囲気だ。
観光客で賑わう沼津港に近いロケーションだが、
こちらの店に観光客は少なく、地元客に愛されている雰囲気が伝わってくる。
老若男女、バランスの取れた客層である。
メニューの一部を紹介すると…
〔コーヒー〕三國ブレンド、チャコールブレンド、ブレンド深煎り、カフェグラッセ（アイスコーヒー）
クレームカプチーノ、カフェキャラメル、バニラグラッセ、カフェコニャック
〔紅茶〕 フルーツティー、アッサム、クリームミルクティー、マサラスパイスチャイ
〔軽食〕 厚切りトースト、ピザトースト、ベイクドホットサンド
〔デザート〕シナモンシュガートースト、シフォンケーキ、かぼちゃのタルト
珈琲ゼリー、チョコレートパフェ
コーヒーカップが美しいと評判なので、初めてならホットを注文することを勧めたい。
コーヒーのお替わりは￥300。
店員さんがあまり巡回しないので、やや頼みにくい面もあるが(^-^;)
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■コーヒー
◎三國ブレンド（￥650）
漆黒のウェッジウッドで登場。この日、黒い服を着ていったからだろうか（笑）
薔薇のレリーフが浮かぶミルクポットも優雅。
テーブルに届いた瞬間、香ばしさが立ち上ってくる。
苦味はほぼ皆無、やや酸味を前へ出した浅煎りタイプ。かなり香りにこだわった抽出のようだ。
◎おかわりブレンド（￥300）
純白のカップに、たっぷりと注がれる。
一杯目と豆は異なると思うが、こちらも苦味を抑え、
酸味メインのまろやかな味わいに変わりがない。
◎カフェ・オ・レ（￥650）
大振りなカフェオレボウルでの提供。
このスタイルを見ると、スイス・ジュネーブの朝食を思い出す。
珈琲の苦味がたっぷり効いた、オトナのカフェオレ！
広口のボウルに口をつけて飲むので、香りを存分に堪能できる。
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■フルーツティー（1名分￥1150）
まず、花びらを模したお洒落なガラス製の卓上コンロが準備される。
色とりどりのフルーツを沈めた、大型のティーポットがテーブルに現れると、
見事なほどフルーティーな香りが広がる！
具（？）は、青りんご・オレンジ・いちご・木苺・ブルーベリー・クランベリー・マスカット。
りんごもオレンジもどっさり入っており、まさに食べるドリンク！
フォークが付いてくるので、中のフルーツまで残さず食べられる。
果物それぞれが持つ風味も、まだ十分に残っている。
いちごは軽く煮てコンポート状に、りんごは焼きりんごにしてあるようだ。手が込んでいる。
飲んでみると、フルーツの酸味とほのかな甘み、お茶の苦味に果物の皮の苦味が呼応する。
卓上コンロのおかげで、最後まで熱い状態で楽しめる（量が減ってきたら消すのを忘れずに）
フレッシュな果物が使われているので、終盤は甘酸っぱさがより強く抽出され、味の変化も楽しめる。
これはユニークかつゴージャスな商品。かなりオススメ！
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■キャラメリゼケーキ（￥450）
スポンジの上に、りんごのキャラメリゼが乗る
焦がし砂糖の大人びた苦味が、はっきりと感じられる仕上がり。
甘くない生クリームとのバランスも良く、これは気に入った♪
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■かぼちゃのタルト（￥450）
黒のカップとは対照的に、華やかな花柄の器で登場。サイズは小さめ。
スタンダードなタルト生地に、とろりとしたかぼちゃピューレを乗せ、
メープルシロップで仕上げた一品。
甘さは控えめで、脇役に徹し、コーヒーに寄り添うような味わいだ。
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■ピザトースト（￥500）
トマトとサラミを交互に乗せた姿。ミニサラダ付き。
厚切りパンで、食感はとっても「ふんわり」♪
クセのないチーズがたっぷり、厚切りサラミも旨味たっぷり。
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支払は現金のみ。
お客さんで賑わっているときの雰囲気も悪くないが、
自分以外誰もいなくなったときの、恐いくらいひっそりとした気配こそ、
最もこの店らしい時間なのかもしれない。