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高雄の迪化街「三鳳中街」の老舗米店が始めた苺大福。
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地瓜(さつまいも)大福(TWD30)
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求肥を剥くと・・・
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芋餡と苺でした。
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甘酸っぱい！
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大福を名乗りつつ、やはり包み方など独特です。
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紅豆大福。割ると粒餡に草苺(イチゴ)。
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台東・池上米もありました。
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三鳳中街でも古くからやっているお米屋さんだそうです。
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高雄・三鳳中街
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
新發米店（新発米店）
|
|---|---|
| ジャンル | 和菓子、中華菓子 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+886) 072884167 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
台湾高雄市三民區三鳳中街82之1號 |
| 交通手段 |
台鐡、高雄捷運紅線高雄車站から徒歩約15分。 |
| 営業時間 | |
| 予算（口コミ集計） |
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 貸切 |
不可 |
| 駐車場 |
無 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
家族・子供と ｜ デート ｜ 一人で入りやすい ｜ 知人・友人と こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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高雄車站近くにある「三鳳中街」(サンフォンチョンジェ)は、全長400mに及ぶ、昔ながらのアーケード商店街。
乾物、漢方薬、菓子等の問屋が並び、台北の「迪化街」(ディーホァジェ)とよく比較されますね。
商売がら、旧正月を控えた「歳末」の三鳳中街は、押すな押すなの大混雑。
高雄站からの歩道には行き交う人たちが列をなし、狭いアーケードの中では思うように歩けないほどです。
迪化街のように歴史的建造物が並ぶ景観はありませんが、それでも街の歴史は既に100年になるのだと。
もともとは高雄港に通じる運河が近いことから、舶来品を取引する市場が形成されたもの。
だから、今でも日本や欧米からの食品を扱う専門店が目につきます。
ここ数年は、アーケードの整備と、花崗岩でできたインターロッキングの敷設があって、格段に環境が良くなりましたが、昔のような、場末マーケットの雰囲気が影を潜めたのは、在りし日の風情を探す旅としては、いささか寂しいところです。
ナッツ、木耳、ドライフルーツ等の乾物は、台北迪化街とだいたい同じものが同じような値段で売っていますね。
ただ、菓子問屋的な性質が強く、台湾ならではの楽しい駄菓子が目についたりと、却って扱う商材はこちらの方がバラエティに富んでいる感じです。
さて、商店街の中ほどで見つけたのは、こじんまりとした間口で商うお米屋さん。
屋号は、表の看板が「新發米行」、ただし吊り下げの看板には「米店」と。
中国的な表記と日本的な表記、どちらもアリのような雰囲気が、かつての日治時代を経た歴史を感じさせます。
米袋が堆く積まれ、台東「池上米」の看板も掲げられた、この変哲のない米屋さんですが、店先では、大々的に看板を掲げて「大福」を売っています。
季節がらか、すべての種類が「草苺大福」で、中の餡は紅豆、芋頭、緑豆、地瓜と4種類。
どれも、ひとつTWD30(約110円)というから、なかなかのお値段ですね。
店頭で、半切りにした紅豆餡の苺大福を食べてみたら、苺の瑞々しさと餡の甘さがマッチしていて、なかなか。
どうせなら珍しいものをと思って、地瓜(サツマイモ)餡のものをひとつ買い求めて、帰路の高鐡車内でつまんでみます。
良く観察してみると、日本の大福とは、かなり異なることに気づきます。
求肥の食感は、もち米を使ってはいるにせよ、これは明日まで放っておいても多分あまり硬くならないであろう、そんな材料割合かもしれません。
餡の包み方も、日本の大福のように餡を詰めて丸めているのではなく、山崎製パンさんのヒット作「雪苺娘」のように被せ重ねて包み込む感じ。
そう言えば、求肥の食感も良く似ているかもしれませんね。
芋餡は、舟和の芋ようかんを思い出す、そのまんまの芋餡です。
瑞々しい苺、ちょっと水分量が少ない芋餡、そして雪苺娘的な求肥と、大福の全体バランスとして、かなりニューウェーブな感じでしょうか。
日本の「伝統的大福」を念頭に置くなら、かなり違いはあろうとも、異国で親しまれる、我が国の食文化。
出会うたび、なんだか嬉しくなってしまいますね。