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imosaさんの他のお店の口コミ
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| 店名 |
Chou's Shrimp Rolls 台南老店(周氏蝦捲)
|
|---|---|
| ジャンル | 台湾料理、海鮮 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+886) 062292618 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
台湾台南市安平區安平路125號 |
| 交通手段 |
台鐡台南火車站から西方、安平老街(安平路)へ。 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
~¥999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード不可 |
| 利用シーン |
家族・子供と | デート | 一人で入りやすい | 知人・友人と こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ | |
| オープン日 |
1980年 |
| 初投稿者 |
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今や台南では必須の小吃となった蝦捲。
文字通り海老巻き(シュリンプロール)というように海老を使って揚げた春巻き的な料理です。
ここはその蝦捲を最初に作ったとされる周氏蝦捲。その始まりとなった老店にやってきました。
台湾では老店以外にも總店という言葉がありますが、これは本店という意味。老店は一号店と捉えれば良いのかと思います。
安平のメインストリートに構えるそのビルは、もはや老店という雰囲気はなく近代的なビル。
せっかくなので老店の雰囲気を味わいたいとここまで足を運びましたが、これならもっと台南市街地寄りにある總店でも良かったかもしれません。
蝦捲の始まりは台湾の出張料理人とも言うべき總舗師(ゾンポーサイ)であった周進根さんが、總舗師の仕事がない時に屋台で作っていた料理に始まるのだそうです。
總舗師というのは一青窈さんの姉の一青妙さんの著書によると、台湾独特とも言える飲食文化である辧桌(バントー)を取り仕切る料理長のことらしく、そしてその辧桌というのは大規模な祝い事や行事の際に親戚や友人などを招いて野外に円卓を幾つも並べて行う大規模な宴会のこと。規模も様々あるのでしょうけど1,000人以上集まるような辧桌もあるそうです。常にそんな仕事があるわけでもないので屋台でも料理を作っていたんですね。
今は二代目がその跡を継ぎ、台南や高雄などに10を超える支店を持つまでに成長させたとのこと。
ちなみに味の均一化を図るため總店の最上階にセントラルキッチンを設けていて、台湾全土に出荷される一日一万本もの蝦捲は全てそこで作られているそうです。ついでに言えば、ひとつひとつのメニューは全て二代目が考えてメニュー化しているらしく、この規模でありながら意外とワンマン。
メニューの一番初めには、やはり炸蝦捲の文字が。客によってはこれだけ食べて帰る人も多いみたいです。
60元なので日本円で言えばせいぜい200円くらいかな。これでこの蝦捲御殿を建てるのだから大したものです。
日本の寿司屋にあるようなガリが敷いてあるようで、台湾では日本とはガリを使う場面がやや違うみたいですね。衣がカリッとしていてクリスピーな食感が良く、粗めに潰した海老とツナギの豚ひき肉の組み合わせは台南ではよく見かけます。醤油膏を付けて食べるそうですが、蝦捲は個人的には何も付けなくとも具の旨みで食べられるもののような気がしました。
ただこの蝦捲は具の豚肉だか海老だかの香りがイマイチで、やや臭みにも似た臭いを感じます。
一日一万本も作っているとこういう素材も出てくるのか、これなら度小月で食べた黄金蝦捲の方が余程美味しかったように思いました。メニューは全て二代目が考えてセントラルキッチンで作らせるという形態からしても料理は実質個人商店レベルなように思います。
知名度でやってくる観光客が後を絶たないのが救いとも言えますが、二代目のワンマン体制による弊害が見え隠れするお店でした。
この体制はもう少し見直すべきかもしれません。