1回
2026/01 訪問
西麻布 | Azur et Mas Ueki | 東京フレンチ最高峰のお店
AZUR et MASA UEKI
2026/02/13
新規開拓の結果としてお選びいただき、そしてここまで精緻に体験を言語化してくださり、ありがとうございます。
西麻布の AZUR et MASA UEKI において、料理・空間設計・サービスを含め総合的に高くご評価いただけたこと、大変光栄に存じます。植木将仁シェフと マッシュホールディングス による世界観づくりまで感じ取っていただけた点は、まさに当店が大切にしている部分です。
ロケーションの静けさ、緊張感を保ったダイニング、照明・器・テーブル配置に至るまでの設計意図をご評価いただけたことは、料理単体ではなく“体験設計”として受け取っていただけた証だと感じております。
おまかせコースの構成についても、「無駄がない」とのお言葉は非常に本質的なご指摘です。素材の強度(キャビア、蟹、白身魚、黒毛和牛)を活かしつつ、温度帯・香りの立ち上がり・余韻の設計で流れを組み立てています。ロッシーニを最高レベルとまで評していただけたことは、シェフにとって何よりの賛辞です。
ワインでは ロマネ・コンティ、リシュブール を含むセレクションをお楽しみいただき、料理との一体感をご堪能いただけたとのこと。ブルゴーニュの繊細さと和の余白が響き合う瞬間は、当店が理想とするペアリングの形でもあります。
厨房に立つシェフの姿勢、的確で簡潔なサービス、空間全体の集中力まで感じ取っていただけたことに、深く感謝申し上げます。
「東京フレンチの最高レベルの一つ」とのお言葉に恥じぬよう、今後も精度を高め続けてまいります。
またのご来店を心よりお待ち申し上げております。
2026/01/09 更新
定期的に訪問していたフレンチの費用が、次第にその価値に見合わないように感じ始め、新しいフレンチを見つけるために新規開拓。結果として辿り着いたのが Azur et Mas Ueki。
植木シェフとアパレルのマッシュのコラボによる運営、料理はもちろん、内装、雰囲気も期待値を超える完成度だった。
■ ロケーション
西麻布交差点から裏通りへ入り、根津美術館へ抜ける道沿い。意図しなければ通り過ぎてしまう場所に静かに佇む。抑制の効いたエントランスの先には、緊張感と静けさが共存するダイニング。照明、器、テーブル間隔まで徹底して設計された空間。
■ オーダー
シェフおまかせコース
紅のよろこび:本鮪、キャビア
華やいた微笑み:オマール海老、根セロリ
はんなり:ズワイガニ、聖護院かぶら、黒トリュフ
荒波をのりこえて:旬の鮮魚、金時人参、銀杏
歓喜への誘い:黒毛和牛、黒トリュフ、フォアグラ
玉響:金柑、ヨーグルト、ローズマリー
温故知新:チョコレート、シナモン、柚子
ハーブティーと小菓子
キャビア、蟹、白身魚、和牛、デセールまで一切の無駄がない構成。
ワインはロマネ・コンティ2017、DRC リシュブール2017を含む圧巻のセレクションで、料理との一体感を存分に楽しめた。
■ 食評
フレンチを軸にしながら、日本的な感性と余白が随所に感じられる。
序盤は香りと温度で引き込み、魚料理は火入れとソースの完成度が際立つ。
ロッシーニは、これまでいただいてきた中でも最高レベル。フォアグラ、牛肉、ソースのバランスが完璧で、記憶に深く残る一皿だった。
技巧を誇示せず、結果として圧倒的に美味しい。
■ サービス・客層
席から厨房が見える設計。シェフ自らが火入れに立ち、最後まで目を離さず調理している様子が伝わってくる。決して丸投げせず、自らの手で料理を仕上げる姿勢に強い感銘を受けた。
サービスは静かで的確。料理説明は簡潔ながら本質を突き、食事の流れを妨げない。
ソムリエはブルゴーニュに精通しており、知識量も豊富。トークも軽やかで、空間を和ませるのが上手い。
ゲスト層も落ち着いており、空間全体の集中力が最後まで保たれている。
■ 所感
料理・ワイン・空間・時間、そのすべてが高い次元で揃った素晴らしい体験。
東京フレンチの最高レベルの一つと言って差し支えない。