よろめきコールマンさんが投稿した馳走や純平(大阪/北新地)の口コミ詳細

レビュアーのカバー画像

よろめき食い道楽記

メッセージを送る

よろめきコールマン (男性・神奈川県) 認証済

この口コミは、よろめきコールマンさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

最新の情報とは異なる可能性がありますので、お店の方にご確認ください。 詳しくはこちら

利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。 問題のある口コミを報告する

馳走や純平北新地、西梅田、東梅田/居酒屋、ふぐ、すっぽん

1

  • 夜の点数:4.5

    • ¥6,000~¥7,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2010/03 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥6,000~¥7,999
    / 1人

若いご主人の工夫と手間の一品が味わえる割烹

【2010年3月:ふぐかに合戦】
年度末で忙しい日々を送っている自分達へのご褒美として、食いしん坊仲間でお気に入りのこちらへ伺いました。土曜日の夜に2名以上で予約するとお店を開けていただけますので、今回も冬の美味しいもののコースをいただきます。「いつもわざわざ開けていただきすみません」と詫びますと、「いえいえ、年明けてから、土曜日はずっとあけています」とのこと。いつも親切なご主人の応対、人気のお店となった様で嬉しいです。その日も我々以外の予約+飛び込みで目出たく満席になっていました。

ビールで乾杯して、お料理をお願いします。本日は「ふぐかに合戦」という豪華な戦いに挑みます。追加とお酒を除いて一人6000円のコース。

○ 前菜:こちらでお馴染み、巻き簾のカバーのついた箱入りです。菜花、もずく、それにフルーツトマトの様な食用ほおずきが面白かったです。もう冷酒に切り替わりました。
○ ふぐ皮の湯びきとかに身のかにみそ和え。ふぐ皮は酸味抑えめのポン酢で。サッパリと前菜の続きでいただきました。カニみそには腹の身がたっぷり和えてあり、濃厚な旨味に日本酒熱のボルテージが一気にアップします。
○ お造り:てっさがたっぷり。ふぐの味がわかる程度の厚さで、大変好ましく定番のポン酢でいただきます。カニの刺身はたまり醤油で、脚の甘いところを一気に食します。
○ かにみそ入り茶碗蒸し:懸念していたシツコさはなく、あくまで良い風味としてカニみその味がします。ホクホクの百合根も良い感じです。
○ ふぐ唐揚げ:身が甘い、甘い。焼きふぐに換えてもらうかかなり悩みましたが、こちらも上々。たらの芽も季節を感じます。
○ かにの塩しゃぶ:うすい塩味が付けられた昆布だしが沸いている鍋に、カニの脚や爪をしゃぶしゃぶ、そのまま口に運んでかぶりつきます。ある程度熱を通す方が甘い味が濃く感じます、というアドバイスがありました。ポン酢もありますが、そのままの味が良いでしょう。かにのおだしが鍋におりた頃に野菜類を入れて、またカニの甘さを楽しみます。
○ 馬刺、馬肝刺:追加でいただいた一品。出していただいた一品を見て、「以前にこちらで、馬の肝か心臓か、追加でいただきました!」という私の記憶は、食べた時の味と歯ごたえで確信をもって呼び返されました。
○ かに雑炊:一度引いてもらった先ほどの鍋に、素敵な卵とじの雑炊が登場。しっかりとカニみそが加えられた様で、かにの味はさらに濃厚になっています。飲み疲れた人も復活、それでもたっぷりありますので、遠慮なくがっつきました。
○ デザート:イチゴの自家製シャーベットでした。

今回は興にのってお酒も大いに過ごしたこともあり、そこそこのお会計になりました。しかし食事内容から考えると、いつもながら素晴らしい満足度をいただいております。大阪にありながら準定番となったこちら、抑え目にしていた評価を上げない理由が無くなりました。

*以前のレビュー*
【2008年10月初訪問:名残のさんま】
10月の第二週の週末。ビール飲み向けのイベントが10年以上、毎年大阪で開かれていて、その度に集まる気のおけない方々がおります。ところが今年からイベントは無くなり、第一回から皆勤の私たちは、怒りの持っていく先がありません。悲鳴の様な「どうする〜」の声に、梅田あたりで、面子が気にいりそうなお店の候補をいくつかピックアップしました。いろいろな経緯で、結局こちらのお店に決定。私が電話をして、無事予約を取る事ができました。リクエストが多かった、鯛飯が入っているコースです。電話で食事内容のことを話される声も丁寧な感じで、初めてのお店ですが安心感抜群。ちなみに土曜日は、夜に4人以上の予約があった時のみ、お店を開けていただくことができます。

