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毒を喰らわば皿まで
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タケマシュラン
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タケマシュランさんの他のお店の口コミ
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| 店名 |
Nahm
|
|---|---|
| ジャンル | タイ料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+66) 26253388 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
タイ27 South Sathorn Road Bangkok 10120, Thailand |
| 交通手段 |
Metropolitan Hotel内 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
¥10,000~¥14,999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
| 支払い方法 |
カード可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
| 個室 |
有 |
|---|---|
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
有 |
| 空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間 |
| ドリンク | ワインあり、カクテルあり |
|---|---|
| 料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる、ベジタリアンメニューあり |
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | ホテルのレストラン |
| ドレスコード | Please note our dress code is smart casual. Guests must refrain from wearing short pants, flip flops or slippers, and sandals or sleeveless shirts for men when dining at nahm. |
| ホームページ |
http://www.comohotels.com/metropolitanbangkok/japanese/restaurants-and-bar |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
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ナーン。World’s50BestRestaurantsof2017で28位、Asia's50BestRestaurantsで5位、今年発売のミシュランバンコク版の最有力候補です。
COMOというレストランのダイニングという位置づけであり、ホテル内部からも建物の外からもアクセスできます。気温さえ許せばテラス席が最高の雰囲気でしょう。
アラカルトメニューを手渡され、コースは無いのかと訊ねると、アラカルトメニューの各ジャンルから好きなものを選んでいくという、変則的プリフィックスコースでした。
ファーストバイトはパイナップルのスライスに味の濃い何かの塊がのった食べ物。料理下手な主婦の創作パーティ料理のようでイマイチ。
カナッペの盛り合わせが到着。スパイスとハーブの中に、カニ、エビ、魚、ホタテなどのを身をごちゃ混ぜにして生地で包むというのが基本的な構想。いずれも間違いなく美味しいのですが、味覚の方向性は全て同じに感じてしまいます。
スープはトムヤムクンを注文。これまでたべたトムヤムクンの中では極めて清澄な味わいであり、酸味が透き通るような優しさ。「うーん、それはちょっと創作的なトムヤムクンかもしれないなあ」と先輩。トムヤムクンにも色々あるようです。
グリーンマンゴーにグリルポークのサラダ。賑やかな味覚で実に旨い。清々しいほどのマンゴーの食感にコクのある豚肉。マイルドな辛さが食欲を刺激し、クセになる味わいです。
これはバナナだったっけなあ?もったりとした食感の揚げ物で、特に目立った味付けなどはなく印象に乏しい一品でした。
巨大なエビちゃん。中華系の甘辛い味わい。日本人の食べ慣れた味わいでしょう。チリチリのエシャロットとニンニクが風味に奥行きを持たせてくれます。本日一番のお皿であった。
こちらはエビとカニの身。ココナッツクリーム仕立てと聞いていたので甘く見ていたのですが、刺すような辛味に身悶えします。恐らく美味しいのでしょうが、ここまで辛いと舌がバカになってしまい何も判別することができない。
チキンカレー。店員に「辛いからコレはやめておけ」と説得されたのですが、「まあ、食べたいものを食べるのが一番じゃん?」と先輩から背中を押され勢いで注文。
地獄を見ました。身体中が火を拭くような辛さであり、吹き零れる汗をハンカチで都度拭っていたのですが、ついには絞れるんじゃないかと思えるほどのレベルです。これは料理ではなく暴力です。アルコールを飲んでも辛味が増幅されるだけであり、結果、水ばかりを飲む日本のオジサン3人。
グラニテ的な口直しにグリーンマンゴー。キラキラと輝くトッピングと共に食せばハイチュウ青リンゴ味のような食べ易い味覚が口の中に広がる、というわけではなく、どういうことかメチャクチャに辛い。店員に説明を求めると、このトッピングは砂糖と塩とチリだ、とニヤニヤいたずらっ子のように解説する。
毒を喰らわば皿まで。デザートは果敢にもドリアンを注文。覚悟はしていましたが、ここまで臭いとは思いませんでした。私だけならまだしも周りの客にまで迷惑をかけてしまい恐縮で凝縮してしまいそうです。
ドリアンはさておき、その下のもち米とソースも酷い。おはぎのようだと言えば聞こえが良いですが、ソースが練乳をさらに煮詰めたような濃度であり、頭が痛くなるほどの甘さです。
今回のバンコク滞在において、色んな意味で最も記憶に残ったレストランでした。お会計はひとりあたり12,000円とタイ料理としては破格の値付け。しかしお店の風格や雰囲気、サービスを考えれば妥当と言ったところ。World’s50BestRestaurantsを受賞するレストランは5万円超がザラということを考えると、中々リーズナブルな体験だと思います。
■写真付きのブログはコチラ→ http://www.takemachelin.com/2017/09/nahm.html