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よろめき食い道楽記
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よろめきコールマン (男性・神奈川県) 認証済
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1回
夜の点数:4.0
昼の点数:4.5
2013/02 訪問
香ばしくてジューシー、炭火焼が得意な穴場の居酒屋
【夜:2012年1月〜8月】時々伺って、炭火焼や美味しいお料理をいただいております。初めていただいたお料理に加えて、特に印象深かったのは以下の品です。○春野菜天ぷら:予想を超えて山菜がたっぷり。そらまめ、アスパラの他には、ぜんまい、たらのめ、こしあぶら。香りも味も十分に堪能いたしました。(2012年3月)○小あゆ天ぷら:小さいけれどしっかりと鮎の香りと味。この時期のみの贅沢です。(2012年6月)○土鍋ごはん さんまと九条ねぎ:大きな秋刀魚一匹が、一合のごはんと一緒に。骨の部分を炙った後におだし用にとごはんと一緒に炊かれます。炊きあがりの時に、別途焼かれたさんまの切り身が投入され、一緒に蒸らされて完成。脂ののったさんまの香ばしい味がごはんにしっかりと移り、九条ねぎのアクセントも良かった。(2012年8月)○土鍋ごはん 鱧と松茸:炙った骨と松茸でごはんが炊かれ、炊きあがりに焼鱧の切り身が入れられて完成。鱧の白身の上品な味と、ごはんにしっかり付いた味を比べるのも楽しい。(2012年9月)*以前のレビュー*【初訪問:2009年4月】炭火焼が美味しいお店、特に魚や鶏の専門店でなく気分でいろいろ注文して楽しめる様なお店を探しておりました。先日ネット検索をしていると、希望にぴったりな感じのこちら梨門邸(なしもて)を見つけ、早速予約を入れて伺いました。銀閣寺近くの鹿ヶ谷通りにあり、両側は有名な甘味処とカフェダイニングです。民芸風の建物には右手に小座敷、正面にカウンター席があります。やはり炉端が見えるカウンター席が楽しいでしょう。定番メニューや飲み物の冊子の他に、本日のおすすめ品が別紙や黒板に表示されていました。炭火の焼物以外にお造りや揚げ物もあり、いろいろ楽しめそうです。特に印象に残ったのは以下の品です。○はまちかま焼:脂の乗った身がじっくり焼かれて適度に脂も抜けて、香ばしくもこってり。○鶏もも焼おろしポン酢:皮がカリカリ、肉はジューシー。たっぷりのおろしポン酢と薬味ネギで爽やかにいただきます。○ベーコンステーキ:四角い塊で焼かれたあとスライスで。こってり塩味のベーコンがバッチリのグリル具合。粗挽きの粒マスタードも良く合います。○たけのこ:醤油ベースの味だしに時々くぐらせながら、炭火でじっくり焼かれます。さらにはたっぷりの木の芽が散らされ、これこそ春の味。○スナップえんどう:これも焼いている間に何かに潜らせているな、と見ていましたが、いただくとこちらはほんのりバター味!良い仕事しております。○つくね:オーダーごとにタネを掌でパシパシと空気抜きして串に刺して成形されます。作り置きなしの丁寧さ。太いフランクフルト状のものがグリルされ、最後にあまだれに潜らせて出てきます。もう見た目通り旨いです。少し感じるコリコリは軟骨でしょうか。スタッフが男性二人、ほぼ全ての調理をこなすご主人とお運びの若い方です。寡黙に仕事されている感じですので、騒がずのんびり楽しむが良いでしょう。若い方はまだ慣れていない感じですが、ご主人の丁寧なアドバイスをちゃんと聞いて仕事しております。