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やって来ました《mango tree surawong》
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「コノ店、ブクロにも在りますヨ。」
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SINGHA DRAFTでカンパ〜イ!
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ソムタム
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トムヤムクン
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クンプラー
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ホタテのなんちゃらかんちゃら
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ゲーン
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なんかマイルド
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ナンプラーとプリック(唐辛子)をお願いした
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♪トゥクトゥク〜!
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マイペンライ〜、ワタシシッテルミセ、スグソコネ〜!」
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ぬぬぅ、おのれ雲助め〜!だが侮れぬヤツ、ワシらの負けじゃ …
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とあるイカガワシイ通り
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ホント、イカガワシイ~!
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遊び疲れて
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ボートでご帰還
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「♪トゥクトゥク〜!」
唄うような掛け声で、派手な満艦飾のトゥクトゥクがやって来た。
短躯で浅黒い肌に《 AC/DC 》の黒Tシャツ、ゴールドアクセをチャラつかせた四十男の運ちゃんは、
満面の笑みを浮かべているが、狡猾そうな目は笑っていない。
( コイツ、典型的な雲助だな… )
バンコク来てるし50オヤジ。
夕闇深いルンピニ公園。
アテにしていた屋台村が休業な為、行先に困ったオヤジ共はドコ行くか相談してた。
普段は寡黙なオヤジ1号が「さっきシーロム駅の近くに賑わってる屋台が何件かありましたヨ。」って言い出した。
「オッそうなんか?んじゃソコ行ってみっか?」
って歩き出したら、件のトゥクトゥクがタイミングよく横付けされた。
どうやら、直ぐ後ろの路肩でオヤジ達の様子を窺っていたみたい。
こういう奴を見極めるのが得意な俺、チャライこいつのトゥクトゥク乗ったら、トラブルのは火を見るより明らかだゼ!
ココはスルーと思ったら、オヤジ2号がノコノコ乗り込んでやがる…
「オイ!こいつヤバイぞ!近いんだから歩こうゼ!」
「いゃあ、疲れちゃったから乗って行きましょうヨ〜。それにコノ人面白そうじゃないですか〜。」
既に汗ダルマのこいつは、すがるような眼差しで訴えかける。
「チッ、しょうがねーナ。後で絶対揉めるから、先に料金決めとこうゼ!」
行先を告げたら50バーツとのコト。
チョイ高めだけど、まぁ相場だナ。
コレは俺の見込み違いか?って、乗り込んだ。
件の運ちゃん、徐に運転席に吊るしたラジカセのスイッチON!
一時停止も、制限速度もありゃしない。
誰にも、俺は止められない。
車輪のように、転がり続けろ。
誰も、俺の邪魔はできないぜ。
ようサタン、ツケは払ったはずだろう …
俺は地獄へ、ハイウェイまっしぐら。
地獄へ、ハイウェイまっしぐら。
地獄へのハイウェイ。
俺は地獄へ、ハイウェイまっしぐら。
誰も、俺を止めんなよ!
大音量で流れる曲は《地獄のハイウェイ》!
やっぱ、こいつ大丈夫か〜?
ノリノリ運ちゃん、カタコト日本語と英語でナンダカンダと一気に畳み掛けてくる。
曰く
「オンナノコスキデショ〜?イイトコアルヨ〜!」
「オミヤゲカイニイキマショ〜!」
「ワタシシッテルレストランイキマショ〜!」
「バンコクガイドスルヨ〜!」
全て断わったんだけど、やっぱコイツ、まともな運ちゃんじゃねーナ。
でも、コノ営業力は、たいしたもんだゼ。
日本で飛び込み営業させたら、結構イイセン行くんじゃネ?
な〜んてコト思ってたら、いつの間にやら見知らぬ裏通りを走ってる。
とっくに着いていい筈なのに、コイツ何処行くき?
「マイペンライ〜、ワタシシッテルミセ、スグソコネ〜!」
オ〜!マイペンライじゃねーヨ!
コイツ油断も隙もねーナ!
