釜山の韓流ビュッフェ「自然別曲:西面NC店」 : 自然別曲 西面NC店

釜山最後の夜は何処で何を食べようかと思案の末、やってきたのは韓食ビュッフェの「自然別曲:西面NC店(チャヨンビョルゴッ)」。
地下鉄の西面駅(ソミョン)から徒歩5分のＮＣ百貨店５階にあり、色々な種類の韓国料理が楽しめる人気店で、ソウルと仁川にも姉妹店があるようです。
異国の地で食べる所に迷った時は、やっぱりビュッフェレストランが無難ですね。
料理個々のクオリティーはともかく、色々なご当地料理を少しずつ楽しめ、言葉の心配もなく料金も明瞭なので安心です。

店頭の案内POPには、平日ランチ(１１時～１７時)＝19,900₩、平日ディナー(１７時～２１時３０分)＝25,900₩、土日祝日(１１時～２１時３０分)＝27,900₩と記されています。
それにしても時間制限なしの食べ放題で25,900₩(約3,000円)って・・・果たしてどうなんだろうか。
店内は広々として韓国風のインテリアでおしゃれな雰囲気です。
この日は夕方から激しいソナギ(夕立)があったせいか、かなり空いていて受付で料金を前払いし、直ぐにテーブルに案内されました。

料理は多種多彩で実にバラエティー豊富なのですが、いかんせん韓食通ではないし、店内外共に一切日本語表記も無いので、残念ながら料理名が解らないものも多数ありました。
なので日本語の少し話せるスタッフに尋ねたり、英文を参考にして自分で分かった主なメニューだけを思い出してみました。
・定番総菜類＝キムチ各種、マンドゥ(韓国餃子)、チヂミ、チャプチェ(春雨炒め)、チャンジャ(タラの塩辛)、ユッケなど一通り揃っていたようです。
・一品料理＝プルコギ(牛肉の甘辛焼き)、サムギョプサル(豚バラ焼肉)、ポッサム(茹で豚肉)、チゲ鍋、タッカンジョン(鶏の唐揚げ)、トッカルビ(韓国風ハンバーグ)の他、名称不明な料理が沢山。
・魚介類＝サーモン、ホタテ、蒸し海老、焼魚に、釜山名物のカンジャンケジャン(ワタリガニの醤油漬け)も一応ありましたが、食べられる身が付いていない殻だけ、さすがにこの値段ではね・・・。
・麺類＝オープンキッチンのコックさんがその場で湯でてくれた麺に、自分好みに具材を盛り付けるるタンミョン(湯麵)、ミルミョン(冷麺)、チャジャンミョン( 韓国風ジャージャー麺)に、ビビングクス(混ぜそうめん)など。
・ご飯もの＝お粥、チャーハン, キンパ(韓国風海苔巻き)、蓮の葉包みご飯、いなり寿司に、具材を自分で選んで作るビビンバコーナーも人気で、皆さん楽しそうに盛付けされていました。
・野菜類ー＝サンチュをはじめ色々な生野菜と、カボチャやキノコや白菜などの温野菜も豊富でした。
・スープ類＝コーンスープ、牛肉スープ、鶏がらスープ、海苔スープなど。
・デザートコーナー＝果物各種、ケーキ、クッキー、ライスドーナツに、トッピング自由なパッピンス(韓国かき氷)やワッフルにアイスクリームは女性や子供さんに大人気でした。
・ドリンクバー＝シッケなどの韓国伝統茶各種に、ジュース類や炭酸飲料にコーヒー等がフリー。
・アルコール類＝別料金でビールは5,900ウォン(約680円)で飲み放題、マッコリもボトル1本3,900ウォン(約450円)と格安でした。

韓国料理を色々食べたくても、アラカルトで注文すると2～3品で満腹になり多くの種類は食べられません。
その点ビュッフェだと沢山の種類を好き嫌いを気にせず試せて、どれだけ食べても料金が均一なので安心です。
スタッフの方々も、日本語はあまり通じませんでしたが親切で気遣いも良く、時間制限もないのでノンビリ気持ちよく過ごせました。
また食器回収ロボットが導入されていて、テーブルの呼び出しボタンを押せば直ぐに来てくれるので便利でした。
この料金なので当然高級な食材を使った料理は無く過度な期待はできないものの、時間も気にせず色々な韓国料理を存分に味わえ、とにかくコストパフォーマンスが最高！
釜山最後の夜に良い土産話を作ることができ嬉しかったです。

わずか４日間の釜山旅行でしたが、活気あふれる国際市場やジャカルチ市場、美しい松島ビーチや海雲台ビーチ、カラフルな街並みの甘川文化村など十分に満喫。
そして何より食べ歩き天国と云われるだけあって、名物料理から屋台グルメまで色々と体験できて大満足。
中には自分の口に合わない料理もありましたが、それも含めて異国の旅の良き思い出、「所変われば品変わる」改めて世界各地には、様々な料理があるものだなと実感しました。
日本から２時間半で時差も無く、ソウルと比べ物価も安く手軽にフラッと行ける釜山、また日常から飛び出したくなったら訪れたいな。