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imosaさんの他のお店の口コミ
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| 店名 |
黄氏蝦仁肉圓
|
|---|---|
| ジャンル | 台湾料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+886) 62280568 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
台湾台南市中山路79巷2弄1号 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
| 個室 |
無 |
|---|---|
| 駐車場 |
無 |
| 利用シーン |
|
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| 備考 |
良い海老が入荷すれば開店、無ければ休み |
| 初投稿者 |
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台南駅から湯德章記念公園に向かって延びる中山路沿いから少し陰になって分かりづらい位置にある蝦仁肉圓の専門店なのですが、このお店が少々厄介で良い海老が仕入れられなければ開店しないというこだわりの店。
常識的なこだわりなら目をつむりますが、ネット情報ではこれまでで最大40日開店しなかったこともあるそうで、もうこうなると偏屈とすら言えそうです。
実際今回は1日目、2日目とも「嘸蝦賈」の札がシャッターに挟まれており、もうダメかと思った3度目の訪問にしてようやく開店に巡り会えました。
前出の茂雄蝦仁肉圓でも書きましたが、肉圓(バーワン:台湾語)は台湾中部の彰化でも有名な小吃ですが、彰化の肉圓はサツマイモの粉から皮を作り肉や竹の子を具にして揚げて作るのに対し、台南の肉圓は米粉で皮を作り肉や蝦を具にして蒸して作るという大きな違いがあります。
ここは台南にほど近い安平の海で獲れる火焼蝦という蝦を使うらしく、この蝦も年々獲れる量が減少傾向にあるようで今後もオープンするペースに変わりはないのかもしれません。
メニューは蝦仁肉圓の他には湯(スープ)2種類なので、実質食べものとしてはこれだけ。
その蝦仁肉圓も3つ入って40元という安さです。この値段にして良い火燒蝦が手に入らなければ開店しないというのだから、どうやって生活しているのか興味すら湧いてきます。もしくは完全に趣味としてこの蝦仁肉圓店を開いているのか。
キレイな形をした肉圓にはこれまたキレイなタレ。
トロミのあるタレは海老の殻などから出汁を取っているそうですが、キレイに濾しているのか海老のカスなどは浮いていません。
やや醤油の味を濃いめにしてコクを出したタレも特徴的。タレもお店の味の出しどころといった感じですね。
肉圓もトロットロでモッチモチの皮に包まれた海老と豚肉。
海老のプリッとした歯応えとそれを支える豚肉の旨みのコラボレーションの完成度は、やはりこだわるだけあるなと思わせるものがあります。
海老の質を語れるほどに海老に詳しくはないものの少量でも放つ香りや風味がキチンと楽しめるのはさすがでした。
具は意外と少量ではありますが、香菜も手伝って全体として絶妙なバランスを保っている芸術的な肉圓だと思います。
これでわずか40元というのはやはりボランティアでやっているとしか思えないような商売。
正直言うと台南では個人店が多いせいかボチボチ美味い店が多い印象でしたけど、ここは明らかに傑出したレベルでした。
この蝦仁肉圓なら例え通いつめても飽きることはないでしょう。
また台南にやってくる機会があれば是非ここは再訪してみたいお店です。