この口コミは、カトラリー・ド・メンチカツさんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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3.8
¥10,000~¥14,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
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料理・味3.5
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サービス4.0
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雰囲気3.5
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CP4.0
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酒・ドリンク3.5
2018/09訪問1回目
3.8
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料理・味3.5
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サービス4.0
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雰囲気3.5
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CP4.0
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酒・ドリンク3.5
¥10,000~¥14,9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
食材の同窓会。
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閉店・休業・移転・重複の報告
旅をする楽しみはやはり、「食」が重点になります。
その国の文化、歴史、風土は間違いなく「食」に現れ、時代と共に変貌し旅行者とその国の人々を「美味」という人類共有の感情で繋げてくれるでしょう。
今回、旅をしたのは台湾。
鉄板の小籠包や夜市のB級グルメを堪能したのはもちろんですが、それらよりも、どうしてもお伝えしたい新鋭のシェフが織り成す、台湾フュージョン料理を頂いて来ました。
SOGO復興店から歩いて少しの場所でしょうか。
まるで西麻布に有りそうなパッと見ただけでは分からないスタイリッシュな外観をよーく見ると、「MUME」と書いてあります。
香港出身のシェフが台湾の食材に惚れ込んでオープンさせたこちらのお店はミシュランの一つ星評価と2018年の「アジアベスト50レストラン」にも選ばれております。
コースは無く、アラカルトでスターター、アペタイザー、メイン、デザートからチョイスをさせてくれる、カジュアルなお店でドレスコードもほとんどありません。
先ずは台湾のクラフトビールで乾杯です。
少し甘味がある蜂蜜ビールと「夏至」と書かれた白ビールが熱帯の気候で渇いた喉を潤し、食欲を増加させます。
今回頂いたものは
・牡蠣のバターソース、フライドケールを添えて
たぶん、上の揚げられた物はケールかな?(笑)
プリプリの牡蠣の食感、バターのコクから最後にまた牡蠣の磯の香りが追って香ります。
・レバーのブリュレ
キャラメリゼされた鶏レバーのブリュレは滑らかで臭みがありません。
ほのかに香るのは八角でしょうか?
あれ、どこかで食べたことあるぞ。
甘じょっぱいこの味、そうだ!
中華街で食べたチャーシューだ!!
追加で頼んだ、炭火焼きのトーストに乗せて頂くと香ばしさが味にアクセントを加えます。
・和牛のタルタル
MUMEのスペシャリテの登場です。
玉ねぎと和えた和牛のタルタルは少し酸味が強い印象でした。
上に添えられているのは卵黄のソースです。
スタッフの方に聞いてみると、卵黄を加工して絞り出しているそうです。
これも、トーストに乗せて食べると美味しいと教えてくれました。
が、個人的には美味しいけど、そこまでの印象はありません。
・MUMEサラダ
揚げられた山芋、色とりどりの野菜は「あれこれは蕪かな?」と推測しながら食べると、あぁ、やっぱり蕪だ。と知っている味に再開します。
華やかならが、素材を活かす目にも鮮やかなサラダです。
・ローストビーフ
見てください、この見事な薔薇色。
ナイフを入れると、まさしく温室で大事に育てられた令嬢のようにすぅーと柔らかく素直な手応え。
しかし、それとは反対に歯に伝わる確かな肉感、秘められたように溢れる肉汁、甘美な香りはワインに手を伸ばさせます。
ウスターソース風味のソースは付けると、このご令嬢にまるでチャイナドレスを纏わせたような味の変化を楽しませてくれます。
右上にはコーヒーのパウダーが添えられてあり、それを付けるとまた苦味がお肉の甘味を引き立たせます。
この一皿を頂いて思い出したのは蒋介石氏の宋美齢夫人。
美しくも激動のその生涯無くして、この国は無かったでしょう。
一番、感動した一皿でした。
メニューは
・snacks(スターター)
・smaller(ファースト)
・bigger(セカンド)
・sweeter(デザート)
から好きなメニューを選ぶスタイルです。説明して頂いたスタッフさんの英語が綺麗なクイーンズイングリッシュで聞き取りやすかったです。
スタッフさんは全員英語が喋れるようですね。
流石は「アジアのベスト50レストラ」なだけあり、予約は必須でしょう。
たっぷりお料理を頂いて、ビール、ワインと飲みながらお会計を見てスタッフさんに
「これ、1人分ですか?」
と聞いたほど安かったです(^-^;
また是非、台湾に行ったり立ち寄りたいお店ですね。
ご馳走様でした。