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| 店名 |
Woo Lae Oak(又来屋)
|
|---|---|
| ジャンル | 焼肉、韓国料理、冷麺 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+82) 222650151 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
韓国ソウル市中区舟橋洞118 |
| 交通手段 |
地下鉄2・5号線ウルチロサガ(乙支路4街・Euljiro 4(sa)-ga・204/535)駅4番出口を出て、最初の路地を右。1分ほど歩くと左手。 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
| 個室 |
有 |
|---|---|
| 貸切 |
不可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、席が広い |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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まるでホテルのロビーのような上品な空間。
そこに集うのは、観光客ではなく、地元の食通たち。
この「又来屋(ウレオク)」は、**“平壌冷麺(ピョンヤンネンミョン)”**の老舗として知られています。
■ “冷麺”にも2種類あるって知ってた?
実は、韓国の冷麺には大きく分けて2種類あります。
日本ではあまり知られていないけど、これを知ると冷麺の世界が一気に広がる。
① 平壌冷麺(ピョンヤンネンミョン)
北朝鮮の平壌発祥。スープが澄んでいて、味わいはあっさり上品。
牛骨や鶏のダシをベースにした冷たいスープに、ほんのり酸味があるのが特徴。
麺はそば粉が多めで、やや灰色がかった柔らかい細麺。
一見“薄味”に感じるけど、食べ進めるほどにじんわりと深い旨みが広がる、まさに**“滋味の料理”**。
② 咸興冷麺(ハムフンネンミョン)
一方で、日本人が“韓国冷麺”と聞いて思い浮かべるのはこちら。
コチュジャンベースの辛いソースで和える“ビビン冷麺”スタイル。
麺はじゃがいもやさつまいものデンプンで作られ、コシが強く透明感がある。
釜山など南部ではこのタイプが主流で、パンチのある辛味がクセになる。
つまり、日本で食べられる冷麺=咸興冷麺系が多いんです。
今回訪れた「ウレオク」では、その“もう一つの本流”──平壌冷麺が味わえるというわけ。
■ 平日の夜、それでも行列ができる人気店
「ウレオク」は週末になると、なんと数十組待ちが出るほどの人気店。
私が訪れたのは平日の20時頃。それでも店先には2組ほど待ちがありました。
観光地の賑わいというより、“わかる人が来る場所”。
並んでいるのも地元の家族連れやビジネスマンばかりで、日本人はほとんど見かけませんでした。
店員さんも基本的に日本語は通じません。
でも、その分現地の日常に溶け込んだリアルな韓国グルメ体験ができるのが魅力。
メニュー表は一応日本語も表記あり、ひとんど英語・韓国語のみでしたが、指差しで問題なし。
■ 高級感あふれる店内は“冷麺屋”のイメージを超えていた
店内に足を踏み入れて驚くのが、その雰囲気。
冷麺屋と聞くと、庶民的な食堂を想像するかもしれませんが、ウレオクはまるでホテルのラウンジ。
広々とした空間に、照明がやわらかく落ち着いた雰囲気。
スタッフの立ち居振る舞いもスマートで、**“食事をする時間そのものを味わう店”**という印象です。
■ これが“平壌冷麺”!衝撃の淡さに魅せられる
テーブルに運ばれてきた平壌冷麺は、見た目からして繊細。
澄みきったスープの中に、灰色がかった麺が上品に佇んでいます。
まずはスープをひと口。
……おぉ、優しい。
日本で慣れ親しんだ“キンキンに冷えて濃い味”とはまるで別物。
最初は「薄い?」と感じるけれど、飲み進めるうちに牛骨と鶏の旨味がじんわりと広がっていきます。
まるで出汁のお吸い物のような繊細さで、噛むほどに深まる味の余韻が印象的。
麺はそば粉が多めで、するっと喉を通る柔らかさ。
コシの強い咸興冷麺に比べて、どこか儚げで上品。
食べながら、「これが“北の味”なのか」と、まるで歴史をたどるような感覚に。
■ “通好み”の味だからこそ、リピートしたくなる
正直に言えば、日本人の舌には少し物足りなく感じる人もいるかもしれません。
でも、それがこの冷麺の魅力。
刺激や派手さではなく、静かにじんわりと染みてくる味わい。
“食べ込むほどにわかる”とはまさにこのこと。
一度ではわからなくても、二度三度と食べたくなる不思議な中毒性があり、
まさに“韓国グルメの奥深さ”を象徴する一杯。
「ウレオク」は、観光客向けのお店ではないですが、現地の方に人気のお店
“本物の韓国の味”を感じられる店です。
もし「本場の冷麺を食べてみたい」「観光地ではない韓国の味を知りたい」と思うなら、
迷わずこの店を選んでほしい。
平壌冷麺は、派手な感動ではなく、食後にじんわりと残る幸福感。
スープの透明感のように、静かに記憶に刻まれる味です。
“ウレオクで食べる冷麺は、韓国を“味で旅する”体験そのもの。”
観光グルメに飽きた人こそ、ぜひ一度足を運んでみてください。