今回は妥当かと思いましたが、個々のメニューについて値段表示がもっと解りやすく書いてあれば安心感は増すでしょう。是非再訪問したいお店です。【ランチ訪問、2009年6月、11月】以前の印象が良く、また平日限定でお昼もやっていることを知り、ランチで再訪問しました。「お魚」「お肉」「お刺身」それぞれのお得セットは1000円。○「お肉」を選びましたが、大変充実した内容でした。メインの「地鶏もも焼」は、串が打たれて炭火でじっくり焼かれます。焦げ目も香ばしいところをおろしポン酢でさっぱりと。それに豚しゃぶサラダ、万願寺とうがらし(かつお味の煮浸し)、めかぶとろろ(ショウガ味)の三品もきちっと美味しく丁寧に作られています。ごはん、おあげのみそ汁、白菜のどぼ漬けもばっちり。銀閣寺近くですぐソコ、特にお昼は観光の方で辺りはごったがえしていますが、お店は意外と空いております。これは素晴らしい穴場と思います。○お魚定食(1000円):この日は鰆塩焼。その他に日替わりの小鉢が三品ついて充実です。○ハンバーグ定食(1000円):さらに200円追加でハンバーグを大きくしてもらいました。デミグラスソースを選択、じっくり炭火焼した後に目玉焼き乗せ、充実です。サラダがついているのが嬉しい。【夜:2009年6月、7月、8月まとめて】昼、夜の好印象が続いたので、夜に三度訪問しました。炭火焼のお店ということでメニュー選択をその様にしておりましたが、実はそれだけではなかったのです。○お造りのメニューが大変充実しておりました。かんぱち、秋刀魚、鰯、よこわ、いさき等、初夏から夏に美味しい魚が用意されております。鱧のおとしは、オーダー毎に生鱧の骨きりから始める丁寧さで、油ののったプリプリの味でいただけます。山葵、ショウガもおろしたて。梅肉も丁寧なつくり。単品でも三種盛りなどでも、お好みを伝えるでもおまかせでも可能なので、満足度高いです。ちなみに三種盛りはだいたい1800円、五種盛りは2500円ぐらいになります。○水なすの冷やしあんかけは、しっとりとした茄子の果肉に、ひんやりと甘いショウガのきいたあんがかかっておりました。椀一つの注文に、人数分の匙を用意していただける丁寧さです。○枝豆の炭火焼は、枝ごと炭火に翳されてビックリ、根まで付いているじゃないですか。じっくりと炙られたあとに粗塩が降られてから手元へ来ました。一つ一つもぎながらいただくと、良く焼けたところは香ばしく、弱く熱が入ったところは青い野菜の味がします。それぞれの仕上がりが微妙に違うのが面白いです。○ハンバーグは、注文が入ってからこね、打たれた串を炭火で焼かれます。十分に膨れたところで焼き上がり、お願いしていたポン酢醤油にするとタップリのおろしに薬味ネギが乗せられます。ホクホクでジューシー、ああ旨い。○生麩田楽:白と青の串刺し生麩に、赤味噌と柚味噌を交互に塗って。女性は誰でもすきですねえ、こういうの。二本並んだちょっと市松模様はビジュアル的にも良いです。○新れんこんは衝撃の味。厚めに切った蓮根を焼いた後にタップリのあら塩。シャキシャキという歯ごたえを楽しんでいたら、すぐに独特の甘みがどーんと来ました。蓮根では味わった事の無い味、ご主人によると、「モチモチとした味も良いですが、ちょっと試しにやってみたら見つけた旨さです。八割ほどの焼きと塩で丁度良い感じになります。」とのこと。すごすぎる。つくね、京地鶏炭火焼などは、毎度オーダーして毎度楽しんでおります。冷たい竹筒で供される冷酒も素晴らしいです。大酒飲み3人で長々と飲み食いしても20000円弱、雰囲気も良いし、本当にごちそうさまです。今度は何時来れますか。。。【夜:2009年9月、10月まとめて】夜に二度、お昼に一度伺いました。相変わらず楽しませていただけるお店です。