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天秤棒を擔(担)いで売り歩いた台南伝統の擔仔麵(タンツィーミェン)、台北忠孝路でお気軽に!
擔仔麵(タンツィーミェン/TWD50)
笑顔で接客しながらの実演はさすがです。※撮影ご了解
擔仔麵(米粉TWD50)
エントランス周りの風景。台南總店に類似した「見せる仕掛け」が感じられます。
手前米粉、奥は麺。
黄金鮮蝦捲(TWD150)。手前は香草の刻みと山葵タレ。
カリッ!ぷりぷりっ!
天秤棒を担いで売り歩いた頃の写真が飾られています。
香港蔡先生と渡辺満里奈が絶賛!
忠孝(チョンシャオ)東路の一本南の路地にあります。
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高くて旨いは当たり前
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| 店名 |
度小月擔仔麵 台北忠孝店
|
|---|---|
| ジャンル | 台湾料理、中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+886) 0227731244 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
台湾台北市忠孝東路四段216巷8弄12号 |
| 交通手段 |
忠孝敦化站より徒歩5分 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| サービス料・ チャージ |
サービス料10% |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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台北の都心を東西に結ぶ、忠孝(チョンシャオ)路。
広い通りの地下には捷運板南線が走り、忠孝復興(フーシン)、忠孝敦化(トゥンホヮ)站付近には、昔からの日系百貨店に加えて様々なブランドショップが軒を連ねる、台北でも一番賑やかな界隈です。
そんな忠孝路の一本南の路地を歩くと、様々な飲食店が目白押し。
さすがに都心立地だけあって、日本人など外国人を視野に入れた、多少敷居の高そうな店も多い中、伝統的台南小吃の雰囲気たっぷりに演出しながら、気軽に立ち寄れるのが「度小月擔仔麺」さん。
いまや台北周辺にも数店を構えていますが、最初に出店したのが、この忠孝敦化の路地裏でした。
行燈が印象的なファサードをくぐると、照度をあえて落とし、伝統的台湾スタイルにまとめたシックな店内。
台南總店同様、玄関直ぐの場所で職人さんが座って実演調理する、度小月ならではのスタイルをとっています。
木箱に綺麗に並んだ麺(中華麺)、細米粉、板條(平打ち米麵)を適量掴んで、テボで湯にサッとくぐらせ、さらにもやしを加えて良い頃合いまで茹であげます。
小碗に麺をあげて、出汁を注いだら、スパイスとともに肉燥(バーソー)と呼ばれるそぼろ餡を柄杓にとって素早くかけ、小海老、そして好みに応じて滷蛋(煮玉子)やパクチーをのせていきます。
それにしてもこの肉燥が入った黒ずんだ鍋が圧巻です。
長年タレを継ぎ足して使っているとみえ、零れた肉そぼろやタレがそのまま堆く固まっていて、それがまた深い味わいを醸し出すのですね。
あまりに鮮やかな手さばきで実演調理が進んで行くので、すっかり見惚れて座席に向かうのを忘れていました。
階段を上がって、低いテーブル席にどっかり腰をおろします。
何となくこのテーブル席の設えも、台南屋台の伝統をイメージしたような感じですね。
早速、擔仔麵(各種TWD50)をいただいてみます。
先ずはご自慢のスープを啜ってみると、やはりふんわりと海老の出汁が効いています。
肉燥が醸すのか、それともパクチーの仕業か、台湾らしいスパイシーな香りが支配して、これがまた堪りませんね。
麺、米粉ともシェアしてみますが、どちらの良さも捨てがたい。
ただ、どちらかに軍配を上げるならば、普通の麺がこのスープには合うかもしれません。
次回訪問時には、是非ひらひらの板條も試してみたいものです。
そして、もう一品何か食べ行こうと頼んだのは、これまたド定番の人気メニュー「黄金蝦捲」(TWD150)。
新鮮な海老を粗刻みにして衣をつけてカリッと揚げた、台南安平(アンピン)の名物ですね。
大きな一本をふたつに切って皿に盛られてきますが、凝った山葵のソースが付いてくるし、見た目からして値段なりの価値はありそうです。
文字通り黄金色に揚がった蝦捲きは、カリッとした絶妙な口当たりとともに、中身の海老がプリップリ!
良く揚がった香ばしさと、蝦のジューシーさ、全体が醸す何とも言えない旨さに、もうノックアウトです。
台南總店は、水仙宮での発祥からすれば既に百年老店を名乗って久しい名店中の名店。
創業者は台南の漁師でしたが、海が荒れる時季(小月)をしのぐ(度)ために天秤棒(擔仔)を担いで麺を売り歩いたのだと。
実演調理にしても、店内装飾にしても、その当時のスタイルを極力今に残し、伝えていこうという姿勢が良くわかります。
度小月さんと言えば、いまや桃園国際空港地下の統一フードコートにも進出するなど、台南料理の代名詞としての地位は言うに及ばず、ザ・台湾小吃とでも言うべき躍進ぶりです。
中国大陸に比肩する豪勢な各種中華料理や、今や本場の上海を凌駕する小籠包など、街中が垂涎の食で溢れかえる台北の街ですが、こうした台湾料理としてのテーマをしっかり訴求する度小月さんのようなお店には、一度は足を運んでも良いのではと思いますね。