台南安平(アンピン)で必食の周氏蝦捲、分店の芒果かき氷も秀逸。
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安平名物「炸蝦捲」。豚肉、海老ジャコ、魚すり身、セロリ、ネギなどを豚の横隔膜で包んで粉をまぶし、カリッと揚げます。
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炸蝦捲(２本NTD50)
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ファストフード風の気軽なカウンターで注文します。
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炸花枝丸(ふたつNTD40)
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枸杞貢丸湯(NTD40)
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綜合湯(NTD40)だと、蝦丸湯もふたつ入っています。
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たっぷりザクザク、ご当地の甘いマンゴーがミルクかき氷の下に隠れています。
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道路を挟んだ向かい側(二階)に、かき氷を出す分店が。
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甘く融けていく・・・
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お店の前の安平路
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
Chou's Shrimp Rolls 台南老店（周氏蝦捲）
|
|---|---|
| ジャンル | 台湾料理、海鮮 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+886) 062292618 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
台湾台南市安平區安平路125號 |
| 交通手段 |
台鐡台南火車站から西方、安平老街(安平路)へ。 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
～￥999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード不可 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
家族・子供と ｜ デート ｜ 一人で入りやすい ｜ 知人・友人と こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ホームページ | |
| オープン日 |
1980年 |
| 初投稿者 |
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台湾外交の要衝として昔から栄えた、台南の安平(アンピン)區。
史蹟・安平古堡(グーパオ)には内外から多くの観光客が訪れます。
目抜き通りの安平路には、海老や牡蠣を料理する台南小吃(シャオチー)の有名店が何軒も。
なかでも、大きなお店がいつもお客さんでいっぱいになっているのが「周氏蝦捲」さんです。
お店に入るとすぐ、ファストフードのようなカウンターがあるのは、お隣のもう一軒の有名店と同じ。
カウンターの背面には、一目瞭然、写真付きの大きなメニュー表が。
ここで先払いの注文を済ませてから、空いている席を確保しておきます。
順番が来たら、トレイに乗せた料理を自分で持ってくるという、実に合理的な仕組みですね。
観光地のレストランなどは、思い切ってこういう割り切りをしてしまった方が運営上のわずらわしさもないし、店内もなぜか落ち着く感じがします。
此処に来たら、何をさておき名物の「炸蝦捲(周氏蝦捲)」(NTD50)は欠かせません。
細長く、カリッと揚がった蝦捲は二つに切られているのですが、断面からはたっぷりの海老が顔を覗かせます。
この海老、お店の説明では蝦ジャコと呼んでいるようですが、要は桜海老などよりはずっと大きく、しっかり身の入ったもの。
この小海老に豚のミンチ、セロリ、葱などを混ぜ、衣を纏わせてカラッと揚げる。
テーブルには醤油膏がありますが、このままカリッと齧るのが、海老の旨さがダイレクトに感じられて良いですね。
小さな海老を噛むたび、プリッと身が潰れ、旨みが滲み出てきます。
この蝦捲、具を包み込むのに豚の横隔膜を使っているのだと。
揚げると横隔膜のラード分が溶けだし、全体を艶やかに仕上げ、脂の甘さが全体に染みわたるわけです。
次に「炸花枝丸」(NTD40)を。
烏賊のすり身を丸めて揚げた、要は「いか団子」です。
旨そうなきつね色に揚がった姿は、日本の練り物にも親いもの。
プリッとした強い歯ごたえ、身の甘さ、揚げ油由来と思われるラードの香り、そして胡椒を振りかけて食べるあたりに、ご当地らしさを感じますね。
そして、仕上げに頼んだのが「枸杞貢丸湯」(NTD40)、それに「綜合湯」(NTD40)も。
あっさりしたスープに香草をたっぷり浮かべる貢丸湯(コンワンタン)。
新竹名物とも言われますが、もう台湾全土、屋台などどこでも見かける国民食のような存在です。
豚肉を細かく挽いたつみれ団子で、身を噛むとブリッと強く結着しています。
綜合湯だと、蝦丸湯もふたつ入っていて、ふんわり柔らかな海老の団子も同時に味わうことができます。
惜しむらくは、台南では誰しも好むサバヒースープの「魚肚湯」を注文し忘れたこと・・・
何れかまた台南に出掛けることがあれば、このスープで朝食をとってみたいものだと思うわけです。
創業以来、長い時間をかけて看板メニューの蝦捲を磨き上げてきたこのお店。
単なる観光レストランと思ったら大間違いで、今や台南小吃を代表するお店のひとつとも言われるほど。
陳総統が国賓を招待したというほどの優良店でもあるわけです。
黙っていても大勢の観光客が集まって来るような立地で、内容に優れたレストランに巡り合うことはあまり期待できないものですが、台湾では、こういう立地にこそ、よく名店を見かけますし、値段もいたって良心的。
日本でもかくあって欲しいものですね。
なお、通りを挟んだ場所にはこぎれいな別館があって、土産物のドライフルーツなどを売っています。
その別館の二階では、ゆっくり座って通りの雑踏をのんびり眺めながら、マンゴーかき氷を食べていくことができます。
角切りマンゴーをたっぷり敷きつめた上に、淡雪のように細かく仕上げたマンゴーミルクのかき氷・・・・
エアコンの効いた室内で、歩き疲れた体をゆっくり休めることのできる、とっておきの穴場です。