○かます:先日大阪の純平で初めて炙りでいただいたお造り、今度は完全の生として再会しました。こんなにお造りが旨い魚だとは。。。○ぎんなん:金串に並んで刺されている翡翠の粒、焼かれている風景から美味しそうです。独特の甘さというか香りというか、焼いた香ばしさも加わって秋の楽しみが増えました。○はまぐり:焼いた時に貝からでるエキス、これを無駄にせず見事に生かし、旨味が最大限になるようにした絶品。丁寧な作業をされますので必見。一口で一瞬別世界に行きます。○牛みすじ:外ではあまり選ばない牛肉ですが、興味が沸いてオーダーしました。レアに焼かれてスライスした柔らかい肉を、ポン酢のタレでいただきます。非常に甘い肉です。○長いも:サックリの食感と微かな粘り、焼かれた表面は半透明で中は暖まった程度。旨味が凝縮されつつ歯ごたえは新鮮で楽しい、塩だけでこれだけ旨いのは、蓮根と同じく食材を活かしたからでしょう。○おでん:季節メニューのことです。「野菜きんちゃく」がユニークで絶品ここ数度伺ったとき、お運びされているにこやかな別嬪さんは、店主さんの新妻であることが判明。一所懸命にバックアップをこなされています。明るく華やかな雰囲気アップ、強力な応援を得てどんどん盛り上がって欲しい佳店だと思います。【夜:2009年12月】諸事に追われて本当に年末ギリギリ、やっと目処がついた時に我が家の忘年会で伺いました。ここ数回の訪問で、炭火焼以外にも美味しいものが色々あることがわかりました。したがって本日のお薦めを中心に、食べたいモノをどんどん注文して楽しみました。以下に初めていただいたものから特に印象に残ったものを。○えび芋:京都の冬の定番。ジックリと、しかし完全に火を通さない程度まで焼かれた後に、荒塩でいただくとホクホクで甘いのが口の中に広がります。煮物より濃厚、もちろん香ばしいです。○白ねぎ:表面を焦げる程度まで焼き、上一枚を剥いだものをいただきます。もう絶品、甘い。次は太い九条ねぎがあった時に狙います。○鴨ロース:胸肉の塊がグリルで焼かれた後にスライス、断面は鮮やかな唐紅。ポン酢でいただくと蕩ける様に旨い。脂もいやらしくなく、鴨ファンには是非奨めたい一品。個人的に本日の一位。○牡蠣てんぷら:揚げ物メニューにあったので早速。小ぶりの牡蠣を見事に、中はジューシーなまま揚げて出してくれます。天つゆも粗塩も美味しいですねえ。牡蠣フライも可能でした。最近は欲望のままどんどん注文して、最後に〆のごはん物などに行かないことが多いです。あったかいお茶を最後にいただき、ほっとして本年のしめとなりました。それでは良いお年を、と若女将の笑顔でお見送りいただき、気分良く家路につきました。気持ちよく楽しめる、佳きお店です。【夜:2010年1月〜12月】初めて伺ってからほぼ1シーズン回って、メニューにもそれが感じられるようになりました。春のスナップエンドウ、夏の万願寺など、繰り返しオーダーする定番も増えてきましたが、秋以降初めてオーダーしたものにも素晴らしいものがありました。○鱧しゃぶ:おとし、炙りでいただくことが多かったのですが、小鍋でいただきました。鱧に葱は良く合わせるらしいですが、こちらはナナメ切りの葱が初めから入っているおだしに、鱧をくぐらせてポン酢でいただきます。もちろん、オーダーごとに生鱧の骨切りから準備していただけます。柑橘の酸味と葱の甘さで、鱧も一層美味しいです。ちなみに小さい土鍋が炭火コンロの上に乗っているので火力もピッタリ、ゆっくりといただけます。美味しいおだしは、お願いすればにゅうめんか雑炊でいただけます。(2010年10月)○紫ずきん:季節品が入荷したとき、枝豆は特別に紫ずきん、黒豆の枝豆がいただけます。