よろめきコールマンさんが投稿した廣東餐館 鳳飛(京都/北大路)の口コミ詳細

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よろめき食い道楽記

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よろめきコールマン (男性・神奈川県) 認証済

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廣東餐館 鳳飛北大路、鞍馬口/中華料理

1

  • 夜の点数:4.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.0
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.5
      • |酒・ドリンク -
  • 昼の点数:4.0

    • ¥1,000~¥1,999 / 1人
      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.5
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.0
      • |酒・ドリンク -
1回目

2013/01 訪問

  • 夜の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.0
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.5
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人
  • 昼の点数:4.0

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.5
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.0
    • | 酒・ドリンク-
    ¥1,000~¥1,999
    / 1人

これからも支持したい庶民派中華の焼そば・焼売

【2013年1月】
京都の伝統的な中華料理店で、「鳳」の字がつくお店の一つです。その中のあるお店では、「ニンニクは使わない、昆布と鶏ガラのスープを使う」と説明を聞いたことがあります。現在も営まれているお店は私が知る限り三店ですが、その中でも特に良い印象だったこちら。週末のお昼に誘ってみました。そういえば、これまでは専ら一人で訪問して楽しんでおりました。タイミングよく入店出来た様で、10分位で満席になり、諦めて帰られる方が出てきました。お気に入りのメニュー二つに、興味がありつつオーダー出来なかったもの二つ。明るい奥さんの声をBGMにしばし待ちます。

○焼きそば (580円)
前回と同様に楽しめました。パリパリの麺に、あんの九条葱とモヤシの甘さとシャキシャキが良いです。
○春巻 (800円)
一皿で二本盛り。一本が細巻きぐらいのサイズですから、かなりのボリュームです。断面に見える具は素晴らしい感じですが、食べると見た目以上に筍のインパクトがあります。甘めなので、カラシや醤油を少しで楽しみました。
○焼売 (500円)
やはりコチラは大粒ですね。クワイの食感も変わらず秀逸。
○えび天ぷら (850円)
中華の小エビ天ぷらは、その独特の風味と旨味で好きな人が多いと思います。こちらも名物というのでお願いしましたが、特徴があって良い一品でした。恐らく衣にたっぷりと卵を使われているのだと思いますが、少し黄色の表面が美しくカラッと仕上がっていました。卵の風味が、本当に良いと思います。

どっさり、ガツンの本格中華も大好きですが、こういう料理をノンビリといただくのも素晴らしいと思います。ご家族連れが目立つお店ですが、子供さん達が野菜タップリの料理も平気で食べているのが印象的でした。

*以前のレビュー*
【初訪問:2010年11月(夜)、二度目の訪問:2011年7月(昼)】
歴史と伝統、というと大げさかもしれませんが、飲食店の繋がりの中に感じざるを得ない時があります。そういうお店は続いて欲しいと思いますし、是非とも食事を楽しみたいと思います。圴一な品質と手頃な値段が魅力のチェーン店も良いですが、繋がり、という意味ではかなり湿度が違う気がします。言わばウェットな繋がりのあるお店、京都では市井のお店でもまだまだ残っているのでしょう。嬉しいことに、こういう気持ちを持たれる方、例えばチェーン店より個人店を出来るだけ支持したい、と思われる方が少なくないと感じています。ちょっと大袈裟ですが、それが庶民のレベルで歴史と伝統を守る一方法となり得ると思います。

以下余談ながら。私の様な気分を巧みに察するのか、そこそこ大きなグループ会社の系列店であることを、敢えて感じさせない様にして営むお店も幾つかあるようです。あるグルメガイドで紹介されている飲食店を詳しく調べると、店名や業態も異なるものの、実は同じグループの系列店がいっぱいあった、という不思議なお話まで伝え聞きます。

閑話休題。

『「鳳」のつくお店は皆繋がっておりました。』
と、京都の庶民派中華料理店について、古武士様からあるレビューのコメント欄で教えていただきました。もちろんチェーン等ではなく、修行の場での師匠、弟子、兄弟子など、門下としての繋がりです。その時にいただいたヒントで知ったお店がこちら、鳳飛です。随分前にフェリーさんが紹介されてしばらく経っておりましたが、この機会にささっと伺うのが吉と思い訪問です。これまで夜、昼に一度づつ、一人で伺いました。

堀川通を北大路を超えてしばらく、街路樹と民家に隠れる様にあります。白地に黒の看板を何とか見つけ、扉を開けて中へ入りました。全くの昔からの食堂という感じです。小さなカウンター席が5席ですが、キッチンはその奥で見える場所ではありません。座ると声や音が洩れ聞こえますが、詳しい様子はわかりません。なので、自分のオーダーしたものの進捗状況は不明です。他にテーブルが4、奥に一、ニ卓の座敷で、さらに階段から降りてこられたグループの先客さんが居られたことを考えると、二階にも席があると思います。

こちらのお店、オーダーと混雑具合によっては、かなり時間がかかる場合があると思います。土曜日の夜に伺った時のおばちゃんは、何度も詫びておられました。目の前の招き猫の数を何度も数えたり、確かに時間はかかりましたが、こうなると逆に申し訳ない感じになりました。対して平日のお昼はそれほど混雑は無く、5分ぐらいで出てきました。

○からし鶏 (850円)
非常にユニークな一品で、初めていただくお味でした。鶏もも肉ほぼ一枚分がカラッと揚げたあと、食べやすいサイズに細く切ってあります。その上から豆板醤を含むピリ辛あんがたっぷりかかっています。野菜などの具は無く、がっつり肉だけがお皿に乗っています。舌にはストレートに唐辛子の味が来ますが、私にはパクパク行けるぐらいの辛さで、問題にはなりません。むしろジューシーな鶏肉にピシッと締まった味になって、好ましいです。少し野菜が欲しくなりますが、お味としては納得の一品です。
○炒飯 (530円)
普通の卵炒飯、というより家庭の焼きめし、という感じに近いです。沢庵が付いているのでそういう印象が強かったのかもしれません。エビが多めで、プリプリの状態で入っているのが家庭との違いを感じさせます。
○焼売 (500円)
個人的に、「鳳」の付くお店では是非オーダーしたいと思っている一品。5個入りですが、クワイのシャキシャキ感とお肉の味がばっちりの大粒で値打ちあります。閉店した鳳舞、鳳扇を含め、私はこちらのが一番美味しいと思います。お奨めです。
○焼そば (580円)
とても気に入って定番になりそうな一品。所謂「中華揚げ焼そば」ですが、麺の感じが素晴らしいです。表面のカリカリした感じがありながら、口の中では折れたりせず適度な弾性が残っている面白さです。かかった餡は甘めで優しい感じ、豚、エビ、タケノコ、しいたけがありますが、タップリのモヤシがメイン。少しながら存在感ある九条葱も良い感じです。少し辛しを付けても良かったですし、他のお客さんの中には当然の様に酢をかけている方も居ました。しっかりととじてあるので、最後まで緩くならず、あんがしっかり絡むのも好ましいです。

これまで伺った「鳳」のお店では、比較的ご年配の方が中心に居られる感じでした。一方、こちらは別嬪のお運びさん含めて若いスタッフが仕事をされていました。活気がありますし、待ちや諦めて帰られる方も居ることからも人気店に見えます。「ガッツリ&刺激的中華」とは一線を画す、京都庶民派中華の中にある「鳳」の流れに連なる佳店だと思います。

2013/03/14 更新

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