- 前の口コミへ
- 口コミ一覧（1）へ
- 次の口コミへ
樹齢500年の古樹茶葉を厳選した普洱茶は、まるで紅茶のような甘い香りが印象的でした。
-
深い琥珀色
-
高貴な紅茶のような飲み口の古樹茶(クーズーチャ)
-
古樹茶葉で作った餅茶
-
雲南から荷が届きます。
-
一般的な普洱茶茶も、信用できるところで買わないと中身はピンキリ。自分用の土産には奮発したいところ。
-
永い年月をかけて熟成された1990年銘「南岩鉄観音」
-
雲南餅茶は一時大変な高騰を見せましたが、昨今は聊か落ち着きました。
-
今も、一包が時価数十万元。
-
ひとつひとつに大変な価値がありそう。
-
台湾の美味しいお茶ももちろんあります。果実のような甘い香りの白毫烏龍茶(東方美人茶)。
-
ショップカード
-
大旦那と若旦那。(撮影ご了承いただいています)
-
老舗にして、綺麗に整備されたファサードです。
-
迪化街一段の100年老店です。
-
{"count_target":".js-result-Review-7944942 .js-count","target":".js-like-button-Review-7944942","content_type":"Review","content_id":7944942,"voted_flag":false,"count":319,"user_status":"","blocked":false}
-
口コミが参考になったらフォローしよう
高くて旨いは当たり前
利用規約に違反している口コミは、右のリンクから報告することができます。問題のある口コミを連絡する
高くて旨いは当たり前さんの他のお店の口コミ
- 前の口コミへ
- 口コミ一覧（1）へ
- 次の口コミへ
店舗情報（詳細）
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店舗基本情報
| 店名 |
東泰茗茶
|
|---|---|
| ジャンル | その他 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+886) 225536288 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
台湾台北市大同區迪化街一段230號 |
| 交通手段 |
台北捷運大橋頭站から徒歩約6分、同北門站から徒歩約20分。 |
| 営業時間 | |
| 予算（口コミ集計） |
|
席・設備
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
|
|---|---|
| 初投稿者 |
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます！この機会に是非ご登録ください！
グルメキュレーションサイト
毎日の外食が楽しくなるグルメ情報
全国で活躍するレビュアー
飲食店専門の求人サイト
食事の後に飲むと、脂肪の吸収を抑えてくれるとも言われる、普洱(プーアール)茶。
普洱茶の故郷は、中国大陸南西・雲南省の西双版納(シーサンバンナ)という、タイ最北のチエンラーイから更にメコン川を遡った山の中です。
年間の平均気温が18度、夏場は30度以上になる亜熱帯モンスーン気候で、湿度が高く、霧が出る日が年間100～150日あるのだと。
この霧や湿度の高さが、特産の普洱茶に円やかさを与えてくれるわけですね。
加熱によって酸化発酵を止めた緑茶(生茶・青茶)を、麹カビで長時間発酵させるのが、日本で一般に普洱茶として想起する「熟茶」のこと。
普洱茶自体は、明代には既に広く中国で知られ、清代には雲南からの進貢品に指定されたほど。
でも、この熟茶に至っては、戦後になってからの流通過程の変化が生んだ発明なのだとか。
ところで、なぜ台湾には普洱茶を商うお店や愛飲者が多いのか？
文化大革命の時代、手間のかかる普洱茶の製造方法が毛沢東思想にそぐわないと否定され、一時は中国本土での生産が断絶してしまいます。
このとき、多くの普洱茶が香港、台湾に持ち出されており、現在もビンテージ普洱茶の多くは台湾に存在していると言われるのです。
大陸から締め出され、倉庫で眠る熟茶は、年次の経過とともにまろやかさを増して行ったというわけですね。
台北でも、清朝末期には商家が軒を連ねたという「迪化街」の古くからの街並み。
この街にはいくつかの中国茶の専門店がありますが、普洱茶の品揃えではおそらく屈指のお店なのが、街の中ほどにある「東泰茗茶」さん。
店内に入ると、いつもひんやりして、普洱茶独特の深い香りが漂います。
いつも茶卓の前に座っておられるのが、大旦那の劉健治さん。
お生まれが日治時代の1944(昭和19)年で、健治という日本名をお持ちなのが、たいそうご自慢なのだと。
さすがに日本語は片言とはいえ、何度かお伺いするたび、日本人である我々をいつも大歓迎してくれます。
大旦那が飲んでみてくれと、奥から持ち出したのは、大きな茸のような形に固められた「熟沱茶」。
熱い湯を注意深く注ぎ、一杯目を惜しげもなく捨てて。
湯を注ぐたび、何とも言えない甘い香りが漂います。
味わいも、香りから想像される通りの仄かな甘みが漂います。
普洱茶というと、いつも気軽に飲む比較的年次の浅い熟茶のように、独特な土臭い香りを想像するもの。
あれはあれで好きなのですが、こうして茶葉それぞれに全然違う個性があるのが、実に興味深いところです。
そして、この東泰茗茶さんのご自慢が、古樹茶。
樹齢300～500年程度の貴重な樹から採れる茶葉だけを厳選して作るのだとか。
淹れたばかりの表情は、実に深い琥珀色をしています。
湯を注いでいる傍から漂う、なんとも言えない深い甘い香り。
そして、茶碗を近付けると、鼻腔を擽るのは、まさに高級な紅茶と同じ、あの深い香りです。
飲んでみると、これがなんとも奥深い滋味を持ちつつ爽やかで、そして甘い。
同じ熟茶でも、こんなにも奥が深いのかと、本当に驚きました。
店内を見渡すと、茶器とともに棚に整然と並ぶのは、見るからに価値のありそうな七子餅茶の数々。
一つくらい買って帰ろうと思っても値段を聞くのが怖いくらいですが、ここ数年で普洱茶バブルは弾けてしまったようですし、手の届く範囲のものもたくさん在庫があるようですから、片言の日本語が判るご主人に、いろいろ聞いてみると良いでしょうね。
日本で手に入れるよりは格段に有利な買い物ができる筈です。