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チャンギ国際空港の備忘録
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咲くり
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| 店名 |
Imperial Treasure Cantonese Cuisine( 御賽軒)
|
|---|---|
| ジャンル | 中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+65) 68228228 |
| 予約可否 |
予約可 英語が話せるスタッフが限定されている |
| 住所 |
シンガポール75 Airport Boulevard Singapore Airport Crowne Plaza Hotel, Singapore 237994, Singapore |
| 交通手段 |
チャンギ国際空港第三ターミナル直結、クラウンプラザホテル内 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
¥10,000~¥14,999 ¥2,000~¥2,999 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) |
| サービス料・ チャージ |
サービス料10%は別途会計時に請求(チップ不要) |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
|---|---|
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、席が広い |
| ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
|---|---|
| 料理 | 魚料理にこだわる |
| 利用シーン |
|
|---|---|
| ロケーション | ホテルのレストラン |
| サービス | 複数言語メニューあり(英語) |
| お子様連れ |
子供可(乳児可、未就学児可、小学生可) |
| 初投稿者 |
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シンガポール、チャンギ国際空港内のクラウンプラザホテル チャンギエアポート。
そのロビーフロアに、カントニーズの中国料理店、Imperial Treasure Cantonese Cuisine(御賽軒)がある。
まず何よりも、その利便性が素晴らしい。
深夜早朝発着便も多い空港ということもあり、駅直結のホテルはかなり重宝する。
また、シンガポールの空港は、世界有数のハブ空港なのはご存知の通りだが、そのため24時間以内のトランジットをする利用客も多く、幾つかホテルが直結している。なお、24時間以内のトランジットであれば、預け荷物を目的地までピックアップする必要もない。
他に、ターミナル1(JAL発着)の保安検査場内のホテルAerotel Transit Hotelも更に利便性は良く綺麗だが、一時しのぎ的な色合いが強くホテルライクではない。もちろん有料の簡易ラウンジもあるが、全く身体は休まらない。
トランジットに少々時間に余裕があるか、ゆっくり一泊したい時は、クラウンプラザホテルを利用したいところ。
日本でも、ANAクラウンプラザホテルでおなじみのIHGグループのホテルである。
ホテル内は、そこそこの高級感があり、部屋も清潔感があって広く過ごしやすい。また、子供ウケするのが、部屋の窓から世界の航空機の離着陸を見下ろせると言うこと。
少々騒音はあるものの、それ以上に迫力があり興味深い。部屋によって見る角度も違うため、予約時に滑走路側の部屋をリクエストしておきたい。
そして、広東料理のこのお店。
ホテル内に入ってすぐに位置し、日本同様、ホテルの中国料理店と言った雰囲気の高級感さを感じる。夜10時前後までラストオーダーは可能とのこと。
回転テーブルが付いた円卓に座っている客は中国人ばかりだが、店内壁面には鮮魚の水槽があり、中央の大型ワインセラーには、90年代のボランジェやドンペリ、80年代のグランヴァンなど高級ワインも多数並んでいる。
メニューは、親切にも中国語・英語・日本語と親切に記載されている。10数ページのメニューは、アラカルトの数が半端なく画像もないので、選ぶのに時間が掛かるため、スタッフにおススメを聞いた方が早い。
ただ、黒服のごく一部の人しか英語を話せないため留意が必要。また、他のスタッフは容赦なく中国語で畳み掛けてくるため、何を言っているのかサッパリ分からない。
サービス面では、汚れたおしぼりの取り換えも遂に一度も無く、ワインも注がず、取り皿もくれない割に下げ善は早い。日本人気質との大きな隔たりを感じるが、日本ではないので郷に従わざるをえない。
さて味だが、評価は高い。(1シンガポールドル=84円、2018年1月2日現在)
まず、クルミの飴炊きと食べる辣油的な先付、クラゲのマリネと春玉ねぎ16Sドルは薄味だが味付けも食感も良い。
黒服のおばちゃんおススメの子豚の丸焼き骨なし288Sドルと魚の揚げ物175Sドルは、スモールサイズにしてもらい、それぞれ30Sドルと105Sドルにして注文。子豚は、外はこんがりカリカリで肉質柔らかく甘味噌とマッチ、魚は生臭さも感じるがネギ油の醤油ソースが絶妙で美味しい。ただ、骨が多く食べ辛い。また、すぐ後ろの水槽で泳いでいるのと同じのため、若干いたたまれない。
個人的な定番、麻婆豆腐27Sドルと酢豚27Sドルをオーダー。見た目的に辛そうではないが、麻婆豆腐は花椒の痺れは全くなく、辣の辛味がかなり強いが広東的な感じで美味しい。
酢豚は、日本のザ中華で出てくる、酸っぱいケチャップ&パイナップルのアレである。どこかしら懐かしい。
また、箸が太くて丸く長いため、大人でも肉を掴むのに、握力と箸技術を要する。割り箸が欲しい。
子供用の福建チャーハン角切りダックと海老入り30Sドルは、ミディアムサイズで2~3人前の量。とろみがかった餡を混ぜて食べるが、卵も多く使われており間違いない味わい。海鮮スープヌードル12Sドルは、大きい海老が一つ、麺は極細でスープは薄味。他の味が濃いだけに、トータルバランスを考えてのことであろうが、少々物足りなく感じる。
そして、高級フカヒレ白湯スープ98Sドル。この驚くべき美味しさに度肝を抜かされた。
スープと書いてあるが、100g超の姿煮である。見た目は薄味そうだが、とろみの利いた白湯のコクの深さと金華ハムの味わいが絶妙で、パンにつけて最後まで飲み干したいくらいの絶品。この旅行で一番美味しかった料理が、このトランジットのひと時になってしまったほどこの白湯ソースは美味しかった。他にも味付けが沢山あるので、別のソースを試すべきだった。
最後にデザート。デザートだけでも12種類ある。
マンゴープリン、ザボン入りマンゴーサボー、冷凍アロエ、全て6Sドル。これらもおばちゃんのおススメ。味はごく普通。濃厚でもまろやか重視でもない。冷凍アロエは、あまり食べたことがないが、ツルツルかつそれなりのコシ。一年中亜熱帯の国では重宝するデザートなのだろう。
残念ながら、杏仁豆腐と担々麺は扱っていないとのこと。
ドリンクは、ワインリストが別にある。三桁の価格のオンパレードで、そこそこ高級なワインが多くラインナップも幅広い。また、1980~90年代など一昔前のヴィンテージも多い。
83年フィジャック、89年タルボー、70年カントナック、85年カントナックブラウンなどなど、本当に在庫しているのか心配になるほど。
08年のChateau de Fieuzal(Grand Cru) 138Sドルをオーダー。ちゃんと出てきた。グラスも粗末なものではない。日本と比べても殆ど価格は変わらない。
スーパードライは、小瓶375mlで11Sドル。中国茶10SドルとRegular water2.4ドルも有料。
全てファーストオーダー時に注文したが、おばちゃんにEnoughと何度も言われ、忠告通りにしておいてよかった。全体的に結構量が多い。
最後にチップを置き忘れたと思いきや、ホテル内なのでサービス料として10%+税金7%をしっかり加算されていたので安心した。大人4人、子供3人で約900Sドル。
とにかく、利便性はベスト。雰囲気や味も十分満足できる。価格は、日本の中国料理店とさほど変わらない。
もしトランジットで時間に余裕があるか、もしくは早朝深夜便であれば、一泊したいおススメのホテルである。