「No〜!Go to the station ! No〜w !」
俺の大声に驚いた運ちゃんは、渋々駅に向かった。
大通りの繁華街で停車、シーロム駅は直ぐソコだとのコト。
会計係のオヤジ2号が料金を払う間、先に降りたオレ達はナビで位置確認していた。
料金を払い終えたオヤジ2号が合流したけど、なんだか浮かない顔してる。
「いゃあ、やっぱり悪い人でした〜。50バーツは50バーツなんだけど、3人だから150バーツだって … 」
一瞬、アタマに血が上った俺が背後を振り返れば、件のトゥクトゥクは走り去った後 …
「 … オマエ、それ黙って払ったんか?」
「で、でも、日本円で何百円のハナシだから、面倒だから払っちゃいました〜。」
「ソレはアカンだろー!オマエみたいなのが悪例残すから、日本人が舐められるんだヨ〜!
だいたいオマエは、昔からツメが甘いんだヨ〜!○▼□✖️△〜!」
って、オヤジ2号にお説教してたら、今度は位置確認していたオヤジ1号が言い出した。
「あの〜ココって、駅から滅茶苦茶遠いんですけど… 」
「エ〜ッ⁉︎」
呆然と顔を見合わせる三匹のオヤジ共の脳裡に、運ちゃんの高笑いが聞こえて来たのは気のせいか?
( ぬぬぅ、おのれ雲助め〜!だが侮れぬヤツ、ワシらの負けじゃ … )
「仕方ないから、駅に向かいながらヨサゲなトコあったら入ろうゼ … 」
雲助運ちゃんに完膚なきまで出し抜かれ、トボトボと歩き出したオヤジ共。
繁華街だから色々屋台あるんだけど、麺やら飯やら単品屋台が多くて、腰据えて呑み喰い出来そうもナイじゃん …
そんじゃあ、レストランか?
日本だったら、佇まいを見れば、旨い店を百発百中で嗅ぎ分ける俺の野生のカンも、ココではさっぱり役に立たないゼ!
バンコクの暑い夜を彷徨う、途方に暮れたオヤジ共…
そん時、大切なコトを思い出した俺。
( オォ〜!《食べログ》様が有ったじゃないの〜!)
早速検索すると、スグ近くに高評価の店が在るじゃん!
ってコトで、やって来ました《mango tree surawong》
雑然とした路地の向こうに佇む一軒家レストラン。
なんか賑わってるじゃん!
でも、どっかで聞いた店名だナ〜?って思ったら、
「コノ店、ブクロにも在りますヨ。」
池袋のヌシであるオヤジ1号が言い出した。
日本で多店舗展開してるらしい。
んじゃ、ココが本店ってワケ?
まぁ、三人共に日本で入ったコトないから行ってみっか。
んで、中に入ると、オォ〜!ほぼ満席じゃん!
なんか、周りで日本語と英語が聞こえてくる。
観光客や、現地駐在の日本人に人気があるみたい。
ガーデン席では民族舞踊踊ってるし、屋内席もフルオープンで気持ちヨサゲ。
ガーデンに面したオープン席に御案内〜。
早速、SINGHA DRAFTでカンパ〜イ!
瓶もイイけど、生もウメェ〜!
んでもって、色々頼んだゼ〜!
ソムタム・トムヤムクン・クン プラー・ゲーン etc
コノ店、雰囲気イイし、料理もオシャレで中々旨い。
でも、なんかソフィティスケィト( 舌噛みそう … )され過ぎて、タイ料理特有のスパイシーさに欠けるんじゃネ?
要するにガツンと来ない。
ウ〜ン、俺的にはチョイ物足りないゼ!ってコトで、ナンプラーとプリック(唐辛子)をお願いした。
( 因みに、ナンプラーって言っても中々通じない。正式には、ナンパァーと発音するみたいだヨ。)
でも、辛いの苦手な日本人にゃ、ちょうどヨイのかも〜?
どうなん?辛いの苦手なオヤジ1号?
「いゃあ、旨いんですけど、昨日の《ソーントーンポーチャナー 》の後じゃ、ちょっと物足りないですね〜。」
と言いつつ、俺が頼んだプリックに手を伸ばすオヤジ1号。
エッそうなん?
