台北遠征で食した唯一の高級路線 : ShinYeh Original Restaurant

２０１５年１月

人生初の台湾は台北遠征の初日、宿泊先のホテルに荷物を置いてから夕食へ外出。

今回の食べ歩きの計画をたてる際には３冊のガイドブックとマイレビュアー様方のレビューを参考にしました。

そのうち『るるぶ台北`１５』『地球の歩き方２０１５～２０１６台北』の２冊に掲載されていて、

さらにマイレビュアー様も絶賛されていたお店での夕食を計画しました。

ＭＲＴの中山國小駅で下車、出口１から徒歩１０分位のところにあるお店を目指しました。

そのお店は『欣葉』さん、台北でもかなり有名なお店なのだそうです。

店前に着くと、すぐにそれを実感することになりました。

１階の入口付近はお客さんでごった返していました(；´Д｀)

ぱっと見、もうこれは諦めた方がいいかなと思うくらいの人、人、人という感じ(~_~;)

それでも折角の台北での初の食事なので、やはりこちらでと思い、受付で捌いている女性店員さんに申出。

日本語も話せる方で、３０～４０分待つとのことでした。

ノートに名前を書いて、空いていたスペースに立ってガイドブックをみながら待ちました。

１５分くらいたったところで、先程の店員さんが近づいてきてなにやら合図をされました。

ピンとこないでいると、地下の席が空いたということらしく、下へ下りるように言われました。

地下への階段を下りていくと、ゆったりとしたテーブル席に案内いただきました。

思ったより早く入れてラッキーでした(゜∀゜ゞ)

お茶(２５元)が用意され、そのお茶の急須は卓上で火にかかった状態で供されるので、ずっと温かいものをいただけます。

☜日本の旅館の小鍋のイメージかと思いきや、この日は途絶えることなくずっとついていたようです(*゜д゜*)


日本人観光客のカップルやご家族連れ、それに団体さんも多かったですが、地元の方も多く、店内大盛況でした。

こちらのメニューは写真入りで、しかも日本語での記載もあり分かりやすかったですが、

あまりのメニューの多さに、私の頭はしばしフリーズしてしまいました（￣∇￣）

かなりの間、メニューと睨めっこした結果、可口可樂(コカコーラ)の缶６０元を飲みつつ、この日いただきましたのは、


①鹽水鵝肉(ガチョウのシンプル煮 塩風味)の小３４０元

メニュー写真からのインスピレーションで注文することにしました。

見た目はまさしくシンプルなのですが、これが美味いんですよ。

きっとビールとの相性もバッチリかと思います(゜∀゜ゞ)

甘口のタレがついてきましたが、タレなしでも美味しかったですし、タレをつけるとまた違った感じも楽しめました。


②如意鮮九孔(活きトコブシのキャベツ巻き)２粒２００元

これもメニュー写真に惹かれて注文しました。

私のトコブシへの印象って、”アワビもどき”という感じのあまり良い印象は持っていませんでした。

それというのも若かりし頃に旅した香港(返還前)にて、現地ガイドのやっつけ仕事的な案内で連れて行かれた、

海鮮料理の店でだされた”アワビ料理”がどうしてもアワビとは思えず、トコブシ説に落ち着いたことがありました。

ですが、この日いただいたトコブシはキャベツとハーモニーをかなで、立派な前菜となっておりました。

こんな形でトコブシをいただいたのは初めて、面白い１皿でした。


③手打花枝丸(手作りイカのシコシコ揚げ団子)２粒１３０元

こちらは『地球の歩き方』にて紹介されていたメニュー。

イカを叩いて叩いてすり身にしてから揚げたものらしいのですが、見た目以上に手間暇がかかっているみたいです。

シコシコというか、プリプリッというか、食感がとても心地よかったです。


④蠶絲大蝦(大エビのそうめん包み揚げ) ２６０元

なかなかのビッグサイズのエビの揚げ物、まわりのそうめんが綺麗ですね。

このそうめんたちがなんとも言えないサクサクの食感をだし、中のエビのプリプリ感と合わさることで、

素晴らしい１品に仕上がっていました。

下にひかれたマンゴーが使われた甘いソースともよく合いました。


⑤蚵仔湯(カキスープ 生姜風味)１人前８０元　

このスープに入っていたカキの小ささには、「赤ちゃんか！？」と突っ込みたくなるくらいの小ささでした（￣∇￣）

スープはあっさり味、もう少しカキのエキスが感じられる方が好きですかね。


⑥紅蟳米糕(ワタリガニのタイワンスタイルおこわ)６８０元

⑤までを食べ終わったところで、店員さんが「お餅、サービス」とデザートを持ってきそうな感じでしたので、

それを制してメニューをお願いしました。

このタイミングで、私がこのせいろに入ったまま供されるおこわを追加注文した時の女性店員さん、

かなり驚いた様子で、近くのテーブルにあるせいろを指し、「あれよ、大丈夫？」と心配そうでした。

そして別の女性店員さんにオーダーを口頭で伝えると、その方も「ワオッ」っていう感じの反応でした（￣∇￣）

そういう反応は覚悟の上で注文しましたのは、上記２冊のガイドブックにてオススメされていた品だったからです。

どうでしょう、このビジュアル、インパクトありますよねぇ。

そして１人で食べるには、空腹時だとしてもかなりの量でしょう(；´Д｀)

２０㎝以上はありそうなせいろで供されたそのおこわ、上にはワタリガニがまるごとのっています。

他にも豚肉やエビなどがはいったおこわは、もち米からは思ったほどカニの風味は感じなかったですが、

ワタリガニの身はかなり食べるところもあり、しゃぶりついたり、ほぐしておこわにのせていただきました。

カニミソは蒸されて殻にくっていているのを箸で引きはがしておこわにのせていただきました。

途中でさすがにお腹いっぱいになってしまい、手が止まってしましっていると、

店員さんが「まだここ食べられる、ここも」とキビシ目にカニを食べ尽くすように促されました(~_~;)

ここまで５品を完食していた私、さすがにこのおこわは完食は諦め、残りはテイクアウトさせていただきました。

綺麗なパックに入れていただき、ちゃんと箸も入れてくれていました。

翌朝、ホテルの朝食を済ませた後、パクつきました(゜∀゜ゞ)


⑦欣葉暖麻薯(シンイエの温かいお餅 ピーナッツ粉まぶし)

これはサービスでだしていただきました。

本当は絶品とうかがっていた杏仁豆腐もいただきたかったのですが、あきらめました。

まあ、この後、別のお店にかき氷は食べに行ったんですけれどね(爆)


私が長居したこともあるのでしょうが、あれだけ満席だった店内はすっかり静かになっていました。

そういえば私より後から来店した人達ですら、もうだいぶ帰っちゃってましたσ(^◇^;)

お茶を替えてくださったり、サービスも好印象でした。

お会計はサービス料１０%込みで１，９５３元でした。

１元＝４円として７，８００円くらい。

航空券と宿泊費を除けば、今回の旅ではこの食事が１番の高額消費となりました（￣∇￣）

台北では有名店らしいので、遠征初日に来られてよかったです（＊＾ー゜）