Name: Yi Xiang Bian Zhi
Address: 花蓮市信義街42號, -, 台湾
Telephone: (+886) 38326761
Price range: ～￥999
Rating: 3.06

この口コミは、高くて旨いは当たり前さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。

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高くて旨いは当たり前口コミ3,255件フォロワー6,876人

4.0

～￥9991人

料理・味4.0
サービス3.3
雰囲気3.5
CP4.0
酒・ドリンク-

4.0

－1人

料理・味4.0
サービス3.3
雰囲気3.5
CP4.0
酒・ドリンク-

2014/08訪問1回目

4.0

料理・味4.0
サービス3.3
雰囲気3.5
CP4.0
酒・ドリンク-

～￥9991人

4.0

料理・味4.0
サービス3.3
雰囲気3.5
CP4.0
酒・ドリンク-

あっさりスープが、扁食(ビァンシー)の良質な味わいを引き立ててくれます。

台湾有数の景勝地、太魯閣(タロコ)渓谷。
台湾島西岸の台中(タイジョン)市と東岸の花蓮(ファーリェン)市を結ぶ「東西(中部)横貫公路」は、戦前の日本による計画が実現ならず、戦後、台湾の人々によって難工事が完遂され、ようやく日の目を見るわけですが、急峻な山岳を貫く工事の副産物として、スリル満点な渓谷美を巡る、まさに国際的な観光コースが誕生したのだとか。

渓谷沿いの見所を貸切タクシーで片っ端から回って、花蓮の街に戻ってきたのは日もとっぷり暮れた時間。
花蓮と言えば、安くて旨い扁食(ビァンシー：ワンタンの意)が名物小吃として知られます。
予約した「普悠瑪號」までの限られた時間で、しっかり旨いワンタンを食べていくとなると、選択肢は自ずと定評のある店に限られます。
ガイドブックにも掲載されている有名店と言えば、街一番の人気店「液香扁食店」さん。
なんでも、故・蒋経国総統も台北から足繁く通われたほどなのだと。
タクシーの運転手さんにお願いすると、すぐに案内してくれました。

花蓮の賑やかな中心街の、路地に沿ったお店は、ちょうど夕飯時ということもあって、なかなかの繁盛ぶり。
とは言え、人気店ながら店構えは極めて質素で、自分で探したなら、なかなかわからなかったかもしれません。

メニューはTWD60の扁食だけ。
入って直ぐのカウンターで人数分の引き換えチケットを買うと、広間のテーブルに案内されます。
テーブルを埋め尽くす、大勢の人々・・・
当然ながら合い席で、和気藹藹とした地元の熱気とともに、何よりの時間を過ごせますね。

オープンキッチンを見物していると、先ず目に入るのが、いかにもフレッシュな色合いの豚挽肉の山。
赤身含有率の極めて高い挽肉餡を、数人の女性が手慣れた早業で手包みして、どんどんワンタンを作っていく。
この混み合う時間にも黙々と手作業が行われているところを見るに、やはり作りたての旨さに対する、並々ならぬこだわりが見てとれますね。

手包みされたワンタンは、次々ポンポン！と沸き立った湯に投じられます。
さらに大鍋に湯が沸かされ、柄杓でどんどん継ぎ足されていますから、常にクリーンな湯で、ゆったりと茹でられるのですね。
傍らにずらりと並べられたカップの丼には、薬味と熱々のスープが手際良く注がれていきます。

引き換えチケットのナンバーが連呼されると、紙カップの簡素な容器に入った、名物扁食が運ばれてきます。
この紙カップ、なんだかファストフードみたいで味気ないけれど、これだけお客さんが多いとなると、食器をいちいち洗ってもいられないのでしょう。
これがちゃんとした陶器などだったら、旨さも違って感じるのに・・というのはあくまでも日本人の感覚。
容器が何だろうと、旨いことが第一と言う、質実重視の考え方こそが、台湾小吃なのかもしれません。

やや澄んだ色合いのスープには、揚げ葱とセロリがたっぷり。
薄皮のワンタンは、ごろごろと数えきれないほど。
スープを啜るとあっさり、そしてワンタンの食感は、つるりと滑らか。

たっぷり詰まった豚挽肉餡はやはり腿肉で、しっかりと歯ごたえがあります。
ひとつひとつ口にするたび、フレッシュな挽肉ならではの良い香りと旨みが、口いっぱいに広がりますね。
テーブルの上には、真っ赤な唐辛子ペースト。
一般的な豆板醤と比べると、とびきり辛い。
味に変化をつけるにはもってこいですが、これを調子に乗って入れてしまうと、あっさりしたスープの旨さが判りにくくなってしまいますから要注意。

お店は、来歴80年を超える、まさに老店中の老店。
扁食というのは、大陸・福建地方でのワンタンの呼び名なのだと。
最初は小さな屋台で売りだして、戦後暫くたってから、現在地に路面店を持ち、以来花蓮名物として名を馳せるわけです。
こうした、所謂「街の名物」が、悉く屋台出自であることにあらためて驚くとともに、そうしたお店が、一軒一軒、実に味わい深い個性と実力を持っている。
さすがは小吃大国・台湾、幾ら通っても食べ尽くせない、底知れぬ魅力が満載ですね。

70

扁食(餛飩湯/TWD60)

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64

福建発祥の、名物ワンタンです。

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61

茹であげる傍ら、容器をずらり並べ、スープを注ぎます。

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62

紙容器ですが、結構ボリュームがあります。

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36

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40

揚げ葱、セロリがあっさりスープに変化をつけます。

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40

薄皮、ペロン！挽肉の旨さがダイレクトに伝わります。

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特製辣醤。辛ーい！

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挽肉が赤身でフレッシュ！

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太魯閣入口

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難工事が偲ばれます。

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スリル満点の渓谷を伝います。

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花蓮站にて、台鐡普悠瑪號。台湾東部の鉄道利便を一変させた、日本製の振り子式特急。日本から予約したのですが、夜間便にやっと席が取れました。

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SHOPCARD

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店舗基本情報

店名	Yi Xiang Bian Zhi（液香扁食店）
ジャンル	台湾料理、中華料理
予約・お問い合わせ	(+886) 38326761
予約可否
住所	台湾花蓮市信義街42號大きな地図を見る周辺のお店を探す
交通手段	台鐡花蓮(ファーリェン)站からタクシーで約10分。公車(路線バス)は本数も少なく上級者向き。タクシードライバーに店名を伝えれば通じる知名度があります。花蓮へは、台北車站等から台鐡「自強號」(「普悠瑪號」「太魯閣號」)を利用。 ※普悠瑪、太魯閣號は日本製の快適な新型車両を使用する、所要時間の短い人気列車です。日本からの予約も現地での手配も、早朝深夜便以外かなり困難です。
営業時間	■営業時間 9:00～23:00(売切仕舞あり) ■定休日不定休。訪問は休日でしたが、営業しておりました。営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。
予算	～￥999 ～￥999
予算（口コミ集計）
支払い方法	カード不可

席・設備

個室	無

特徴・関連情報

利用シーン	家族・子供と｜デート｜一人で入りやすい｜知人・友人とこんな時によく使われます。
オープン日	1928年
初投稿者	高くて旨いは当たり前（6876）
最近の編集者	高くて旨いは当たり前（6876） ... 店舗情報（'19/03/21 11:44）編集履歴を詳しく見る