この口コミは、高くて旨いは当たり前さんが訪問した当時の主観的なご意見・ご感想です。
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4.1
~¥9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
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料理・味4.2
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サービス3.5
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雰囲気3.2
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CP3.8
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酒・ドリンク-
2014/08訪問1回目
4.1
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料理・味4.2
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サービス3.5
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雰囲気3.2
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CP3.8
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酒・ドリンク-
~¥9991人訪問時点の為替レート換算での金額になります。
阿里山森林鐡路名物、山菜たっぷりの奮起湖鐡路便當!
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鐡路便當(TWD100)
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阿里山森林鐡道奮起湖站。日本車輛製のディーゼル機関車が必ず嘉義側につきます。折り返し時間に、皆さん改札を出て名物の便當(弁当)を食べます。
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排骨ドーン!山菜山盛り!
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店舗外観
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竹筍湯(TWD30)
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肉は豚肉(排骨)か骨付き鶏もも。
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店先は、こんな山の中です。
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雅湖山荘の厨房?で調理しています。
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ショップカード
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閉店・休業・移転・重複の報告
台湾島の中央に、背骨のように横たわる、急峻な山々。
なかでも、阿里山(アーリーシャン)は、ここで正月のご来光を仰ぐことが台湾の皆さんにとっては特別な意味を持つようですし、かつての日本統治時代には、この最高峰玉山(ユイシャン/3,952m)を「新高山」(にいたかやま)と呼び、海抜標高日本一の山として崇めたわけです。
特に、真珠湾攻撃の際に用いられた「ニイタカヤマノボレ」の暗号文は、今も知られるところですね。
戦前、この山の豊富な森林資源の搬出を目的に、日本人技師によって設計され、難工事の末に1912年に開通したのが「阿里山森林鐡路」。
今では本来の役割を終え、専ら観光登山鉄道として台湾の人々に人気です。
2003年、そして2011年と脱線転覆事故が起きて以来、中途の奮起湖(フェンチーフー)站で折り返す運行が続いていましたが、今年(2015年)の12月には危険な個所をトンネルで迂回する工事も完成し、全線での運転が再開される見通しなのだと。
さて、麓の嘉義(ジャーイー)から2時間20分、おとぎ列車のような可愛い客車に揺られます。
嘉義側についた日本製ディーゼル機関車が客車数両を押す形で、山肌にへばりつく線路をゆっくりと登って行くのですが、さすがに長時間の乗車を経て、緑の車窓も聊か眺め飽きてしまいますね。
折り返しの奮起湖に着くと、大勢の観光客が一斉に、駅前の集落へ繰り出します。
此処の名物は、筍や山菜をあしらったボリューム満点のお弁当。
奮起湖の便當が旨いことは台湾ではかなり有名らしく、ちなみに台湾のセブンイレブンでは、どの店にも必ず2種類の弁当が売られているのですが、安い方が「新國民便當」、そしてやや高価な方を「奮起湖便當」と銘打って発売しているほどです。
站から少し歩いていくと、「雅湖山荘」という宿屋さんが、建物の前に大きなテントを張りだして、大勢の皆さんが便當を食べておられます。
周辺には何軒かのお店が便當を売っていて、何処も大人気なのですが、ここの人だかりは尋常じゃないですね。
山荘の建物の階下が調理場らしく、次々に弁当をよそって、テーブルへと運んでいます。
皆さんが食べている「鐡路便當」はTWD100、そして山で採れたという「竹筍スープ」はTWD30。
店内に貼ってあった、便當の「おかず一覧」によれば、龍髭菜、紅豆枝、梅汁魯蛋、猪排/雞脚、黄蘿葡、梅子嫩薑、菜圃、酸菜、高山筍、高山高麗菜、茶梅、珍珠香腸・・・と。
便當を頼むと、台湾語で「猪(豚)?雞(鶏)?」というふうに聞いてきたと思います。
何となく良くわからないから笑顔であしらっていたら、我々の分は豚と鶏と、混ぜて持ってきてくれました。
豚肉はでっかい排骨、鶏肉は、大きな骨付き手羽がドーン!と。
一番上にたっぷり盛られた山菜のような野菜、これが多分龍髭菜なのだと思いますが、所どころ弦が付いていて、柔らかくツルミがあって、これは旨い。
そのほかにも、シャキシャキの筍はじめ、台湾ならではのご飯の友みたいなおかずがいろいろのっていて、興味津々。
肝心のご飯も、粒選りでしゃっきり炊けていて、申し分ありません。
鶏ガラであっさりした筍スープも、ホッとする旨さですね。
台湾では、弁当のことを「便當」(ベンドン)と呼んでいますが、これが、往年の我が国の影響だと言われているわけです。
それに、台鐡便當など今に続く駅弁人気も、もとはと言えば、やはり日本が持ち込んだ食文化のようですね。
日本の幕の内弁当のようにおかずを小分けにしたものもあるにはありますが、主流はやはり、飯の上に直接おかずをドーンとのせてしまうやり方です。
それでも、ご飯の炊き加減が良いから、おかずに負けてなくて、どれも全体のバランスが実に良い。
台鐡や高鐡の駅弁は勿論、街の弁当屋もコンビニ弁当も、この「日本駅弁流」を踏襲していて大人気。
便當のみならず、街の食堂いたるところ、味曾湯(味噌汁)、沢庵、甜不辣(ひら天のような練り製品を指すてんぷら)、關東煮(おでん)等々、遥か昔に日本から移入された食文化がしっかり庶民の食として浸透している台湾。
旅するたびに、なんだか独特なノスタルジーと親近感がわいてきます。