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市場のそばにある、「鼻から尻尾まで」レストラン
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kasuganomichi
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| 店名 |
St. JOHN Bar and Restaurant Smithfield
|
|---|---|
| ジャンル | ヨーロッパ料理、バー |
|
予約・ お問い合わせ |
(+44) 02072510848 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
イギリス26 St. John Street,London,EC1M 4AY |
| 交通手段 |
地下鉄Circle線, Metropolitan線およびHammersmith and City線のFarringdonまたはBarbican駅から徒歩5分。ただしFarringdon駅は週末よく閉鎖されるので注意。 |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算(口コミ集計) |
|
| 支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、AMEX) 電子マネー不可 |
| 貸切 |
可 |
|---|---|
| 禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
|---|
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| ロケーション | 一軒家レストラン |
| ホームページ | |
| オープン日 |
1994年10月 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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私の尊敬するアンソニー・ボーデインが尊敬してやまない、ファーガス・ヘンダーソン。ロンドンにおける「セントジョン」グループのオーナーであり、『鼻から尻尾まで』という名作の料理本の著者です。ボーデインの番組でここを知って、ぜひとも訪れたいと思い、ロンドン旅行の際に突入、しかし予約でいっぱい。そこで、バーコーナーでおつまみをいただきながら、ついでに予約。幸い長期の滞在だったので、取れました。
二人で6時半に入店。開放的なバーコーナーもなかなか素敵でしたが、店内はまた格別。白を基調とした内装はよけいな装飾が一切排され、落ち着いたなかに背筋がピンとなる雰囲気。古い燻製場を改装したもののようです。
1度満席で断られたときと同じ黒人のマネジャーがテーブルに案内してくれます。
Roast Bone Marrow & Parsley Salad
骨髄とパセリのサラダ。これです。ボーデイン氏激賞のこれが食いたかった。トーストに丁寧に焼いた目玉焼き。これを崩して、掘り出した骨髄と一緒にいただく。うおお、うまい。まさに至福の瞬間です。
Crispy Pig's Cheek & Dandelion
豚頬肉とタンポポ
これも実によくできております。頬肉は煮込むものと思っていましたが、軽くあぶってぱりぱりした食感を出しています。
Roast Lamb, Borlotti Beans & Anchovy
ラム肉ロースト、インゲン豆とアンチョビ
Poached Rabbit, Vegetables & Aioli
ウサギのポシェ、野菜とアイオリソース
骨髄の前菜に比べると、少し感激度が低くなりますが、十分においしい。ロンドンにいて、しかも英国料理でこのような質のものがいただけるとは、正直思いませんでした。
以来、今までに4回おじゃましております(ランチ1回、ディナー3回)。訪問を重ねるたび、このレストランが好きになってきています。
この店の料理長のクリスさんは、もう15年もSt Johnで働くベテラン。(ついでに、彼のもとで某タイヤ系ガイドブックの星も一つ取りました。)
特徴1 ロンドン最大の食肉市場、スミスフィールド(これ、非常に珍しい通りの名前でもあります。Roadでも、Avenueでも、Laneでもなく、一語でSmithfield)のすぐ近く*。したがって、肉が上質で新鮮そのもの。
*香港にもこれにならった通りの名前があり「士美菲路」という中国語訳になっている。小柳淳 香港ストリート物語 TOKIMEKIパブリッシング 2012年 110頁。
特徴2 いろいろな部位を食材に用いる、伝統的なイギリス流の豚を中心とした肉料理の調理法を復活させ、実践しています。ボーデインは、「ヘンダーソンは、知らず知らずのうちに、何世代ものシェフたちに、少し前だと考えられないようなやり方で自分の心の赴くままに料理するように導いた。彼がやっていることのおかげで、他の人々が、彼がやるまで考えもつかなかったような、メニュー構成や材料選択の方法をひらめかせることができる。そして誰もが、これを一体どこのどいつが始めたのかを知りもしない」Anthony Bourdain, Medium Raw, HarperCollins 2010, p.144 (拙訳) と評しています。料理の世界には縁のない私ですら、これは相当に革新的な試みだな、と感じることができました。
特徴3 ワイン。イギリスって、かつて長年にわたり、フランスのワイン生産地ボルドーの周辺を軍事支配していた歴史があり、その伝統で、質の高いボルドーをいまだに買占め、そしてそれらを「クラレット」と呼びならわし、愛飲しております。イギリス人が味音痴というのは、これを見る限りちょっと留保が必要かもしれません。そして、こちらのハウスワインがST JOHN CLARET Maison Sichel, Bordeaux
今では£8.84しますが(それでも安い)、最初に訪問したときはたしか7ポンド台だった記憶が。
私の野望は、10人集めて予約すると、From Nose to Tail Feasting Menuなるスペシャルコース、メインは仔豚の丸焼きがいただけるのです。うーむ、ロンドンで10人かあ、難しいけど、一度やってみたい。