大粒でプリップリ、濃い味の枝豆が香ばしく焼かれます。機会があれば是非。(2010年10月)○栗:これも季節品で、殻ごと炭火にかけられ、パチパチと鳴る音に驚きながら出来上がりを待ちます。外皮は剥いて出ますが、渋皮が香ばしくて食べられるぐらいになっているのが驚き、ほぼ石焼きいもの皮ぐらいの固さです。もちろん中はホクホクで、甘みが濃いのに上品。旬の物はいただかないと。(2010年12月)○天然ぶりの酒しゃぶ:腹側の脂ののった身のスライスをささっと潜らせて、おろしポン酢でいただきます。少し表面が白くなった程度で上げた方が、ぶりらしい味を楽しめます。(2010年12月)こちらのお店、もちろん肉、魚がメインなのですが、季節を圧倒的に感じる野菜類にもこちらの楽しさがあります。そういうものに価値を感じる美味しい物好きの方には、お奨めしたいお店です。【夜:2011年1月〜12月】何か旬の食材を思い浮かべて、「焼いて食べたいな」と思ったらこちらに伺う感じになってきました。それでも行ったら「今日はこれもある!」となって、いろいろと楽しんでしまいます。同時に「これも食べたかったな」という気持ちになってしまうほどのバリエーションで飽きる事を知りません。○牡蠣の昆布焼:目の前に届いたのは、炭火コンロの金網の上に昆布が一枚、その上に大きい牡蠣が並んでいます。ジュージューと両面から火を通し、出来上がりを刻みネギと酢橘で。牡蠣と昆布の旨味が口中に広がる、贅沢な一品でした。(2011年1月)○わかさぎ:お馴染み、10センチほどの小さい魚ですが、冬には子持ちになるようです。丁寧に塩焼きにしていただいて、頭からいただきます。これで湯割りをいただくと、気持ちが緩む、緩む。京都で異常に重宝がられる初春の味覚、もろこよりも、ずっとお安くいただけます。(2011年2月)○ほたるいか 酒しゃぶ:手元のコンロ上にある小さい土鍋にイカを入れると、足がピピッと伸びます。この様子を楽しみながら、軽く熱をいれて半生のワタの部分を楽しみました。(2011年4月)○穴子丼:ウナギに匹敵するぐらい大きい穴子を、蒲焼きにして丼にしていただきました。スライスなどでなく肉厚のかばやきのまま。ビジュアルはウナギですが、口中の風味は穴子。唸りながらいただくお伴は、じゅんさいの赤出しで。(2011年6月)○ハンバーグ 焼トマトチーズ:トマトの美味しい夏のスペシャリテ。こちらの人気、炭火焼ハンバーグをチーズのせ、そのソースに贅沢にも同時に焼いたトマト1個分を潰して作ったソースでいただけます。フレッシュトマトの味を活かすべく、塩味も抑えめに。なので冷酒でも十分美味しくいただきました。地鶏焼でも同バージョンあります。(2011年7月)○大アサリ:拳骨ぐらいの貝で、焼き上がりに一口サイズに切ってから出していただけます。これだけ大きくても味はアサリ、普通のアサリではわかりにくかった、部位ごとの味と食感の違いがハッキリします。(2011年7月)○新生姜のかきあげ:針生姜、それにとうもろこしの甘みが加わって、夏にピッタリの爽やかな味です。(2011年8月)○土鍋ごはん:こちらの新しい名物、少し時間がかかるので早めに注文が必要です。10月は焼鱧と松茸という定番かつ季節の出会いものの組み合わせでした。もう絶品。11月は大あさり。ショウガの甘い味が貝のだしとピッタリでたまりません。12月は牡蠣、そしてぐじ(甘鯛)。どちらもプリプリの身とごはんに染み込んだ味が抜群。(2011年10月〜12月)○ぬか漬:自家製、こちらの隠れた銘品だと思っております。焼おにぎりなどにも付けて下さるので、気に入れば単品でも。タイミングが良ければ水茄子があります。
2013/02/25 更新