世話役をしたにも関わらず少し遅刻した私が迷いかけていると、北新地の雑居ビルの前に見た事のあるご尊顔が。店名が小さなプレートでずらりとならぶ中から、目的の馳走や純平さんがこのビルにあることを見いだすのはかなり難しいと思います。時間に余裕をもって出かけましょうと反省、優しい先輩に感謝。この女性先輩のことを、わたしのかみさんは大好きで、早速女同士の会話モードです。お店に入ると、若くて笑顔が優しいご主人と美人の女性が出迎えていただきました。カウンター6席、テーブルが一つの小さなお店ですが、生簀やショーケースがあって否応無しに気分が盛り上がります。合計5人がテーブルに座り、早速ビールで乾杯、無くなったビール飲みのイベントにお別れを告げつつ、ビール飲みは死せずとの気合いで、お料理を待ちます。
で、新さんまのお料理を中心の秋らしいコースをいただきました。

○前菜:巻き簾の小箱に入った、綺麗に盛りつけられたもの。五品ぐらいありました。炊き合わせのお味は上品、しかしバイ貝の煮物はしっかりと甘辛く。食欲が増進します。
○お造り:さんま、太刀魚炙り、ウニ、それにもう一つ(失念、恐らくシマアジか鯛)でした。サンマはとろとろ、ポン酢とお醤油をお好みでいただきます。そろそろ二杯目入り始めます。
○酢の物:牡蠣酢。来た!プリプリの身が2つ、いや3つ!幸せだなあ、とぽつりと声があがります。皆さん、一年間お元気だったでしょうか?
○土瓶蒸し:もちろん松茸。名残の鱧に銀杏が少し。猪口にスダチをちょっと絞り、おつゆを注いでいただくと「ほ〜」という声と同時に、地酒のリストを物色・・・。美味しいお吸い物は、それだけでお酒が飲めます。
○おしのぎ:サンマ炙り寿司。何とかしのぎますけど、もっと喰いたい!生の甘さ、焼の香ばしさ。庶民の食材も、丁寧な仕事で素晴らしい一品に変えていただきました。
○腕物:鱧の蓮根蒸し。あんかけをアツアツでいただきます。モチモチした蓮根は掛け値無しでうまい。「ウチでも良く作ったわねえ」「良くって、一回か!」言ったもの勝ちである。

最初から飲み食い&トークをガンガンに飛ばしていたのに気づき、無口で一所懸命お運びと地酒の相次ぐ追加注文をこなしていた別嬪のスタッフさんに、「ピッチ、早いですか?」と聞いたら、「あっ、ちょっと・・・」と遠慮深く肯定されました。ちょっとお手やわらかに、というお願いにも見えましたが、笑顔のご主人はカウンターの中から「大丈夫ですよ。何とか。」「でも炊きあがりのタイミングがあるんじゃないですか?」と、この先の鯛飯の出来上がりについて確認を入れる始末。どこまで食いしん坊やねん。結局、ピッチは緩むことなく、

○天ぷら:サンマのしそ巻き上げを中心にいくつか。しつこい感じは全く無くて、酒の肴にぴったりです。
○鯛飯:香ばしい!何もいうことなし!みそ汁、赤かぶと大根のお漬物は肴にして・・・
○デザート:無花果のシャーベット。イチジク好きの女性陣から感動の声、「こんなものが世の中にあったのか!」

居酒屋のコースと言うより、前半の土瓶蒸し辺りまでは懐石のコースを味わっている感覚でした。もっと丁寧に味わうのが良いかと思います。でも名残惜しい。もうちょっと楽しみたいかも。デザートの後ですが、と言いつつ、ご主人に何かおつまみの追加をお願いしました。それで

○長芋のわさび漬け:カリッといただくとほんのり口の中にワサビの香りと味が少し当ります。
○焼ししとうもろみ:ちょっと辛めの味でお酒がすすみます。
○さくら肉(馬肉)の生肝刺:とどめ!こりっとした食感で肝独特の甘さが嬉しいです。お聞きすると、知る人そ知る食材で、入手はやはり難しいものということでした。有り難いことです。

美味しい料理に勢いがついた酒飲みばかり、地酒もたっぷりいただいたので覚悟していました。が、手間のかかった丁寧な料理にも関わらず予想よりは安かった(一人8500円)というのが全員の意見です。最後に店外までお見送りいただき、大変良くしていただきました。再訪、非常にポジティブです。

