3回
2024/01 訪問
2024/02/13 更新
2022/01 訪問
新春の「さ行」 | じきの食歴
記事URL:https://ameblo.jp/ziki-fujimoto/entry-12725262064.html
2022/02/05 更新
2021/01 訪問
料理とサービスを堪能したくなる店「さ行」 | じきの食歴
料理とサービスを堪能したくなる店「さ行」
1月の「さ行」。
こちらのお店は、料理をメインで担当されるお兄さんと、サービスをメインで担当される弟さんが二人で営業しているお店。
二人の苗字である「佐藤」のはじめの文字と、父親の“正行”さんから1文字取って、店名にしたという。
六本木に店をかまえていたのだが、現在は赤坂に移転。
移転前から予約の取れない店として有名であったが、現在は一部の予約可能権を持った人しか予約を取ることができなくなっている。
当然自力も予約取れないので、今回も誘われての訪問。
この店の料理の特徴は、品数が多く、非常に華やかな盛り付けにある。
今回も手の込んだ料理の数々が卓上に繰り広げられ、新し皿が出てくるたびに歓声がわきおこる。
味についても、塩味、甘味、辛味、酸味等をバランス良く配置し、食べる側の気持ちに寄り添った料理を出してくれ、サービス面でも非常に丁寧で心地が良い。
料理とサービスのどちらからも、料理を食べもらおうという気持ちがその場の空気に溢れている。
そのため、ついつい酒の方もすすんでしまうのだが、それでも1万円前後という驚異的な価格設定もまたこの店の魅力。
「兄弟でやってて、人件費かかってませんから」と言うのだが、これらの料理は、仕込みの時間も相当かかっているはずで、もう少し値段あげてもいいのにと毎回思うのだが、弟さんのニコニコした顔を見ると、そういった野暮な話抜きで料理とサービスを堪能したくなる、そんなお店だ。
で、今回出た料理は、下記のようなもの。
正月らしい八寸に、椀物もおめでたい感じに。
3種のお造りが出て、焼き物。
その後に出てきたものが意表をついたもので、仙台牛のメンチカツの下にはタルタルソースが敷かれ、その下にある蕎麦粉のクレープで巻いていただくもの。
ベリーリーフ等もちらされて見た目も美しいのだが、この葉野菜がまた良いアクセントとtなっておりメンチカツの重さを感じられるにいただくことができる。
定番の胡麻豆腐も今回は白菜を用いたもので、素揚げにして出された。
ペースト状になった白菜のソースが、これまた上品だ。
そして、〆として今回出されたのは、たい塩ラーメン。
具材は別皿として出され、そこにはチャーシューの代わりに角煮と煮卵、ネギが乗せられていた。また、おこわも添えられ、まるでどこぞのラーメン屋のようである。
そして、今回も5種類と多くのデザートが出され、いつものように食べきれずお持ち帰りに。
次回訪問予定はまだ入ってないので、予約持ってる方からのお誘いお待ちしています(笑)
記事URL:https://ameblo.jp/ziki-fujimoto/entry-12653170908.html
2021/01/28 更新
新春の「さ行」
年明けすぐに、こちらにうかがわさせていただいた。
「さ行」
予約の取れないお店で、自分もお誘いいただくのを首を長くしてまっているお店の一つ。
今回は、新春の料理。
と、その前に、本日の日本酒をずらりと見せてもらった。
写楽、九平治、一白水成等、10種類。
うん、いい品揃えだ。
そして、料理が出てくる。
相変わらず、見事な八寸。これだけでお節のようだ。
そしてまた、酒の進む料理が多い。
ちなみに、豪華なみずひきは、弟のまさやさんが作られたとのこと。
料理もだけど、それ以外の部分にも手仕事を加え、妥協しないことがこの店の魅力の一つでもある。
次は、お雑煮。海老芋、くわい、からすみ、きんき、蓮根もち。あしらいで、大根と人参で作られた相生結び。ちなみに、自家製のからすみは小皿に取り分けて酒のアテでいただいた(笑)
お造りには、淡路の鯛に塩釜の鮪。あと、海老。タレとして、黄身醤油に昆布出汁のジュレ、自家製マヨネーズに海苔。色々と組み合わせていただくのも、また楽しい。
魚料理では、寒鰤の照り焼きに大根おろし、ますのすけにイクラととんぶり、牡蠣にはあん肝は味噌をといたものを乗せて焼いたもの。
安直に大根おろしだけにするのではなく、別皿にしてそれぞれの味を引き立てる添え物を行うところに手間暇をいとわないこの店の姿勢を伺える。
肉料理は、宮地豚。こちらは、スッポンベースに干しエビや干し貝柱で取ったスープに水餃子も入っている。
また隣には、骨付きのスパイシーなラム肉のコロッケ。
小皿には、ニラのタレが入っており、好みに応じてつけていただく。
スープは滋味深く、コロッケはクミンの香りがたっており、食事の終盤でありながら、食欲を増進させる。
そして、定番の胡麻豆腐。下に敷かれているのは、青大豆のパンチェッタソース。
まわりにある豆は飾りなので食べてはいけない(笑)
〆には、白子ドリアと出汁巻き玉子ドッグ。
ドリアは、米にはつや姫を用い、サフランとターメリックで炊かれている。そこにポン酢が和えれていて、これがいっきに和の風味へと引っ張る。
そして、この店ではめずらしい玉子ドッグ。
和食店の出汁巻き玉子らしく、甘くなく上品な味でパンといっしょにかじると、ジワリとその出汁が染み出て、その後、出汁の風味が鼻を抜けていく。
特製のタルタルのようなものも入っており、九条葱や漬物も和えられており、これが良いアクセントとなっていた。
そして、デザート。
今回も色々なものが出される。
中には、マリトッツォ風のシュークリームもあった。「風」と書いたのは、料理長のお兄さん曰く、ブームになる前から出しているので最近になって流行り始めたマリトッツォと一緒にしてほしくないかららしい(笑)
今回もお腹いっぱいで、たくさんのお酒をいただいて、え?これでいいの?というような値段で満足させられた新年の会だった。