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日本時代の建物を、こんなにも大切にしてくださる虎尾の皆さんに感謝しながら。
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カフェフラペチーノ(大杯TWD170)日本と寸分違わぬお味です。
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お馴染みの生クリーム。
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日本語少々。
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向かい側の布袋戯館から。
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窓辺。
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ケーキ類も。日本と同じですね。
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コーヒー、関連品の販売も。
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造り込みが素晴らしい。
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溶けていく・・
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素晴らしい店内装です。
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昔は消防署でした。
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誠品書店。日本の「TSUTATA・T-SITE」は此処の店づくりを参考にしています。
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再販制度の日本と違い、本は発売から時間がたつとどんどん割引されます。
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旧虎尾合同庁舎。1930年築
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高くて旨いは当たり前
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
STARBUCKS COFFEE 虎尾門市（統一星巴克）
|
|---|---|
| ジャンル | カフェ |
|
予約・ お問い合わせ |
(+886) 56338035 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
台湾雲林縣虎尾鎮林森路一段491號 |
| 交通手段 |
台北、桃園、台中、高雄(左營)から、台湾高速鐵路(THR)で高鐵雲林站へ。 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算 |
～￥999 ～￥999 |
| 予算（口コミ集計） |
|
| 支払い方法 |
カード可 （VISA、Master、JCB、AMEX、Diners） |
席・設備
| 個室 |
無 |
|---|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
|
|---|---|
| ホームページ | |
| 備考 |
旧虎尾合同庁舎(虎尾消防署)。 |
| 初投稿者 |
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西螺から、のんびりバスに乗ってやってきた、雲林縣・虎尾(フーウェイ)。
日本統治の時代、大日本製糖が工場を建設して以来、往年の台湾製糖業の中心的な街として、長くその名を知られた場所です。
台鐵斗六(ドゥリウ)站からずいぶん離れた不便な街でしたが、最近、台湾高鐵の雲林站がすぐ近くに開業。
雲林縣の中でも、一番交通の便の良い街へと大躍進することに。
今でも、現役の製糖工場として操業を続ける虎尾糖廠。
サトウキビの収穫期の関係で、工場が本格稼動するのは冬から春にかけてなのだと。
街の中には製糖鉄道の引き込み線が横切っているし、虎尾渓にかかる鉄橋は、明治時代に東海道線で使っていたものの移築という代物。
だから、ぜひともサトウキビを運搬する列車を見たかったのだけれど、訪れた夏の時期、工場の操業も低調なのか、残念ながらシュガートレインに出会うことは叶いませんでした。
さてさて、バスの発着所もある、街の中心部へ。
此処には、今も大切に使われている、日治時期の建築が三つ。
そのひとつ「雲林故事館」は、典型的な往時の日本家屋で、虎尾郡守官邸(官舎)だったもの。
二つ目は「雲林布袋戯館」という洋館で、往時の虎尾郡役所です。
何れも、よく整備され、台湾の皆さんもしきりに見入っておられます。
そして、布袋戯館の向かいにあるのが、古色蒼然とした鉄筋コンクリートの建物。
旧「虎尾合同庁舎」で、1930(昭和15)年に消防署として建てられたから、火の見櫓(やぐら)状の塔屋が特徴的です。
戦後もずっと現役で、消防署、派出所、公会堂として使われていたそうですが、最近は役所機能がどこかに移転したのか、建物が綺麗に整備され、保存を兼ねた商業施設としてリノベーション。
空間利用で知られる名店「誠品書店」と、お馴染み「スターバックス」が営業しています。
コンクリートの地色がそのまま活かされた外壁は却って新鮮。
アールデコというべきか、要所にあしらわれた往時のままの丸窓がとても素敵です。
一歩足を踏み入れると、ひんやり空調も効いていて、レトロな空間の随所に、さりげなく書棚があしらわれています。
これらの本は、売り物なんだか、はたまたこの保存建物の蔵書なんだか、よくわからない。
そこがまた良いのです。
タイムスリップしたような店内で、ゆっくり読書をしている地元の皆さん。
こんな環境に身を置けて、とても羨ましいですね。
この誠品書店、台北にも高雄にも素晴らしい書店を持っているのだけれど、あまりに先進的な店舗づくりをするものだから、日本のデベロッパー関係者が続々現地入りするほど。
TSUTAYAが近年開発している「T-SITE」は、この誠品書店を参考にしていると言われます。
さて、モダンレトロに浸りながら、スタバで一息。
生クリームたっぷりの、日本でも見慣れたフラペチーノを頼むと、TWD170(日本円換算・約600円)というお値段。
滷肉飯や米粉湯が３杯も４杯も食べられる価格なのですが、午後のひととき、ちょっと休んでいく人は結構多いようです。
さすがに台北などでは、聊か見飽きるほど出店しているスタバ。
この小さな街の人たちにとって、此処は都会的な場所として特別な存在なのかな？
日本では最近あまり見かけない、前衛的な男女もちらほら。
溌溂として、なんだか羨ましくさえある。
30年前の日本には、こんな人種が大勢いたなぁ・・・
この虎尾だけでなく、台湾中部のあちこちの街に、日治時期のモダン建築が、未だたくさん残っています。
何処の街でも、日本時代の遺構をみんなが大切に思って、綺麗に整備して使ってくださる。
台湾の皆さんの思いに感謝しながら、溶けていくアイスラテをゆっくり味わいました。