Miura5611さんが投稿した亀戸・養生料理 高の(東京/亀戸)の口コミ詳細

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亀戸・養生料理 高の亀戸、錦糸町/そば、居酒屋、くじら料理

1

  • 昼の点数:4.2

      • 料理・味 4.0
      • |サービス 3.7
      • |雰囲気 3.5
      • |CP 4.3
      • |酒・ドリンク 3.5
1回目

2025/04 訪問

  • 昼の点数:4.2

    • [ 料理・味4.0
    • | サービス3.7
    • | 雰囲気3.5
    • | CP4.3
    • | 酒・ドリンク3.5

おいしく健康的な料理と驚異のコスパ。亀戸の奇跡

平日は朝7時、土日は朝9時からやっているが、不定期に休むことも多いようだ。
Googleマップ(https://maps.app.goo.gl/D89vq9o2p3cy6F5D7)の営業カレンダーはお店自身がマメに更新してくれているようなので、基本的にGoogleマップを信頼してよさそう。公式Twitter(https://x.com/TakanoSadayoshi?t=pVPBu5hqlB808R1MuDGp2w&s=09)でも色々告知をしてくれているようだ。
それでも心配な場合は、電話で営業確認をしたほうがよいかもしれない。

平日の朝、8:30を目標に出かけたが、微妙に予定が狂って、お店の前に着いたときには8:50を過ぎていた。
サービス価格の朝そば営業は8:45まで。小休止を挟んで9:00からグランドメニュー営業が開始するとのこと。9:00まで待って、グランドメニューでの利用とした。

カウンターに着席。平日朝だが、予約席のプレートが2つほど立ててあった。席は2時間制なので、11時までに予約がいくつか入っているのだろう。さすがの人気店である。

土佐の酔鯨(970円)を冷やで注文すると、間もなくお酒とお通し(時価)が提供された。
お通しは、前菜盛り合わせと呼んでもよい充実の内容。左から順に、揚げ出し豆腐、和え物(説明を失念したが、多分松前漬け)、青森産ののしいかの炙り、ソバティーヤのミニサイズ。
ソバティーヤとは当店のオリジナル料理で、打ったそばをクレープ状に切って焼いたおつまみらしい。
お通しはいずれも美味だったが、中でも揚げ出し豆腐が出色。豆腐は味が濃く、むっちりときめ細かな絹豆腐で、質の良い豆腐であることが明らか。うっすら衣をまとってサクッと軽く揚がっている。お出汁の味がまた良い。少し酸味の効いた、よい塩梅のお出汁。揚げ出しの出汁に酸味を効かせるのは珍しいように思うが、何しろ養生料理を標榜する当店。塩分を控えめにするための工夫なのかもしれない。
なお、お通しは時価とのことだが、会計額から逆算すると、当日のお通し代は600円だった模様。この内容で600円なら大歓迎である。

お通しと日本酒を楽しんでいると、店主がカウンターの外に出てきて、注文していない天ぷらを出してくれた。お礼のサービスとのこと。
笠間産のさつまいもと、店主のふるさと(どこだろう)から来た三月菜という青菜。どちらも野菜の甘みを引き出して上手に揚がっており、おいしかった。

ジビエ炭あぶり串(640円)。
一人客限定のサービス品とのこと。あまり本数を出せないための措置ではないかと想像する。
上から順に、鴨のささみ、いのしし、鹿です、と店主。3種類も!ありがたい。適度に脂が乗って旨みも濃いいのししが特に印象にのこった。

だし巻き玉子(750円)。
かなりのボリュームがある。卵の量は大きめ3個〜小さめ4個というところか。この量で750円はお得感がある。
ふわっと仕上がっており、調味も良い感じ。欲を言えば、だし巻きはお出汁でゆるゆる、びしゃぴしゃなタイプの方がより好みだが、当店のだし巻きもとてもおいしかった。

丸々素揚げ(660円)
運ばれてくるなりボリュームに驚いた。小さめの鶏もも肉を丸々1枚使っているのだろうか。200gくらいありそうな気がする。
鶏もも肉を、皮を外側、身を内側に丸めて成形し、割り箸2本を刺して素揚げにした料理。
それだけといえばそれだけのシンプルな料理だが、これが大変においしい。
皮目はパリッと揚がっている。中の肉はちょうど火が通りきったところという感じで、パサつかず、弾力があり、噛みしめると鶏の旨みが爆発する。
こんなにおいしい鶏料理が、このボリュームで660円で食べられるというのは意味がわからない。おそらく原価率的に高級な地鶏などは使えないと思うのだが、どうしているのだろうか。
本日のMVPはこの一品。

胡麻もり蕎麦(1400円)。
当店の看板メニューであるごま蕎麦(2000円)は、同じく当店自慢のジビエ肉が付いてくるなど、ラーメン屋でいう特製ラーメンとか全部乗せとかに近い位置付けのメニュー。
私は蕎麦以外はたらふく食べた後だったから、ノーマルの胡麻もり蕎麦とした。
ノーマルといっても、蕎麦と一緒に野菜がゴロゴロ盛られている上に、小さな玄米とろろご飯も付いてくる。薬味のねぎまで炭火で炙られていたり、至れり尽くせり感が強い。蕎麦自体の盛りも良い部類だし、1400円なら安い。

十割の太麺は、噛んで食べると蕎麦の風味や甘みをよく感じられるタイプのもので、おいしい。胡麻だれはとても濃厚だが、塩味は控えめ。この胡麻だれが蕎麦によく絡むことにより、しょっぱくなくても満足感を得られる。当店では一般的なもり蕎麦もあるが、胡麻だれの方を一推しとしている。おそらくこのあたりも、健康面に配慮してのことなのだろう。
正直、せっかくの十割そばに胡麻だれは勿体なくない?普通のつゆの方が良いのでは?と疑問もあったが、食べてみれば蕎麦もストロングなタイプのおかげか、結構よく合った。

日本酒を計2合飲み、会計をお願いすると5990円。やっす。

総評。蕎麦も良いが、それ以上に料理が良い。値段が安くて、接客も温かく親切。
亀戸の奇跡と言っても過言ではない素晴らしいお店。

2025/04/08 更新

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