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よろめき食い道楽記
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よろめきコールマン (男性・神奈川県) 認証済
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1回
夜の点数：4.0
2012/10 訪問
お皿を重ねるごとに満たされてゆく気持ちが心地よいイタリアン
＊訪問から時間の経っているレビューです。【初訪問：２０１２年１０月】京都、滋賀、三重の食材をリスペクト、というこちらのお店の事を知り、皆様のレビューを拝読するにつけて興味が膨らんでいきました。御所南エリアですが、ビジネス街にも近い場所にあるイタリアンです。この辺りの南北の通り沿いは、住宅や老舗が混在している中で、こちらの様に目立たずに営まれているお料理屋さんがポツポツとあります。予約の電話をしたところ、テーブル席なら用意出来るとの事でした。狙っていたカウンター席は流石に満席だった様ですので、皆様がお奨めされているアラカルトではなく、コースに方針変更しました。夜で一番手軽なものを予約時にお願いし、苦手な食材などについて確認いただいたので答えました。予約時間よりも早く着きましたが、どうぞと案内していただきました。コースの簡単な説明をしながら、苦手な食材とメイン料理の選択について聞かれました。要所ではシェフ自身が、それ以外でも若い男性スタッフがしっかりと説明しながらサービスしてくれます。グラスワインも白赤それぞれ３種類ほど用意されていて、特徴とお値段の説明も丁寧で安心です。しかもお二人ともに決まった様な優男、これなら人気が出るに違いない。そんな勝手な想像は、一瞬で蹴散らされました。お店はミーハーはムードは全く感じない、落ちついた女性と男性で埋まっておりました。○コース （４８００円）＊ストゥッツィキーノ（突きだし）「モンゴウイカとブロッコリのマリネ」：一口ずつですが、キッチリと作られた一品が最初にいただき、期待が高まります。＊前菜・冷製「戻り鰹のカルパッチョ」：脂ののった鰹の旨味を支える程度の抑えた酸味が良いです。添えられた野菜も大根と大根葉、山芋、ベビーリーフで、更に子持ちの甘エビまで味替わりで付いていました。「養老豚とフォアグラのテリーヌ」：濃厚な肉の味とスパイスの風味が良いバランスでした。＊前菜・温製「ポルチーニのスフォルマート」：プリンですが、チーズソースに砕いたアーモンドがワインを誘います。「梨のコンポート」：ほんのりとした、食事にはギリギリの甘口の一品。「トマト・スペルトコムギ・リーフのマリネ」：テーブルでお皿にシュッとスプレーされたのが白バルサミコとのことです。演出も憎いです。＊スープ「さつまいもマッシュと泡たてミルク」：予期していたよりも甘さが気にならなかったのは、添えてあったさつまいもチップとリコッタの香ばしさと旨味が良かったからだと思います。＊メイン「牛ほほにくの赤ワイン煮こみ 黒胡椒風味：ほほ肉としては大きめの塊でしたが、良く煮込まれていて筋がホロホロとして旨味バッチリ。ピシっとした強い味ですが、付いていた舞茸と椎茸のクリーム煮を合わせて優しい味に変えるのも良いです。＊パスタこちらはパスタよりも先にメインを出されて、その後に、それぞれの客のお腹具合を確認し、パスタの量を調整して出されます。もちろん、普通にしっかりと食べます、と告げました。「ほうれん草と塩漬け豚のトマトクリーム」：麺は恐らくトレネッテと言われたと思います。生の平打ち麺で、もっちりしたリングイネの様なものでした。豚肉の甘さがしっかりとソースに出ていて、麺にもしっかりと絡んでいます。＊デザート「栗のモンテビアンコ」：イタリア語ですが、つまり「モンブラン」です。旬であった栗の甘さがしっかり、お酒で引き締まっています。「カシスのソルベット」：甘さに程よい酸味と苦みがあって、口中を新鮮にするシャーベットでした。＊パン美味しいフォカッチャを出していただけます。○ドリンクグラス（６００円）、ハーフボトルサイズのカラフェ（２０００円）をいただきました。以上をいただいて、一人あたり６５００円弱になりました。レシートが出されますので確認しますと、上記のオーダー以外にテーブル（二人）で５８０円の品目がありました。詳細は不明ですが、恐らくコペルト（パン、席料）だと思います。食事中にずっと感嘆と納得の声をだしていたかみさん。私は色々な意味で驚いておりました。出てきたお皿を見た時は、以前にどこかでいただいたことがあるかな、という第一印象でした。それが食べてみると期待以上、これまでと何が違うのだろうか、と本当に不思議でした。イタリアンではボリュームあるお皿でモリモリ食べるのが好きなのですが、こちらの様にお皿の数を重ねていただくのも素敵だと思いました。カウンター席なら割烹の様で楽しいかも、と思います。シェフやスタッフは、料理やワインの説明をする時も、親切で楽しそうに話されます。繰り返し訪問することで、自分の好みに更にピッタリ合うものを見つけられる予感をさせる良店です。
