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客家の村「北埔」の伝統家屋で、ボリューム満点の客家料理を。
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何だろう、この旨さ！
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鹹蛋豆腐(TWD150)
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店内装は泥の塗り壁。だから、この店名になっています。
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客家焢肉(TWD250)
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芋ご飯は食べ放題です！
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店内いたるところに煉瓦積みの壁が。
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店舗前は、実にのどかな風景。
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北埔老街。小さな村の筈ですが、中心街はなかなか立派です。
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新竹客運北埔公車站前にて。
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店舗情報（詳細）
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店舗基本情報
| 店名 |
泥磚屋
|
|---|---|
| ジャンル | 中華料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+886) 35802299 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
台湾新竹縣北埔鄉埔尾村1鄰長春街113號 |
| 交通手段 |
台北車站から台湾高鐡で高鐡新竹(シンチュー)站へ31分。 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
|
特徴・関連情報
| 利用シーン |
家族・子供と ｜ デート ｜ 一人で入りやすい ｜ 知人・友人と こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ |
https://ja-jp.facebook.com/pages/%E6%B3%A5%E7%A3%9A%E5%B1%8B/251841534842761?sk=wall&filter=12 |
| 備考 |
台北景美に姉妹店「風味客家菜」があります。 |
| 初投稿者 |
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新竹郊外の山懐にある、客家の村「北埔」(ベイプー)。
この村で堪能すべきは、やはり独特な「客家料理」ですね。
中心街にもいくつかの客家料理店があるのですが、今回は、客家の生活を彷彿させる田舎家で営業するというお店へ。
村の中心街から少し歩いていくと、いつしか街並みは途切れ、緑豊かな農村風景に。
木々の生い茂るなかに訪ねたのは、文字通り古い泥壁が印象的な「泥磚屋」さんです。
午後のひととき、ちょうど大勢の集団が席を立ったと見えて、広い店内はがらんと。
店名どおり、煉瓦と土で構成された古い壁、それに木製の味わい深いテーブルや椅子が並び、落ち着いたレトロ感が良いですね。
メニューをじっくり見ながら、手始めに頼んでみたのは「鹹蛋豆腐」(TWD150)、それに「客家焢肉」(TWD250)。
さほど待つこともなく、次々に料理が運ばれてきました。
それぞれ、とても大きな皿に山盛りのボリューム。
これ以上あれこれ頼んでいたならば、あやうく残してしまうところでした。
まずは、平皿に零れんばかりに盛られたきた「鹹蛋豆腐」を。
直訳すれば「塩玉子豆腐」なのですが、これがやはり客家ならではの濃厚な味付けで、箸が進むこと・・・
芋ご飯はジャーにたっぷり炊けていて、何度でもお替わりできるのですね。
濃厚な玉子豆腐は賽の目に粗く刻まれ、軽く油通ししてあって、青葱や赤トウガラシと一緒に醤油で炒められています。
この玉子豆腐が日本のものとは全然違うもので、サラッとした口当たりが、濃い目の塩加減と絶妙にマッチしています。
とにかくこれが旨くて、いずれは別の客家料理店でもぜひ食べてみたいもの。
それに「客家焢肉」を。
客家料理と言えば、豚肉は欠かせない存在ですね。
塩漬にしたり、干し肉を多用したり、あるいは梅菜扣肉のように実に濃く個性豊かな味付けの料理もあります。
これも凄いボリュームで、新鮮な筍の炒めがどっさり、その上にたっぷりの豚肉の醤油煮込みが。
シャキシャキ旨い筍、柔らかで脂の甘い豚肉が、食べても食べても、これでもか！と盛りだくさん。
この二品を堪能しただけでも、もう客家料理の大ファンになってしまいました。
こういう味付け、日本人なら、嫌いな人はあまりいないのでは？と思いますね。
客家は、秦の時代から、中国大陸で大移動をしたとされる民族。
今では中国各地の山岳丘陵や香港新界などのほか、台湾以外にも、マレーシア、インドネシア、フィリピンなどへ海を渡って移住した人たちも多いのだと。
主に山間部での暮らしで、鶏、家鴨、豚などを育て、野生動物や筍、山菜、茸、川魚、蛙などを利用。
米と加工品、さつま芋を主食とし、煮物や蒸し物を中心としたおかずを食べる、素朴な食生活を形成したわけです。
基本的に自分たちで食べるための料理がベースだから、庶民的なものになったのだと。
また、移動の多い生活だから、携帯保存の利く乾物、漬物、燻製を使うのですね。
唐辛子、生姜、酒、醤油を多く使い、塩辛く、脂っこい、濃い味付けが多いのは、塩分補給と体力維持のため。
共通する調理法や素材がある一方、居着いた土地の料理や食材の影響を受け、それぞれのご当地性が生まれ、名物料理にも違いがあるわけです。
台湾独特の客家料理としては、干肉、塩漬け肉や干蝦とともに新鮮な海産物を使うのだそう。
これらの「全部炒め」の如き「客家小炒」というメニューは、大抵の客家料理屋にあるから、是非食べ比べてみたいところです。
客家料理店は、中国大陸各地や香港などにもあるにはあるが、数は決して多くはないのに対して、台湾では、北埔のような場所のみならず、台北や高雄などの大都市にも相当数のお店がありますから、台湾リピーターならば、是非一度は堪能していただきたいものです。