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一人で入りやすい
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禁煙 分煙を含む
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ワインあり
日本酒あり
焼酎あり
オシャレな空間
カップルシート
カウンター席
ソファー席
座敷
【夜:2012年1月〜8月】
時々伺って、炭火焼や美味しいお料理をいただいております。初めていただいたお料理に加えて、特に印象深かったのは以下の品です。
○春野菜天ぷら:予想を超えて山菜がたっぷり。そらまめ、アスパラの他には、ぜんまい、たらのめ、こしあぶら。香りも味も十分に堪能いたしました。(2012年3月)
○小あゆ天ぷら:小さいけれどしっかりと鮎の香りと味。この時期のみの贅沢です。(2012年6月)
○土鍋ごはん さんまと九条ねぎ:大きな秋刀魚一匹が、一合のごはんと一緒に。骨の部分を炙った後におだし用にとごはんと一緒に炊かれます。炊きあがりの時に、別途焼かれたさんまの切り身が投入され、一緒に蒸らされて完成。脂ののったさんまの香ばしい味がごはんにしっかりと移り、九条ねぎのアクセントも良かった。(2012年8月)
○土鍋ごはん 鱧と松茸:炙った骨と松茸でごはんが炊かれ、炊きあがりに焼鱧の切り身が入れられて完成。鱧の白身の上品な味と、ごはんにしっかり付いた味を比べるのも楽しい。(2012年9月)
*以前のレビュー*
【初訪問:2009年4月】
炭火焼が美味しいお店、特に魚や鶏の専門店でなく気分でいろいろ注文して楽しめる様なお店を探しておりました。先日ネット検索をしていると、希望にぴったりな感じのこちら梨門邸(なしもて)を見つけ、早速予約を入れて伺いました。銀閣寺近くの鹿ヶ谷通りにあり、両側は有名な甘味処とカフェダイニングです。
民芸風の建物には右手に小座敷、正面にカウンター席があります。やはり炉端が見えるカウンター席が楽しいでしょう。定番メニューや飲み物の冊子の他に、本日のおすすめ品が別紙や黒板に表示されていました。炭火の焼物以外にお造りや揚げ物もあり、いろいろ楽しめそうです。特に印象に残ったのは以下の品です。
○はまちかま焼:脂の乗った身がじっくり焼かれて適度に脂も抜けて、香ばしくもこってり。
○鶏もも焼おろしポン酢:皮がカリカリ、肉はジューシー。たっぷりのおろしポン酢と薬味ネギで爽やかにいただきます。
○ベーコンステーキ:四角い塊で焼かれたあとスライスで。こってり塩味のベーコンがバッチリのグリル具合。粗挽きの粒マスタードも良く合います。
○たけのこ:醤油ベースの味だしに時々くぐらせながら、炭火でじっくり焼かれます。さらにはたっぷりの木の芽が散らされ、これこそ春の味。
○スナップえんどう:これも焼いている間に何かに潜らせているな、と見ていましたが、いただくとこちらはほんのりバター味!良い仕事しております。
○つくね:オーダーごとにタネを掌でパシパシと空気抜きして串に刺して成形されます。作り置きなしの丁寧さ。太いフランクフルト状のものがグリルされ、最後にあまだれに潜らせて出てきます。もう見た目通り旨いです。少し感じるコリコリは軟骨でしょうか。
スタッフが男性二人、ほぼ全ての調理をこなすご主人とお運びの若い方です。寡黙に仕事されている感じですので、騒がずのんびり楽しむが良いでしょう。若い方はまだ慣れていない感じですが、ご主人の丁寧なアドバイスをちゃんと聞いて仕事しております。今回は妥当かと思いましたが、個々のメニューについて値段表示がもっと解りやすく書いてあれば安心感は増すでしょう。是非再訪問したいお店です。
