よろめきコールマンさんが投稿した京料理 あと村 本店(京都/河原町)の口コミ詳細

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よろめき食い道楽記

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よろめきコールマン (男性・神奈川県) 認証済

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掲載保留京料理 あと村 本店祇園四条、河原町、清水五条/日本料理、弁当

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  • 夜の点数:4.5

    • ¥15,000~¥19,999 / 1人
      • 料理・味 4.5
      • |サービス 4.5
      • |雰囲気 4.0
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク 4.0
1回目

2009/03 訪問

  • 夜の点数:4.5

    • [ 料理・味4.5
    • | サービス4.5
    • | 雰囲気4.0
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク4.0
    ¥15,000~¥19,999
    / 1人

上品な料理が演出する豪華な夜

嬉しいお誘いがあり今月も訪問いたしました。季節も変わって、春らしい品々をも楽しむことができました。
○ねり:ぶつに切られた河豚のお造りを、たっぷりの白子と薬味ネギで和えた品。白子が大きくなったこの時期は、河豚の身がぎりぎり美味しい時期ということでした。濃い「白子クリーム」の付いたお造りをポン酢にディップしていただく至福。
○かつおたたき:以前にしびでいただいた、ねぎを叩いたソースがかつおのたたきで出されました。ネギの辛味と甘味が、脂の乗った赤身の魚にバッチリです。
○若竹煮:絶品。十分に味がしみ込んで色は黒めになっているワカメ、でもしゃきっとした歯ごたえが残っています。筍の甘さと微かな苦みも春の愉しみ。
○茄子焼:初ものの賀茂なすで供されました。
○海老しんじょ:桃色の甘い練りものを楽しんでいたら、サクサクという食感が。クワイの中でも美味しくて貴重な黒クワイを使っているとのこと。(お聞きするまで勝手なことを言っていたのが恥ずかしい。。。)
○ぐじの油焼:大きな甘鯛のお頭が丁寧に焼かれ、肉だけでなく小骨や鱗までサクサクで食べれる凄い一品。半分ほどいただいたところで溶かしバターとたっぷりのレモンが供され一気にムニエル風の味に!貴重な甘鯛のお頭一皿で、和洋の味両方を楽しめます。個人的には今回の一番。
○あげとネギと煮物:たっぷりの九条ねぎ(鷹峯産)に京あげを、みそ仕立てで仕上げられたお椀。ほろ酔い時にいただいた優しい甘さに唸ってしまいました。普通の食材を堂々としたご馳走になっているところが凄い。
○かにみそごはん:かに身がたっぷりのかにみそと一緒にごはんに乗って登場。〆なのに冷酒がまた欲しくなる罪な味。
他に鯖寿司、からすみ等、これまでいただいた品々もいろいろ楽しませていただきました。舌もお腹も、それに色々なお話で頭も満足、次はいつ伺えるでしょうか。
(2009年3月)

(これまでのレビュー)
先月の印象が素晴しかったので、友人を誘って再訪問。大将がおられない旨をお詫びされましたが、ちゃんとサービスしていただきました。カウンターにてお料理をいただきながら、楽しい時間を過ごしました。友人にも大変喜ばれて、お連れした甲斐があるというものです。
○蛤しんじょ:お椀の透明なおつゆの中に、白いフワフワの塊が一つ。香りを楽しみつつ一口いただくと、予想以上にしっかりしたお味でした。吸い口そのものより、お酒といただくお椀として良い感じです。
○ふぐのブツ造り:ふぐの味がわかる様にと、細めのぶつに切られたふぐです。皮の湯びきやアサツキなどの薬味と一緒にポン酢で仕上げられていました。ふぐの甘さをバッチリ感じることができます。
○ 蒸しずし:今年はまだいただいていなかった冬の味覚です。小さな蓋つきの丼で、食事の中程でいただきました。細く切られた錦糸卵がたっぷり、これが美味しい蒸しずしのポイントとのことです。
○ とうもろこしかき揚げ:このお店の名物だそうです。見た目は単なるかき揚げですが、一粒一粒に針で穴をあける手間が必要とのこと。サクサクで香ばしく甘い一品、肴と菓子のギリギリなところです。
○ごま茶漬け:最後の〆の食事に用意されました。良く擦られたごまと鰹の風味が珍しいです。
前回と共通のお料理は、焼ふぐ、蕪蒸し、茄子うに、からすみ、湯葉巻き等でした。最初の八寸に固めの大豆があったのは、節分が近かったからでしょうか。さすがに初回の驚きはありませんが、再び味わえる興奮は感じました。(2009年2月)