【2009年9月:名残の鱧づくし】
大阪で毎年秋に開かれていたビールイベントが中止となった昨年、代わりに伺ったこちらの馳走や 純平で大変良い時を過ごさせていただきました。少し悩みましたが、やはり今年も同じメンバーで予約をいたします。名前を告げたら、「確か去年のビールの・・・」と覚えておられました。「ははは。今年も伺いますよ。」とお願いいたします。土曜日は予約2名以上あれば、開けて準備していただけます。カウンター5席と5、6人が限界のテーブルが一台という小さなお店です。先に予約が一組ありますので、カウンターで大丈夫ですか?と確認されました。気さくな仲間なのでもちろん大丈夫ということで、「鱧づくしコース」をお願いしました。

ビールで乾杯して、お料理をお願いします。
○前菜:箱の巻き簾のカバーを開けると、煮物中心に幾つかの三品ぐらいが盛られていました。蛸と芋のたきあわせ、栄螺のあまから煮が特に印象的でした。この辺りでもう冷酒へ。
○お造り:鱧ちり(韓国)、まぐろ、クエ(長崎)、秋刀魚、かます炙り。大変豪華な盛り込みです。脂の乗った名残の鱧、秋刀魚もお約束の秋の味です。クエの上品な甘さと、面白かったのはかます炙りでした。生では独特の味がする白身魚ですが、炙った表面はお馴染み焼き魚の風味がほんのりと。初めていただきましたが、「かますは生でも美味しい魚です。是非機会があれば楽しんでください。」と店主様の弁。
○土瓶蒸し:これは初めての味、「松茸と鱧の土瓶蒸し まる仕立て」でした。「すっぽんの出汁があったので使いました。ショウガの風味が付いているので、スダチ無しで出させていただきます。」だしが強すぎるのをちょっと心配しましたが、ちゃんと松茸の香りと味はします。なるほど、お酒にはこんな作り方も合うかもしれません。

この辺りで先客の皆様が帰られたあとのテーブルへ案内されました。昨年の印象をお聞きしたら、「ビールとお聞きしていたのですが、ほとんど飲まれずに・・・。」「確かに。最初の一杯だけで地酒や焼酎ばかりでしたね。」

○天ぷら:鱧はサクサク、ホクホクで梅塩がバッチリ。メゴチも素晴らしいです。ししとうの野菜も楽しい。
○鱧しゃぶ:驚きの事実、「鱧は葱と良く合います」とは店主さんの弁。細ねぎの青い部分の束が、生の鱧で巻かれています。一人5個、喧嘩にならない様に一人分ずつ皿盛りで届くのですが、「鍋のだしに潜らせて12から15秒で」煮きり醤油につけていただきます。特に皮目に鱧の味が濃く、シャキシャキ葱とばっちりの相性。ハモネギ?いや、鴨とは違う合わせ方ですが、確かに良いコンビです。野菜などはポン酢でホッコリといただきます。
○ぞうすい:鱧のおだしを残らずに。
○シャーベット:自家製の柚製。美味しくいただきました。

個人的には、昨年の様にもっと追加で色々いただきたかったのですが、臨時営業の土曜日なのでコース通りでご馳走さまになりました。北新地で美味しいものを食べてお酒も飲んで一人7000円弱。すっぽん、ふぐ、かになど魅力的なお誘いがあります。是非再訪したいお店です。

2013/03/08 更新

エリアから探す

すべて

開く

北海道・東北
北海道 青森 秋田 岩手 山形 宮城 福島
関東
東京 神奈川 千葉 埼玉 群馬 栃木 茨城
中部
愛知 三重 岐阜 静岡 山梨 長野 新潟 石川 福井 富山
関西
大阪 京都 兵庫 滋賀 奈良 和歌山
中国・四国
広島 岡山 山口 島根 鳥取 徳島 香川 愛媛 高知
九州・沖縄
福岡 佐賀 長崎 熊本 大分 宮崎 鹿児島 沖縄
アジア
中国 香港 マカオ 韓国 台湾 シンガポール タイ インドネシア ベトナム マレーシア フィリピン スリランカ
北米
アメリカ
ハワイ
ハワイ
グアム
グアム
オセアニア
オーストラリア
ヨーロッパ
イギリス アイルランド フランス ドイツ イタリア スペイン ポルトガル スイス オーストリア オランダ ベルギー ルクセンブルグ デンマーク スウェーデン
中南米
メキシコ ブラジル ペルー
アフリカ
南アフリカ

閉じる

予算

営業時間

ページの先頭へ