【ランチ訪問、2009年6月、11月】
以前の印象が良く、また平日限定でお昼もやっていることを知り、ランチで再訪問しました。「お魚」「お肉」「お刺身」それぞれのお得セットは1000円。
○「お肉」を選びましたが、大変充実した内容でした。メインの「地鶏もも焼」は、串が打たれて炭火でじっくり焼かれます。焦げ目も香ばしいところをおろしポン酢でさっぱりと。それに豚しゃぶサラダ、万願寺とうがらし(かつお味の煮浸し)、めかぶとろろ(ショウガ味)の三品もきちっと美味しく丁寧に作られています。ごはん、おあげのみそ汁、白菜のどぼ漬けもばっちり。
銀閣寺近くですぐソコ、特にお昼は観光の方で辺りはごったがえしていますが、お店は意外と空いております。これは素晴らしい穴場と思います。
○お魚定食(1000円):この日は鰆塩焼。その他に日替わりの小鉢が三品ついて充実です。
○ハンバーグ定食(1000円):さらに200円追加でハンバーグを大きくしてもらいました。デミグラスソースを選択、じっくり炭火焼した後に目玉焼き乗せ、充実です。サラダがついているのが嬉しい。
【夜:2009年6月、7月、8月まとめて】
昼、夜の好印象が続いたので、夜に三度訪問しました。
炭火焼のお店ということでメニュー選択をその様にしておりましたが、実はそれだけではなかったのです。
○お造りのメニューが大変充実しておりました。かんぱち、秋刀魚、鰯、よこわ、いさき等、初夏から夏に美味しい魚が用意されております。鱧のおとしは、オーダー毎に生鱧の骨きりから始める丁寧さで、油ののったプリプリの味でいただけます。山葵、ショウガもおろしたて。梅肉も丁寧なつくり。単品でも三種盛りなどでも、お好みを伝えるでもおまかせでも可能なので、満足度高いです。ちなみに三種盛りはだいたい1800円、五種盛りは2500円ぐらいになります。
○水なすの冷やしあんかけは、しっとりとした茄子の果肉に、ひんやりと甘いショウガのきいたあんがかかっておりました。椀一つの注文に、人数分の匙を用意していただける丁寧さです。
○枝豆の炭火焼は、枝ごと炭火に翳されてビックリ、根まで付いているじゃないですか。じっくりと炙られたあとに粗塩が降られてから手元へ来ました。一つ一つもぎながらいただくと、良く焼けたところは香ばしく、弱く熱が入ったところは青い野菜の味がします。それぞれの仕上がりが微妙に違うのが面白いです。
○ハンバーグは、注文が入ってからこね、打たれた串を炭火で焼かれます。十分に膨れたところで焼き上がり、お願いしていたポン酢醤油にするとタップリのおろしに薬味ネギが乗せられます。ホクホクでジューシー、ああ旨い。
○生麩田楽:白と青の串刺し生麩に、赤味噌と柚味噌を交互に塗って。女性は誰でもすきですねえ、こういうの。二本並んだちょっと市松模様はビジュアル的にも良いです。
○新れんこんは衝撃の味。厚めに切った蓮根を焼いた後にタップリのあら塩。シャキシャキという歯ごたえを楽しんでいたら、すぐに独特の甘みがどーんと来ました。蓮根では味わった事の無い味、ご主人によると、「モチモチとした味も良いですが、ちょっと試しにやってみたら見つけた旨さです。八割ほどの焼きと塩で丁度良い感じになります。」とのこと。すごすぎる。
つくね、京地鶏炭火焼などは、毎度オーダーして毎度楽しんでおります。冷たい竹筒で供される冷酒も素晴らしいです。大酒飲み3人で長々と飲み食いしても20000円弱、雰囲気も良いし、本当にごちそうさまです。今度は何時来れますか。。。
【夜:2009年9月、10月まとめて】
夜に二度、お昼に一度伺いました。相変わらず楽しませていただけるお店です。
