Miura5611さんが投稿した嘉亭(千葉/ユーカリが丘)の口コミ詳細

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嘉亭志津、ユーカリが丘、地区センター/そば、うどん

1

  • 昼の点数:4.2

    • ¥4,000~¥4,999 / 1人
      • 料理・味 4.2
      • |サービス 3.7
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク 3.0
1回目

2025/04 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.2
    • | サービス3.7
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク3.0
    ¥4,000~¥4,999
    / 1人

志津の名店が待望の復活。素晴らしい蕎麦、コスパも秀逸

志津の蕎麦の名店だが、長らく休業していた。2年くらい休んでいたのではないか。
そろそろ諦めかけていた平日の昼、久しぶりにふと電話をしたら、「はい、嘉亭です」と店主の声。後でネットで調べたら、どうも2024年12月に営業再開したようだ。
歓喜し、今から行っても大丈夫ですかと聞くと、◯時◯分以降なら席が空くのでどうぞとのこと。

以前から予約推奨のお店だったが、再開後の当店は予約制になったようだ。
一応、余裕があれば飛び込み客も受けるというスタイルらしいが、原則は予約制だし、不定休でもあるそう。必ず予約してから行ってほしい。今回の私は、たまたま当日でも受けてもらえるタイミングで電話をしたので運が良かった。

蕎麦だけのつもりで行ったが、品書きを見たら飲みたくなってきてしまった。
八海山(700円)を注文。よくある徳利や細いグラス&枡ではなく、大きめのロックグラスでの提供。「1合以上入ってますからね」とにこやかに店主。嬉しい。
お通しとして揚げそばも提供された。

芽キャベツの天ぷら(多分100円)。品書きには、漢数字で「1,00」円と謎のところにカンマを打った記載があって、100円なのだか1000円なのだかわからない。1000円だとお高めだけど、さすがに100円では安すぎるから1000円なのだろうか。でも芽キャベツはどうしても食べたいから1000円だとしてもいいやと、覚悟を決めて注文した。
とても薄い衣で、芽キャベツの甘みと僅かなほろ苦さを活かして上品に揚がっており美味。
味付けは塩で、と店主が席へやってきて、岩塩を目の前でおろし金で下ろしてくれる。私には十分な量を下ろしてくれたが、おろし金と岩塩も置いていってくれたので、もう少し塩気を強めにしたい人は塩を足すこともできる。

黒豚の角煮マッシュポテト添え(1200円)。
何しろ豚の角煮だけに、真っ白く表層を覆い尽くしたのが一瞬固まった脂に見えてギョッとしたが、冷静に見ればマッシュポテトである。
1200円の割にお上品な量にも見えたが、食べてみると原価も手間暇もかかっていることがわかる。
豚肉は肉質もよいし、よく茹でこぼして脂を抜いてあるようで全然くどくない。マッシュポテトは丁寧にマッシュして裏ごしされている。生姜の効いた甘辛すぎない味付けもよい塩梅。
これで1200円なら妥当というか、むしろお得だと思う。

そばは二色そば(1,100円)の大盛り(多分300円)。
大盛りは品書きにはないが、聞いてみるとできるとのことなので、料金は確認せずに注文した。だから正確な料金は不明だが、会計額から逆算すると、300円ではないかと思う。

当店の冷たい蕎麦は、せいろ、白雪せいろ(更科蕎麦のこと)、変わり蕎麦(3〜5月は桜切り。6〜2月はしそ切り)、田舎せいろの4種類。
その中から、二色そばだと2種類、三色そばだと3種類、好きなのを選べる。
ちなみに、単一の蕎麦でも二色そば、三色そばでも、料金は1100円で変わらない。1種類あたりの量を減らして調整してくれるようだ。
今回はせいろと田舎の二種を選択。

写真を見ればわかるとおり、蕎麦の盛りは大盛りにしても良い部類。
せいろはやや太めで星は結構ある。せいろの上に、トルティーヤチップスくらいの大きさ・形状に切った平たい蕎麦が乗っているのも嬉しい。
田舎はもう一回り太くて色が濃い。
せいろ、田舎ともに形は揃っており、水切れは完璧。
わさびが別添えではなく、最初から蕎麦の上に乗っているのが珍しい。これは店主が席までやってきて、立派な生わさびを目の前で下ろしてかけてくれたもの。今どきこんな立派なわさびは、1本1000円では仕入れられないだろう。原価かかってるなあ。もちろん甘みがあって香り高い、良いわさびだった。こんな良いわさびなら残してほしくはないだろう。蕎麦の上に乗せて提供するのも納得。

蕎麦は素晴らしかった。
まずせいろのトルティーヤチップス状のやつから食べてみると、蕎麦の風味と甘みが口いっぱいに広がる。蕎麦の味がわかるという点では麺の形の蕎麦切り以上で、これは良い趣向。
田舎も、過度に荒々しくはない、しかし田舎そばらしい強めの風味の蕎麦で、これまた素晴らしい。
休業前もとてもおいしい蕎麦を出していたが、更にレベルが上がった気がする。
つゆは塩辛さをかなり抑えた、出汁感の強い上品なもの。蕎麦の先端だけちょんと付けて食べるようなタイプではないので、そば猪口よりも二回りほど大きなお椀にたっぷり注いでくれる。

蕎麦を食べ始めたところで、店主が「酒そばって知ってますか」と聞いてきた。私は不勉強で知らなかったので、「知りません。どんなお蕎麦なんですか」と聞き返した。すると、「日本酒に酒を浸して食べるんです。これがめちゃくちゃおいしいんですよ」と言って、既に八海山2杯を飲み干していた私のグラスに、サービスで少し日本酒を注ぎ足してくれた。有難い。
そこで蕎麦を酒に付けて食べてみると、確かに蕎麦の甘みが引き立って大変おいしい。つゆと違って塩味が全然ないのに、酒がこんなにも蕎麦に合っておいしいとは驚きであった。

壁に貼られたコーヒー(500円)の掲示に、おすすめと書いてある。
この店主がおすすめするならきっとおいしいのだろうと思い、コーヒーも初めて頼んでみた。
二子玉川までわざわざ買いに行っているという特注ブレンドの豆を目の前で手挽きしてハンドドリップしてくれたコーヒーは、深煎りだが苦味が少なく、すっきり澄んだ味わいで、さりとて薄くもなく、絶妙なバランスのおいしいコーヒーだった。
主張が強くないところが蕎麦の後にぴったりで、蕎麦屋で使うことを伝えてブレンドしてもらったとの店主の言にも納得であった。

大満足で会計をお願いすると4600円。
想定よりもだいぶ安かったので、え?間違えてない?と思った。
しかし、頭の中で計算すると、仮にお通し代が無料で、芽キャベツが100円で、大盛りが300円であった場合、下記のように、ぴったり計算は合うのである。

・二色そば…1100円
・大盛り…300円
・芽キャベツの天ぷら…100円
・黒豚の角煮マッシュポテト添え…1200円
・八海山…700円×2杯
・コーヒー…500円

確かに計算は合うが、どうも不思議な気がする。
お酒も飲んで5000円を切る食事としては、満足度が高すぎた。コストパフォーマンスは絶大と言える。

なお、食べログ上はクレジットカード可になっているが、現在は不可のようなので注意。

2025/04/09 更新

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