2013/03/16 更新
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日本酒あり
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＊訪問から時間の経っているレビューです。
【初訪問：２０１２年１０月】
京都、滋賀、三重の食材をリスペクト、というこちらのお店の事を知り、皆様のレビューを拝読するにつけて興味が膨らんでいきました。御所南エリアですが、ビジネス街にも近い場所にあるイタリアンです。この辺りの南北の通り沿いは、住宅や老舗が混在している中で、こちらの様に目立たずに営まれているお料理屋さんがポツポツとあります。予約の電話をしたところ、テーブル席なら用意出来るとの事でした。狙っていたカウンター席は流石に満席だった様ですので、皆様がお奨めされているアラカルトではなく、コースに方針変更しました。夜で一番手軽なものを予約時にお願いし、苦手な食材などについて確認いただいたので答えました。
予約時間よりも早く着きましたが、どうぞと案内していただきました。コースの簡単な説明をしながら、苦手な食材とメイン料理の選択について聞かれました。要所ではシェフ自身が、それ以外でも若い男性スタッフがしっかりと説明しながらサービスしてくれます。グラスワインも白赤それぞれ３種類ほど用意されていて、特徴とお値段の説明も丁寧で安心です。しかもお二人ともに決まった様な優男、これなら人気が出るに違いない。そんな勝手な想像は、一瞬で蹴散らされました。お店はミーハーはムードは全く感じない、落ちついた女性と男性で埋まっておりました。
○コース （４８００円）
＊ストゥッツィキーノ（突きだし）
「モンゴウイカとブロッコリのマリネ」：一口ずつですが、キッチリと作られた一品が最初にいただき、期待が高まります。
＊前菜・冷製
「戻り鰹のカルパッチョ」：脂ののった鰹の旨味を支える程度の抑えた酸味が良いです。添えられた野菜も大根と大根葉、山芋、ベビーリーフで、更に子持ちの甘エビまで味替わりで付いていました。
「養老豚とフォアグラのテリーヌ」：濃厚な肉の味とスパイスの風味が良いバランスでした。
＊前菜・温製
「ポルチーニのスフォルマート」：プリンですが、チーズソースに砕いたアーモンドがワインを誘います。
「梨のコンポート」：ほんのりとした、食事にはギリギリの甘口の一品。
「トマト・スペルトコムギ・リーフのマリネ」：テーブルでお皿にシュッとスプレーされたのが白バルサミコとのことです。演出も憎いです。
＊スープ
「さつまいもマッシュと泡たてミルク」：予期していたよりも甘さが気にならなかったのは、添えてあったさつまいもチップとリコッタの香ばしさと旨味が良かったからだと思います。
＊メイン
「牛ほほにくの赤ワイン煮こみ 黒胡椒風味：ほほ肉としては大きめの塊でしたが、良く煮込まれていて筋がホロホロとして旨味バッチリ。ピシっとした強い味ですが、付いていた舞茸と椎茸のクリーム煮を合わせて優しい味に変えるのも良いです。
＊パスタ
こちらはパスタよりも先にメインを出されて、その後に、それぞれの客のお腹具合を確認し、パスタの量を調整して出されます。もちろん、普通にしっかりと食べます、と告げました。
「ほうれん草と塩漬け豚のトマトクリーム」：麺は恐らくトレネッテと言われたと思います。生の平打ち麺で、もっちりしたリングイネの様なものでした。豚肉の甘さがしっかりとソースに出ていて、麺にもしっかりと絡んでいます。
＊デザート
「栗のモンテビアンコ」：イタリア語ですが、つまり「モンブラン」です。旬であった栗の甘さがしっかり、お酒で引き締まっています。
「カシスのソルベット」：甘さに程よい酸味と苦みがあって、口中を新鮮にするシャーベットでした。
＊パン
美味しいフォカッチャを出していただけます。
○ドリンク
グラス（６００円）、ハーフボトルサイズのカラフェ（２０００円）をいただきました。
以上をいただいて、一人あたり６５００円弱になりました。レシートが出されますので確認しますと、上記のオーダー以外にテーブル（二人）で５８０円の品目がありました。詳細は不明ですが、恐らくコペルト（パン、席料）だと思います。
食事中にずっと感嘆と納得の声をだしていたかみさん。私は色々な意味で驚いておりました。出てきたお皿を見た時は、以前にどこかでいただいたことがあるかな、という第一印象でした。それが食べてみると期待以上、これまでと何が違うのだろうか、と本当に不思議でした。イタリアンではボリュームあるお皿でモリモリ食べるのが好きなのですが、こちらの様にお皿の数を重ねていただくのも素敵だと思いました。カウンター席なら割烹の様で楽しいかも、と思います。シェフやスタッフは、料理やワインの説明をする時も、親切で楽しそうに話されます。繰り返し訪問することで、自分の好みに更にピッタリ合うものを見つけられる予感をさせる良店です。