○かます:先日大阪の純平で初めて炙りでいただいたお造り、今度は完全の生として再会しました。こんなにお造りが旨い魚だとは。。。
○ぎんなん:金串に並んで刺されている翡翠の粒、焼かれている風景から美味しそうです。独特の甘さというか香りというか、焼いた香ばしさも加わって秋の楽しみが増えました。
○はまぐり:焼いた時に貝からでるエキス、これを無駄にせず見事に生かし、旨味が最大限になるようにした絶品。丁寧な作業をされますので必見。一口で一瞬別世界に行きます。
○牛みすじ:外ではあまり選ばない牛肉ですが、興味が沸いてオーダーしました。レアに焼かれてスライスした柔らかい肉を、ポン酢のタレでいただきます。非常に甘い肉です。
○長いも:サックリの食感と微かな粘り、焼かれた表面は半透明で中は暖まった程度。旨味が凝縮されつつ歯ごたえは新鮮で楽しい、塩だけでこれだけ旨いのは、蓮根と同じく食材を活かしたからでしょう。
○おでん:季節メニューのことです。「野菜きんちゃく」がユニークで絶品
ここ数度伺ったとき、お運びされているにこやかな別嬪さんは、店主さんの新妻であることが判明。一所懸命にバックアップをこなされています。明るく華やかな雰囲気アップ、強力な応援を得てどんどん盛り上がって欲しい佳店だと思います。
【夜:2009年12月】
諸事に追われて本当に年末ギリギリ、やっと目処がついた時に我が家の忘年会で伺いました。ここ数回の訪問で、炭火焼以外にも美味しいものが色々あることがわかりました。したがって本日のお薦めを中心に、食べたいモノをどんどん注文して楽しみました。以下に初めていただいたものから特に印象に残ったものを。
○えび芋:京都の冬の定番。ジックリと、しかし完全に火を通さない程度まで焼かれた後に、荒塩でいただくとホクホクで甘いのが口の中に広がります。煮物より濃厚、もちろん香ばしいです。
○白ねぎ:表面を焦げる程度まで焼き、上一枚を剥いだものをいただきます。もう絶品、甘い。次は太い九条ねぎがあった時に狙います。
○鴨ロース:胸肉の塊がグリルで焼かれた後にスライス、断面は鮮やかな唐紅。ポン酢でいただくと蕩ける様に旨い。脂もいやらしくなく、鴨ファンには是非奨めたい一品。個人的に本日の一位。
○牡蠣てんぷら:揚げ物メニューにあったので早速。小ぶりの牡蠣を見事に、中はジューシーなまま揚げて出してくれます。天つゆも粗塩も美味しいですねえ。牡蠣フライも可能でした。
最近は欲望のままどんどん注文して、最後に〆のごはん物などに行かないことが多いです。あったかいお茶を最後にいただき、ほっとして本年のしめとなりました。それでは良いお年を、と若女将の笑顔でお見送りいただき、気分良く家路につきました。気持ちよく楽しめる、佳きお店です。
【夜:2010年1月〜12月】
初めて伺ってからほぼ1シーズン回って、メニューにもそれが感じられるようになりました。春のスナップエンドウ、夏の万願寺など、繰り返しオーダーする定番も増えてきましたが、秋以降初めてオーダーしたものにも素晴らしいものがありました。
○鱧しゃぶ:おとし、炙りでいただくことが多かったのですが、小鍋でいただきました。鱧に葱は良く合わせるらしいですが、こちらはナナメ切りの葱が初めから入っているおだしに、鱧をくぐらせてポン酢でいただきます。もちろん、オーダーごとに生鱧の骨切りから準備していただけます。柑橘の酸味と葱の甘さで、鱧も一層美味しいです。ちなみに小さい土鍋が炭火コンロの上に乗っているので火力もピッタリ、ゆっくりといただけます。美味しいおだしは、お願いすればにゅうめんか雑炊でいただけます。(2010年10月)
