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ネットリモッチリなのに不思議と重くない台湾南部の粽
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imosa
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| 店名 |
再發號
|
|---|---|
| ジャンル | 台湾料理 |
| お問い合わせ |
(+886) 062223577 |
| 予約可否 |
予約不可 |
| 住所 |
台湾台南市民權路二段71號 |
| 交通手段 |
台鉄「台南」駅の中山路をまっすぐ、民権路二段を右へ。駅から徒歩10分強ほど。 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
| サービス料・ チャージ |
なし |
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 貸切 |
不可 |
| 駐車場 |
無 |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| サービス | テイクアウト |
| お子様連れ |
可 |
| ドレスコード | なし |
| ホームページ | |
| オープン日 |
1872年 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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台南では粽(ちまき)で知られたお店なのですが、ご飯党の私としてはこのお店に来るためにこそ台南にやってきたと言っても過言ではありません。
台湾では、北部で蒸した粽、南部では茹でる粽と、同じ粽でも調理方法に違いがあるというのは知識の上では知っていたものの、未だ食べ比べたことは無く今回の台湾訪問で是非その機会を得たいと思っていました。
ちなみに以前横浜の中華街で台湾南部の茹でたタイプのものをいただいたことはあったのですが、実際本場のものを食べるのは初めて。
かなり年季の入ったお店のようで、狭い店内に入りきらないお客さんのために歩道にもテーブルを出しているようです。
ここはテーブルの上にメニュー伝票が予め用意されていて、ここに希望する数量を書き込んで店員さんに渡します。
というか、台湾ではこういうシステムのお店が結構多いです。
写真のメニューが無い分、予めネットなどでどういう料理なのか情報収集した上で注文したいものにアテを付けておいた方が良いかもしれません。
今回は粽の中から八寶肉粽(100元)、虱目魚肚湯(80元)、桂花紅茶(20元)を注文してみました。
虱目魚は台湾ではサバヒーと呼ばれている魚で、台湾南部で捕獲された稚魚を養殖して育てるという、日本の鰻のような育て方をされている魚です。
その身の白さから別名ミルクフィッシュと呼ばれているようです。
実は訪問直前のタイミングでマイレビュアーさまから虱目魚(サバヒー)の粥を勧めていただいていたこともあり粥も試してみようかと思っていたところ、こちらにはサバヒーの湯(スープ)もあるようなので、粽と粥の両方を頼むよりこっちの方が良いかと思いこの組み合わせを選びました。
ちなみに粥は後日夜市でいただいおりますので追ってレビューしたいと思います。
粽は写真では分かりづらいですが、結構な大きさ。
おにぎり3〜4個分くらいの大きさがあって、八寶肉粽は何でも10種類以上の素材を使っているのだとか。
大きな菓子楊枝のような道具を使って割ってみると、あまりにもモッチリしていて切るにも一苦労です。
中には豚肉がゴロゴロ、他にも丸ごとの椎茸に栗など、餅米よりも具の方が多いんじゃないかと思えるほど。
粽自体に目立った味付けを施している訳ではないものの、椎茸や豚肉の存在もあってかとても深い味わいの粽です。
茹でてあるだけあってモチモチの食感には違いないのですが、これだけ大きな粽なのに奥まで表面と同じようにモッチリトロトロになっているのは驚き。
確かに蒸しただけではこの食感を出すことは難しいかもしれません。
醤油ベースのやや甘いタレには僅かに香菜が散らしてあります。
他にもちょっと味わいの濃いように思えるタレも別添えで付いてきますので、飽きてきたらかけてみると良いでしょう。
タレも濃すぎない上に香菜の爽やかな風味が鮮やかさを添えていて、この量を食べても不思議な程に重く感じさせません。
もちろん具が多い分、相対的に餅米も見た目ほどには無いということもあるのでしょう。
それにしてもこの粽、かなり好みです。
そしてサバヒーの湯。
確かにミルクフィッシュと呼ばれるだけあって見事なほどの乳白色です。
湯はサバヒーの旨みを生かすためか、あっさりと塩で軽く味付けして細く刻んだ生姜が入っています。
一尾丸々入ったサバヒーは時期も関係するものなのか、驚くほどの脂の厚みです。
もちろん養殖された魚なので脂がのっているのは当然としても、これは日本人の感性としてはちょっとやり過ぎな印象もあります。
それでも食べてみると見た目ほどにはクドくもなくて意外なほどあっさりしているのには驚き。
身はとても柔らかく箸で押すと簡単に崩れてしまうほど。
これは相当甘やかされて育てられた魚なんじゃないかな(笑)。
ただちょっとこの魚、生臭さを感じます。
後日夜市で食べたお粥にはこういう生臭さはなかったので、鮮度もしくは調理の問題かな。
サバヒーの旨みを引き出すためか、やや火を通す加減が弱いようにも思えたので、調理上の問題かもしれません。
桂花紅茶は既に砂糖が入っている甘いストレートの紅茶。
アイスと言うほどには冷えてもいない、常温と言っていい紅茶です。
台湾でお茶を注文すると、この手の既に甘くしてあるものが出てくることがよくあるようです。
サバヒーは残念だったものの、やはりこちらの強みは何と言っても台湾南部の本物の粽が楽しめることでしょう。
丁寧に一つ一つ手作りされた粽は具も驚くほどたくさん入っているので、少食な方はこれで一食分くらい賄えるんじゃないでしょうか。
他のお店と食べ比べた訳でもありませんが、南部の美味しい粽が食べたい!という方の期待には応えてくれるお店だと思います。