台湾を鉄道で旅する楽しみは、何と言っても安くて旨い「臺鐵便當」ですね！
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臺鐵便當(TWD60) てりてりの排骨(パイクー)
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台東行きの特急に乗っていると、やがて海が見えてきます。
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あばら骨の付いた、コクのある豚肉は便當にぴったりです。
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台北車站の地下ホームに入ってきたTEMU2000普悠瑪號。日本製の最新振子電車は、日台友好の証です。
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ゴロンと滷蛋(ルーダン)
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飲み物も一緒に。※撮影ご了解
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長く切った筍が。
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朝、どんどん売れて行きます。
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作った傍から次々届けられます。
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箱に描かれているのは、これも日本技術の粋を集めたTEMU1000型「太魯閣號」(日立製)。
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撮影ご了解
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背面が淡水線側、右に出札、左は高鐡。
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高くて旨いは当たり前
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
臺鐵便當本舗 4號店
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|---|---|
| ジャンル | 弁当、台湾料理 |
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予約・ お問い合わせ |
不明の為情報お待ちしております |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
台湾臺北市北平西路3號 台北駅 |
| 交通手段 |
台北捷運淡水線から台鐡への乗換ラッチ左側、高鐡ラッチとの中間にあります。 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
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席・設備
| 貸切 |
不可 |
|---|---|
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
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|---|---|
| サービス | テイクアウト |
| ホームページ | |
| 備考 |
臺北車站に６か所ある鉄路局直営便當店のなかでも、淡水線からの乗り換え口にあり、旅行客にとっても利用頻度の高いお店です。 |
| 初投稿者 |
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台湾島をぐるり一周する、台湾鐵路局(台鐵)の在来線。
もともと日治時期に敷設された日本式の鉄道を、台湾の人たちが今日まで維持発展させたわけですから、線路の幅もJR在来線同様ですし、近年は最新車両を日本から輸出したり技術移転したりと、何かと縁が深いものですね。
台湾を鉄道で旅する楽しみはいろいろありますが、何と言っても車中で食べる「便當」は、安くて旨くて欠かせません。
台鐡では、便當を自らの組織のなかで扱っていて、駅(站)構内の販売店(臺鐵便當本舗、臺鐵夢工場等)で売る文字通り「駅弁」は勿論、日本の特急にあたる「自強號」(ズーチャンハォ)に乗っていると頻繁に車内販売(車勤部)が回ってきて、特に昼飯時など皆が競って買い求めるほどの大人気。
混んだ列車など、ワゴンが回る順番で売り切れの憂き目にあうこともしばしばです。
さて、天気が良いので宜蘭(イーラン)の街へ出掛けることにします。
最近、北宜高速公路(蒋渭水高速)の雪山トンネルが開通してからは高速バスの便も飛躍的に良くなったのですが、此処は敢えて旅情を愉しめる鉄道で。
捷運から台鐡に乗り換える改札脇には「臺鐵便當本舗」という売店があって、なかなかの人気。
利用客も多く、カウンター上には次々に出来たての便當が運びこまれ、どんどん売れて行きます。
時間帯によっては、いろいろな種類のものがあるのですが、午前中に山積みになっているのは、たいていいちばんシンプルで安い、TWD60の「伝統排骨便當」というもの。
セブンや全家(ファミマ)などコンビニの安価な便當と同程度の価格で頑張っているから立派なものですね。
お茶と一緒に買いこんで、ホームへの階段を上がります。
台東まで行くという、台鐵の誇る振り子式電車「普悠瑪號」に乗り込むと、全席指定の車内はほぼ満員。
包みを解いたのは、台北の街を過ぎ、基隆方面と別れる八堵(パードゥー)站を過ぎたあたり。
太魯閣號が描かれた簡単な「掛け紙」がかかっていて、耐油紙でできた折り畳みの簡易な箱蓋を開けると、ドーンとインパクトのある豚の骨付きあばら肉(排骨)に煮玉子(滷蛋)など、おかずとご飯がぎっしり。
鉄道に限らない台湾ご当地の「便當」が日本の弁当、特にこうした駅弁由来であるとはよく言われるわけですが、ご飯の上に直接おかずを乗せるのは、いかにも台湾らしいものです。
見た目の彩り云々はご愛嬌、とにかくこれが旨いのです。
排骨(パイクー)は、あばら骨の付いた豚肉をテリテリに味付けたもの。
こいつを齧ると、甘い脂がジワーッと。
お約束の煮玉子、キャベツ(高麗菜)、長く切った筍、湯葉(豆包)等々、それにご飯はまだ仄かに温かい。
どれも味付けはほどよく、日本人の口にも合うのだろうと思いますね。
食べてみて感じたのは、大きな肉があまりに目立って一見バランスが悪そうだけれど、実は煮た野菜類等々、結構副菜も充実していることです。
それら、汁気を上手く抑えて調理されているから、飯に染みず、ご飯の旨さをちゃんと味わえるわけです。
車内販売が売りに来るものなど、ときどきTWD80の正方形のものにも出くわすのですが、おかずも一二品増えて飯も多く、まともに腹が膨れてしまう。
そうなると、旅先での小吃食べ歩きに差し障るので、TWD60で排骨や雞脚がおかずになっているものが量的にも丁度良いですね。
食べ終えてお茶を飲んでいると、車窓には海が広がります。
線路の向こうには南国らしい木々が茂り、海辺の岩礁、そして何処までも青い海が続いている。
素晴らしい景色を眺めていると、食後の睡魔が襲ってきます。
危うく、宜蘭站到了(イーランジャン、タオラー)の車内放送を聴き逃すところでした。