○紫ずきん:季節品が入荷したとき、枝豆は特別に紫ずきん、黒豆の枝豆がいただけます。大粒でプリップリ、濃い味の枝豆が香ばしく焼かれます。機会があれば是非。(2010年10月)
○栗:これも季節品で、殻ごと炭火にかけられ、パチパチと鳴る音に驚きながら出来上がりを待ちます。外皮は剥いて出ますが、渋皮が香ばしくて食べられるぐらいになっているのが驚き、ほぼ石焼きいもの皮ぐらいの固さです。もちろん中はホクホクで、甘みが濃いのに上品。旬の物はいただかないと。(2010年12月)
○天然ぶりの酒しゃぶ:腹側の脂ののった身のスライスをささっと潜らせて、おろしポン酢でいただきます。少し表面が白くなった程度で上げた方が、ぶりらしい味を楽しめます。(2010年12月)
こちらのお店、もちろん肉、魚がメインなのですが、季節を圧倒的に感じる野菜類にもこちらの楽しさがあります。そういうものに価値を感じる美味しい物好きの方には、お奨めしたいお店です。
【夜:2011年1月〜12月】
何か旬の食材を思い浮かべて、「焼いて食べたいな」と思ったらこちらに伺う感じになってきました。それでも行ったら「今日はこれもある!」となって、いろいろと楽しんでしまいます。同時に「これも食べたかったな」という気持ちになってしまうほどのバリエーションで飽きる事を知りません。
○牡蠣の昆布焼:目の前に届いたのは、炭火コンロの金網の上に昆布が一枚、その上に大きい牡蠣が並んでいます。ジュージューと両面から火を通し、出来上がりを刻みネギと酢橘で。牡蠣と昆布の旨味が口中に広がる、贅沢な一品でした。(2011年1月)
○わかさぎ:お馴染み、10センチほどの小さい魚ですが、冬には子持ちになるようです。丁寧に塩焼きにしていただいて、頭からいただきます。これで湯割りをいただくと、気持ちが緩む、緩む。京都で異常に重宝がられる初春の味覚、もろこよりも、ずっとお安くいただけます。(2011年2月)
○ほたるいか 酒しゃぶ:手元のコンロ上にある小さい土鍋にイカを入れると、足がピピッと伸びます。この様子を楽しみながら、軽く熱をいれて半生のワタの部分を楽しみました。(2011年4月)
○穴子丼:ウナギに匹敵するぐらい大きい穴子を、蒲焼きにして丼にしていただきました。スライスなどでなく肉厚のかばやきのまま。ビジュアルはウナギですが、口中の風味は穴子。唸りながらいただくお伴は、じゅんさいの赤出しで。(2011年6月)
○ハンバーグ 焼トマトチーズ:トマトの美味しい夏のスペシャリテ。こちらの人気、炭火焼ハンバーグをチーズのせ、そのソースに贅沢にも同時に焼いたトマト1個分を潰して作ったソースでいただけます。フレッシュトマトの味を活かすべく、塩味も抑えめに。なので冷酒でも十分美味しくいただきました。地鶏焼でも同バージョンあります。(2011年7月)
○大アサリ:拳骨ぐらいの貝で、焼き上がりに一口サイズに切ってから出していただけます。これだけ大きくても味はアサリ、普通のアサリではわかりにくかった、部位ごとの味と食感の違いがハッキリします。(2011年7月)
○新生姜のかきあげ:針生姜、それにとうもろこしの甘みが加わって、夏にピッタリの爽やかな味です。(2011年8月)
○土鍋ごはん:こちらの新しい名物、少し時間がかかるので早めに注文が必要です。10月は焼鱧と松茸という定番かつ季節の出会いものの組み合わせでした。もう絶品。11月は大あさり。ショウガの甘い味が貝のだしとピッタリでたまりません。12月は牡蠣、そしてぐじ(甘鯛)。どちらもプリプリの身とごはんに染み込んだ味が抜群。(2011年10月〜12月)
○ぬか漬:自家製、こちらの隠れた銘品だと思っております。焼おにぎりなどにも付けて下さるので、気に入れば単品でも。タイミングが良ければ水茄子があります。