モノ作り王国ドイツ！ハンバーガーの組み立ても旨かった。 : HANS IM GLÜCK German Burgergrill ORCHARD ROAD店

ドイツと言えば高級車のベンツとBMW。
そんなモノ作り王国ドイツ発のハンバーガー屋があると聞きつけ自家用車のベンツでお店にさっそく行ってきました（嘘です車持ってません）。

世界の国々に言葉の壁はあってもハンバーガーの壁は存在しないのがこの世の常。
アメリカもイギリスもドイツもハンバーガーはどこも大体おんなじ。
そんな国境の壁の無いハンバーガーの一体どこにドイツらしさを感じることができるのかと興味を持ちつつ着席。

場所はオーチャード通りという飲食店や商業施設が集まる通りにお店はありまして、沢山の白樺（しらかば）の柱をニョキニョキと地面から天井に張り、まるでドイツの小さな森といった雰囲気を再現した小洒落れたテラス席は良好な座り心地。

メニューはハンバーガーの他、お酒のお供に良さそうなスナック類が幾つか用意され、ドイツ銘柄ビールやオリジナル・カクテルなどアルコールも充実している模様。ドイツ語で書かれたメニューを開くと早速ドイツ気分に浸れます。

注目はハンバーガーセットにした場合に飲み物が二つも付いてくる所でして、ハンバーガーやフライドポテトを食べながら甘い炭酸ジュースを飲み、食後にお願いしていた珈琲や紅茶を頂く、なーんていう使い方ができちゃいます。あまり見かけないドリンク２つという提供スタイルですがこちらもドイツ式でしょうか。

これまでHANSさんで幾つかのハンバーガーを試して参りましたが、ハンバーガーは気前よく大ぶりサイズ、セットのサイドメニューのポテトやサラダもたっぷり山盛り、更に意味不明な飲み物２つ付きで、ボリュームやお得感はかなり良好です。

隅々までしっかりと成形されやや硬めに仕上げられたビーフ系パテの流れるようなフォルムはベンツ作りを通じて培ったノウハウの賜物でしょう。バンズはトッピング具材の熱気や水分でダレることなく確りと形と質感を保持し抜群の安定感で牛肉パテとトッピング具材を支える高性能サスペンション構造。ダルダルとルーズな体型になりがちなバーガーを凛々しく仕上げるあたりの器用さと几帳面さは流石ドイツ人といったところです。

さて、これまで頂いたものはこちら。

●HANS IM GLÜCK　21年7月
店名があしらわれたこちらのハンバーガーはパルメザンチーズにパルマハムという色気のある組み合わせ。
ロケットリーフとバルサミコ酢で仕上げられ、欧州の気品あるクラシックなハンバーガーになっています。

●KRAFTPAKET　21年8月（おすすめ）
黒胡椒で味付けしたパテにベーコンとエッグという黄金コンビのハンバーガー。
安定の旨さでした。

●WILDER WESTEN　21年9月（おすすめ）
チェダーチーズとBBQソースにフライド玉ねぎのダメ押しで、油ギッシュな食べ応えある仕上がりに。

●GRÜNES GOLD　21年10月
酸味のあるアボガドクリームがたっぷりとサンドされ、爽やかなサンドイッチ風に仕上がっています。

●LENZ　21年11月
ピクルス、サワークリーム、スキャリオンソースという爽やか団子３兄弟の共演による酸味とハーブのコンビネーションで軽やかな食べ口に。

●ZEHNT　21年12月
三種のペッパーで仕込んでソースでキノコをソテーしてたっぷりのグリーンサラダをサンドして完成です。

●HENNE　22年2月
酸味のある爽やかなアボガドクリームにオレンジマスタードでフルーティー・バーガーに。

●BLACK PEPPER MUSHROOM　22年9月
黒コショウ味ハンバーガーです。

●ハンバーガーセットのサイドメニュー
○フライドポテト：グルっと二回り大きめカット。テーブルにはドイツ語で表記されたケチャップ、チリ、マヨネーズ、オレンジのソース４種類が置かれていましてこちらで色々と味変を楽しめます。
○さつま芋フライ：ジャガイモよりも甘くて味が濃く食べ応え満天です。
○ドイツ白キャベツサラダ：甘味の加えられていないパンチのあるビネガーで味付けされた山盛りザワークラウト。
○グリーンサラダ：

●ビール
○ハッカー・プショール・ダークラガー：
○ハッカー・プショール・ウィートビール：ドイツといえば大麦ではなく小麦で作るウィートビール。香りよく爽やかで飲みやすいビールです。

●まとめ
・味付けの傾向としましては、こってりジューシーに仕上げたハンバーガーではなく野菜や酸味を用いて爽やかなサッパリ味に仕上げたハンバーガーが多いようです。