オマエ、こういうのがスキだったんじゃ…
どうやら、プリックの虜になりつつあるオヤジ1号だヨ〜。
確かに料理の素性はイイもんで、ナンプラーとプリックをチョイ足しするだけで、印象がガラリと変わる。
コノ店雰囲気イイし、衛生面でも心配ナイ。
料理はマイルドだけど、ソコソコ旨い。
プリミティブな屋台や、スパイシーな料理がちょっと苦手な日本人や欧米人に人気があるのは、なんか分かる気がするネ。
さて、コレからどうする?って相談してたら、オヤジ2号が言い出した。
「温泉っスね!」
ハァ〜?オマエなに言ってんの?って思ったら、
「近くのタニヤ通りに《有馬温泉》ってトコロが在るっス!前に来たときに行ったっス〜。
サウナとマッサージが超気持ちイイっス〜!」
なんか、バンコク駐在の日本人に人気のサウナみたい。
バンコク来てまでサウナかヨ!って思ったけど、
まぁ、汗かいて歩き疲れたから、ソレもイイかも〜。
それにしても《有馬温泉》って …
「こっちっス〜!」
自信満々のオヤジ2号の先導で、《有馬温泉》目指して出発だ!
でも、100mも歩かないうちに、なんだかコイツ逡巡しだした。
どうしたオヤジ2号?
「 分かんなくなっちゃいました … 」
エ〜ッ!もうかヨ〜!
そんなら、再度スマホナビの出番じゃねーか!
早速検索したら、タニヤ通りのイカガワシイ区域のど真ん中みたい。
歩くコト10分で到着と思いきや、見当たらナイ…
再検索すると、微妙に位置が変わってる。
再度歩くと、また違う。
オイ!どうなってんだスマホナビ!
タニヤのイカガワシイ通りを何度も往き来してると、イカガワシイ店に入るの躊躇うスケベ日本人と思われたのか、
ポン引き共に取り囲まれた。
「シャッチョ〜!ジョシコーセーイルヨ〜!」
「キレイナコイッパイネ〜!」
「スペシャルスケベサービススルヨ〜!」
執拗にプレゼンをかましてくるポン引き共の背後には、半裸に近い姿のオネーチャン達が、
成り行きを物憂げに見つめる包囲網。
確かにオネーチャン達キレイだけど、オッサンらお疲れやネン、ゴメンやデ〜。
って断ると、潮が引くようにポン引き共は去って行く。
最後に残ったのは、日本語が達者な壮年のポン引き。
コイツ中々商売熱心だナ。
「ニホンジンデショ?ナゼオンナノコカワナイ?オカシーヨ?」
いゃあ〜そう言われても…
「ワカッタ!オトコカ!オトコスキカ!ダイジョウブ!シスターボーイイルヨ〜!」
長年の命題が解けた学者のように、満面の笑みを浮かべた壮年のポン引きは、手を取らんばかりの勢いで、
オヤジ達をシスターボーイの店に誘わんとする。
「あんな、オッサンらホンマにホンマにお疲れやネン。ゴメンやデ〜堪忍ナ〜。」
額に汗をかきながら、真摯に訴える迷えるオヤジ共を見て、壮年のポン引きは、深い溜息と共にようやく諦めた。
「ソレジャ、マタコンドネ〜。」
って去りかけた壮年のポン引きは、二、三歩歩いて直ぐ踵を返した。
「アリマオンセンデショ?コッチダヨ〜。」
オ〜!すげ〜洞察力!
一瞬、オヤジ共は顔を見合わせたが、急いで壮年のポン引きの後に着いて行った。
ナンのコトはナイ、先程の場所より二本裏手の狭い路地。
狭いもんで、ナビにも記載されていない路地、こりゃ分からんよナ〜。
オ〜!ありがとうナ〜壮年のポン引き。
「ツカレタトキハ、オタガイサマネ〜。マタ、タニヤキテネ〜。」
って、去っていく壮年のポン引きの後姿には、慈愛の後光が差していた。
さすが《頰笑みの国》だナ~。
安楽の地に導かれた彷徨える日本オヤジ共は、壮年のポン引きの後姿に思わず合掌したゼ!
後記
《有馬温泉》で、オバチャンのマッサージを堪能したオヤジ共。
滅茶苦茶気持ち良かったヨ〜!
でも、壮年のポン引きも言ってたけど、タニヤでの日本人の評判って、どうなん?
ご同輩、あまり無茶したらアカンヨ〜。
よろしかったら、コチラもどうぞ。
AC/DC - Highway to Hell
https://youtu.be/gEPmA3USJdI?list=RDgEPmA3USJdI