松の内を少し過ぎた頃、是非伺いたいと思っていたこちらでお食事をいただく機会がありました。多種多様で工夫されたお料理と優しい大将の知識と経験に裏打ちされたお話、楽しい時間を過ごさせていただきました。時間が少し経っていますが、素晴しい思い出になっております。
玄関から石畳を通り、扉の向こうは思った以上に広い空間でした。左手奥にカウンターがありそちらに案内されます。大将の他に2、3人の料理人が表に立ち、奥の板場にも多くの料理人が仕事をしている様子です。この時は常連さんが居られたので、一層明るくて賑やかになりました。もっと多くのお料理があったにも拘らず、楽しい話もあってメモリが完全にオーバー、特に印象に残った品々について書いておきます。
○しびのトロたたき:丹念にたたかれて、ほぼソース状になった葱が厚く5つ程に切られた身の上に綺麗に乗せられて出てきました。ポン酢かお醤油、好みでニンニクを薬味に加えていただきます。魚のこってりした味を葱の爽やかさが包んでいました。
○茄子のウニのせ:半分に切った丸い茄子が油焼きされて、その上にたっぷりとウニが乗っておりました。生臭さ全くないウニがソースの役割を果たしております。口の中で二つが蕩けた瞬間のため息。
○せいこがに:茹でたかに身。カニみそ、(メスなので)内子がまた悶絶ものでした。
○ゆば巻き:穴子と葱を糸状に切ったものを生ゆばで巻いてありました。ほんのりとお味噌の味が付けられています。サクッとした食感も楽しく、普通の食材でスゴい工夫だなと感心します。
○お雑煮:京都のお正月らしく白みそ仕立てで。丸餅に祝い大根、金時人参、削りかつおが少し添えられています。一口いただいたとき、「この味噌はウマい。甘い、でなくて旨い!」と唸ったら、大将が信頼する味噌屋さんの連絡先、教えていただきました。到底この通りにはできないでしょうけど、試してみます。
○鯖寿司:肉厚の鯖が上品な〆具合で、抑えた酢の味も丁度良い感じでいただけました。
○焼ふぐ:実は最初にカウンターでいただいたのが、七輪で焼かれるこのふぐの「香り」。焦げたお醤油の香りを楽しんでいると、ササッと引き上げられてしまいまいた。他の料理に興奮して忘れていた頃にいきなり再登場です。プリプリの身に濃厚な味、甘さは調味料でなくふぐの肉の味ということです。ふぐを「焼く」という料理法は多分初めて味わったと思いますが、こんなに美味しい食べ方だったとは。。。
○鮒寿司:最初の「クッ」とした香りを超えると、濃厚なチーズを思わせる味が口の中に広がります。
○蕪蒸し:椀の蓋を開けて、蕪の香りがしたのは初めてです。一口いただくとまた蕪の味が口中に、これまでいただいた物と何が違うのか考えてしまいました。黙ってしまった様子が不思議に見えたのか、お声をかけていただいた大将に、「これまでいただいた蕪蒸しと全然違う、どこが違うのですか?」と間抜けで要を得ない質問をしてしまいました。「蕪蒸しは、今はなくなったけど、○○の味が一番と思っている。」修行中に味わって感動した銘店の味を、大将となった今は受け継いで自らのお店で出しているようです。個人的には今回の一番。
八寸、お造り、揚物、肴や椀物、他にも多数あった丁寧に作られた品々。極端なボリュームや味の濃さではありません。一品を「もうちょっと欲しいけど・・」という手前の量でいただき、また次はこの一品を、という連続。上品な料理一つ一つが合わさって、最後はとても豪華な食事となっておりました。気分が乗ってお酒もたっぷりいただきましたが、楽しい酔い気分はそれだけがもたらしたものではないでしょう。また伺うことが出来ますように。
(2009年1月)

2009/03/31 更新

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