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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
Simpson`s in-the-Strand
|
|---|---|
| ジャンル | ヨーロッパ料理 |
|
予約・ お問い合わせ |
(+44) 02078369112 |
| 予約可否 | |
| 住所 |
イギリス100 Strand London WC2R 0EW |
| 交通手段 |
Charing Cross駅より徒歩５分 |
| 営業時間 | |
| 予算（口コミ集計） |
￥8,000～￥9,999
※訪問時点の為替レート換算での金額になります。 利用金額分布を見る |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
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|---|---|
| 初投稿者 |
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この店は「ルールズ（rules）」と並ぶロンドンの有名老舗レストランであると同時に、「サボイホテル」が運営する格調高い名店である。
私が初めてこの店を訪れたのは、大学時代に短期ステイしていたホストファミリーのご主人がこの店に連れてきてくれた35年ほど前の事。
最初は「こんな高そうな店に・・・」と思ったけど、メインの「ローストビーフ」がおかわり自由だったので、当時底なし胃袋の私に対してはむしろコスパの良い店だったかもしれない。
私はこの店の「ローストビーフ」がとても好きだ。
しかも、めったに行かないが、行くたびに肉の質はどんどん進化しているように思われる。
そして、グレービーソースの美味しさは変わらずに旨い。
安定の味だ。
でも、この店で「ローストビーフ」以上に好きなのが「ロブスタースープ」。
武骨なまでに濃厚な海老の風味は、食後は「もう当分海老はいらない」と思うぐらい。
いつもの通り「ロブスタースープ」をいただいて、いよいよローストビーフ。
「熟成スコットランド牛のローストビーフ」。
塊のままトレイに乗ってやってきて我々の目の前でカットされる。
ほとんどの場合わがままは聞いてもらえる。
私はお替りする気満々なので、１枚目はやや薄めにカットしでもらう。
前菜のつもりでソースをかけずにホースラディッシュ（西洋わさび）とともにさっぱりといただく。
２枚目は焼き目の多いところを厚切りで。
ソースをたっぷりかけてヨークシャープディングとともに食べる。
でも正直、昔は楽勝だったお替りも最近は本当に苦しくなってきた。
ロンドンで老舗のローストビーフといえば、冒頭にも書いたようにもう一軒「ルールズ」というレストランがある。
歴史的には「ルールズ」の方が古いし、レストランの格調も「ルールズ」の方が高いかもしれない。
「ローストビーフ」に関して言えば、私は好みの問題だと思う。
焼き方はハード目だがさっぱりとした臭みのない肉の「ルールズ」に対して、ゆっくりと焼かれてやわらかいが肉らしいコクが強い「シンプソンズ」。
例えがよくないが、食感や風味が「ヒレ」と「ロース」のような違いかもしれない。
また「ルールズ」は「ローストビーフ」よりも、今は「ゲイム（ジビエ）」料理が有名だ。
一方「シンプソンズ」は「ローストビーフ」ばかりが有名だが、「ドーバーソール」などの魚料理や「子羊」などの肉料理も総じておいしい。
前述の「ロブスタースープ」も「シンプソンズ」の方が好きだ。
ということで、元々「ジビエ」には好き嫌いの多い私は「シンプソンズ」を好む。
でも「シンプソンズ」の良さはその料理よりも、雰囲気やサービスの良さにある。
ゴージャスな内装の包まれた店内はまるで宮殿のよう。
ざっくばらんでありながらもメリハリの利いたそのサービスは執事のようである。
ドレスコードもあり、総じて客層も年齢が高く、中にはひげの先を丸めた老紳士でも居そうな感じだ。
ロンドンでは、他の高級レストランやホテルなどでは階級社会などの名残りで、日本人は嫌な思いをすることがあるとよく聞くが、私の感覚でいえば、その多くは、我々の所作にも原因があると思う。
「シンプソンズ」のようなきちんとした施設では、我々がきちんとした身なりや所作をしていれば、自ずと英国紳士になったようなサービスを受けられる。
むしろ、ロンドンの場合は高級店以外のところで差別を感じることが多いと思うが・・・。
「サボイホテル」と「シンプソンズ」は英国ではしっかりとしたサービスをしている。
そして何よりこの店は高くない。
メインの「ローストビーフ」が「お替り自由」であることを踏まえても、比較的安価に豪華な雰囲気とおいしい料理をいただける貴重なレストランだと思う。
ロンドンを訪れるなら一度は行くべきレストランでしょう。