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神子の浦サンライズ（￥990）。テキーラサンライズの青酎ver、オレンジとの相性が良い！
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青酎「池の沢」前割（￥745）、青酎三年古酒（￥855）、青酎「広江末博」（￥855）
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小笠原アオウミガメ刺身（ハーフ￥1100）。臭みは全くなく、馬刺や鹿肉ルイベに似る
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アオウミガメ塩煮込み（￥2200）。出汁を味わうスープ料理
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身・皮・内臓、余すところなく使う。多彩な食感はスッポン料理を思わせる
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青ヶ島産明日葉のツナマヨ和え（￥745）、島海苔冷奴（￥440）、竹輪チーズ磯辺揚げ（￥550）
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青ヶ島産島唐辛子入り出汁巻き（￥900）。出汁たっぷり、調理の技量も相当なもの
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島海苔。カンパチの漬けと島海苔の佃煮、1貫から注文できる
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島で採れないわさびではなく、辛子を使うのが島の流儀
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西新宿に潜む「青ヶ島屋」。人気店なので予約を入れて訪れたい
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［東京都新宿区］
2024/5/8（水）
西新宿にある郷土料理居酒屋。
来週からの青ヶ島旅行を前に、予習を敢行。
この日の一押しは「アオウミガメ」
青ヶ島より南の小笠原諸島（父島・母島）で、伝統的に活用されてきた食材。
資源管理を徹底、年間135頭に限り捕獲が許されている。
原則 島内で消費されるもので、島外で食べられるのは
密輸をしていない限り（笑）もしかしたら、この店だけかも…というから驚きだ。
半冷凍のルイベ状態で提供される刺身は、ニンニクと生姜醤油でいただく。
全くクセがなく、馬刺や鹿のルイベを思わせる味わい。
次はアオウミガメの塩煮込み。
緑色を帯びたスープ。出汁が良く出ていて、スープ料理の一種と捉えられる。
身・皮・内臓まで余すところなく活用されており、
部位ごとに異なる食感は、スッポン料理を彷彿とさせる。
ちなみに父島では塩煮込み、母島では醤油煮込みが主流だという。
青ヶ島特産の芋焼酎「青酎」の品揃えも圧巻！
一ヶ所の蒸留所に複数の杜氏さんが所属し、それぞれ個性のある酒を製造。
前割（水割り）・ロック・ソーダ割、ベースが濃厚で骨太なので、どんな飲み方でも味わい深い。
青ヶ島にルーツを持つ篠原ともえさんの叔父さんが造った酒もいただいた。
充実した品揃えの中でも、全ての材料を青ヶ島産でこだわり抜いた「青酎 伝承」は
現在 製造中止となっている幻の品。
島内にもほぼ残っておらず、むしろ西新宿でしか飲めないというのだから
はるばる沼から 都入りした甲斐もあるというもの。
明日葉のツナマヨ和え、神津島で採れた島海苔の冷奴、
青ヶ島の島唐辛子をピリッと効かせた出汁巻き、
辛子でいただく島寿司。
いずれも外さない味で、青酎がどんどん進む。
最後にいただいた「神子の浦サンライズ」は
テキーラサンライズのベースを、青酎三年古酒と差し替えた創作カクテル。
これがまた美味しくて、家でも作ってみたくなる味わい！
いい意味でクセのある青酎は、風味やローカル性の観点で
メスカルに通じるところもあるし、
三年古酒というのも、あえてテキーラに例えればレポサドくらいの感じ？
なんでも今日はじめてメニューに出したそうだが（笑）
生搾りオレンジとの相性もぴったり、全く無理のない組合せで
青ヶ島の民宿でも出したら良いのではと思う。
来週 青ヶ島を訪れる旨をお話ししたら、
八丈島を含めた離島事情をいろいろ教えていただき、とても参考になった。
離島好き店員さんの一押し、小笠原の母島にも訪れたい気分が高まった。
カウンター2席、テーブル6卓程度のこじんまりとしたお店。
マニアックなテーマの店ながら、味も接客もよろしくて、
リピーターが定着するのも頷ける。
出稼ぎの足で、ふらっと立ち寄ったら運良く入れたが、
入店困難と思われるので、今度は予約を入れて訪れたいと思う。